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2020年度

・8月22日~30日 第16回安房・平和のための美術展でウガンダ支援活動の展示(枇杷倶楽部ギャラリー)

・10月 「ウガンダコーヒー月間」キャンペーン展開 26店舗協賛
コーヒー月間では、ウガンダの安房南洋裁学校のハンドメイド商品の試験販売を行う。
色鮮やかなアフリカ布や動物を模ったアクセサリーが好評。

・10月18日 トークイベント「ウガンダはどんなところ?」で活動報告 @鋸南エアルポルト

*通年、協力店舗によるウガンダ支援コーヒーの提供・販売。募金活動。

*コロナ禍のため、支援バザーは中止。

★ウガンダコーヒーによる支援金、安房・平和のための美術展の支援金、ハンドメイド商品の売上、募金を合わせて、1,200ドル(通常の支援金+ハンドメイド商品仕入れ代金)をウガンダに駐在する日本人を介して手渡していただきました。

コーヒー月間2021

10月ウガンダコーヒー月間キャンペーンの御礼と報告

このたびは、ウガンダ支援金付きコーヒーキャンペーンにご協力いただき、ありがとうございました。自然栽培されたウガンダコーヒーを通じて、支援の輪を広げる寄付付きキャンペーンは、今年で4回目を迎え、今回は安房地域の25の店舗が協賛してくださいました。

多くの方の購入や愛飲により、ウガンダコーヒーの流通による支援金60,600円寄付30,614円が寄せられました。これらはバザーの売上やご寄付と合わせて、支援先・ウガンダ意識向上協会(スチュアート・センパラ代表)に送らせていただきます。

ウガンダでは、新型コロナウイルス感染症の影響で、子どもたちの生活や教育環境は厳しい状況が続いています。とくに、食べ物や生活に必要なものを充分に得ることができない住民が多い北部グルのメデ村では、定期的に緊急食糧配給を行っています。エイズなどの病気で体の弱い方も、少しずつ体調の安定に向かっているそうです。

今回の支援金は、食糧支援をはじめ、現地の安房南洋裁学校の運営や子どもたちの教育・生活支援のほか、さまざまな緊急支援にも使われることとなりますので、改めて御礼とご報告を申し上げます。

なお、NPOフォーラムでは通年にわたり、オンラインショップ「館山まるごと博物館」から申込・購入ができます。

これからも末永く安房とウガンダの友情が継続しますよう、引き続きご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

10月はウガンダコーヒーを飲みましょう。

10月1日は国際コーヒーの日/10月9日はウガンダ独立記念日
… 1杯のコーヒーが、ウガンダの子どもたちの支援へ役立てられます …

新型コロナウイルス感染症の拡大により、心配の絶えない日々が続いています。安房の高校生から始まって27年にわたり交流を育んできたウガンダでは、ロックダウンがくり返されるとともに、医療体制の脆弱さから感染への危機が懸念され、子どもたちの教育や生活環境に大きな打撃を与えています。

心と体にやさしいウガンダコーヒーを通じて、支援の輪を広げる寄付つきキャンペーンを今年も企画し、25店舗が協賛しています。安房地域にも癒しのひとときを提供できれば幸いです。ぜひ、ご愛飲ください。

⇒ 通信販売は オンラインショップ「館山まるごと博物館」で取扱中!

チラシPDF

〔館山市〕
館山焙煎工房 カフェポラリスブロワ珈琲焙煎所茶房はたやま
Tea & Sweets ロジェ・ルージュ / 城山公園 里見茶屋 / TRAYCLE Market & Coffee
茶房カフェ・ノワールあぢまぁ家 再活家具&カフェパン工房ばんぱん
モンフルニエ富崎ベーカリー田中惣一商店館山中村屋 館山駅前店
館山中村屋 バイパス店カフェ&ガーデンMANDIオークラ
館山まるごと博物館ショップ (NPO法人安房文化遺産フォーラム)

〔南房総市〕
道の駅とみうら枇杷倶楽部ギャラリー&スペースMOMO
ホテル&リゾーツ南房総 樹の香スープのよろづや花(花の谷クリニック) /
ギャラリー&ショップ 海猫堂安房暮らしの研究所ファロ

〔鴨川市〕
珈琲生豆焙煎 カモガワ珈琲

【お知らせ】アフリカンプリントを使った雑貨が届きました!

ウガンダの安房南洋裁学校(Awa-Minami Tailoring School)では、
子どもたちが洋裁を学び、小物づくりをしています。

卒業生が製作したバッグやエプロンなど、
色鮮やかなアフリカンプリントを使った雑貨が届きました!

今後チャリティ販売を予定しています。

【房日寄稿】201125*ウガンダコーヒー月間のお礼とご報告

房日新聞寄稿(珈琲キャンペーン御礼と報告)(2020.11.25)

このたびは、ウガンダ支援金付きコーヒーキャンペーンにご協賛いただき、ありがとうございました。3回目を迎えた今年、ウガンダコーヒーを楽しみにご来店くださるお客様がいらっしゃったなど、嬉しいお声も聞かれ、コーヒーの魅力とともに、コーヒーによる支援の輪が広がっています。皆様のご尽力で、「10月はウガンダコーヒー」のキャンペーンが安房地域に浸透しつつあることを感じております。

おかげさまで、ウガンダコーヒーの流通による支援金74,100円寄付19,312円が寄せられました。これらは今夏に開催された「安房・平和のための美術展」のチャリティ基金と合わせて、ウガンダ意識向上協会に送らせていただきます。

新型コロナウイルス感染症の危機に伴い、人びとの生活環境はますます厳しくなっているようです。現地の安房南洋裁学校の運営や子どもたちの教育・生活支援のほか、さまざまな緊急支援にも使われることとなりますので、改めて御礼とご報告を申し上げます。

★CUFI代表 スチュアート・センパラ「ご挨拶と感謝の言葉.pdf
★NPO安房文化遺産フォーラム代表 愛沢伸雄「キャンペーンのお礼と報告.pdf

また、キャンペーン期間中、安房南洋裁学校の生徒たちが作った小物入れやエプロンをはじめ、牛の角を素材にした動物ストラップ等を、数店舗で試験的に販売しました。色鮮やかなアフリカ布や小物のかわいさなどが好評を得たため、追加で仕入れを検討しています。入荷次第、通信販売サイト「館山まるごと博物館ショップ」等で販売予定です。お取り扱いを希望される場合にはご相談いただければ幸いです。

これからも末永く安房とウガンダの友情が継続しますよう、引き続きご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症の収束と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

「ウガンダコーヒー月間」キャンペーン2020

2019年訪問

◎ 私立安房西高校JRC部顧問 髙野清孝教諭
2019年8月17日~25日、
認定NPO法人テラ・ルネッサンス主催のウガンダ・スタディーツアーに参加。
滞在中に、支援先ウガンダ意識向上協会のセンパラ代表とも面会。


髙野教諭(安房西高)ウガンダ視察
6日まで 館山病院で報告展示

房日新聞(2019.10.3付)


館山市の安房西高校JRC部顧問の髙野清孝教諭(54)が8月、アフリカ・ウガンダを訪問したことを受け、企画展「戦争で傷ついたウガンダの人びとの笑顔と暮らし展」が、同市の館山病院ギャラリーで開かれている。内戦でたたかわされてきた元子ども兵の社会復帰施設などを視察した様子を報告している。6日まで。

1980年代から20年 以上続いたウガンダ内戦では、兵士の8割が子ども兵で、孤児も増えたとされる。

旧安房南高から始まった 安房地域のウガンダ支援活動は、安房高JRC部を経て、 現在は安房西高JRC部に 引き継がれ、活動歴は計25年。企画展は、高校生と共同でウガンダ支援に取り組むNPO法人安房文化遺産フォーラムが主催している。

髙野教諭は8月に9日間、元子ども兵の社会復帰支援 活動をおこなっている現地のNPOのスタディーツアーに参加。心に傷を負いながら、 自立に向けて洋裁や大工などの職業訓練を受ける、現在は30~40代の元子ども兵たちと交流した。また、支援活動が縁で現地に設立された職業訓練校「安房南洋裁学校」も視察した。

元子ども兵の話を直接聞いた髙野教諭は「先の見えない苦しい現状の中でも、夢を持ち熱く語る姿が印象的だった。夢を持つことの大切さを生徒たちに伝えていきたい」と話していた。企画展では、視察の内容やこれまでの支援について写真などで紹介している。

また、ウガンダのコーヒーを飲むことにより支援の輪を広げるキャンペーン「ウガンダコーヒー月間」も10月の 1か月間開催する。安房地域の25店舗が協賛。今年は安房 地域の台風被害が甚大だったことから、売り上げの一部が安房の復興支援とウガンダの支援に充てられるという。

2018年訪問

2018.8.10~8.20

日にち 予定 8/15 水 ブフンボ農園視察
8/11 土 センパラ代表と合流 8/16 木 メデ村訪問
8/12 日 安房南洋裁学校
CUFIメンバーとミーティング
8/17 金 マチソンフォールズ国立公園散策
8/13 月 キタリア小学校訪問
コーヒー農家等視察
8/18 土 カンパラへ移動
8/14 火 ウガンダ事務所訪問
カウム農場訪問
8/19 日 帰国

 

ウガンダ訪問記(上)

PDF : 房日新聞 1208.09.14,15

NPO法人安房文化遺産フォーラム理事 河辺智美

ウガンダは、「アフリカの真珠」といわれるほど美しく自然豊かな国ですが、今なお多くの子どもたちが貧しい状況にあります。旧安房南高校から始まったウガンダ支援活動は、安房高校JRC部を経て、現在は安房西高校JRC部に引き継がれ、24年目を迎えました。

NPO法人安房文化遺産フォーラムとNGOウガンダ意識向上協会(CUFI)が交流の窓口となり、かにた婦人の村や安房・平和の美術展、館山病院健康友の会など多様な市民ネットワークの応援を得ながら、信頼と友情を育んできました。

昨年は、活動の足となる車両が故障したため、クラウドファンディングや新聞などを通じて募金を呼びかけ、約130万円の緊急支援を贈ることができました。多くの方たちの温かい励ましに後押しされ、私たちNPOの3名(鈴木正博・愛沢香苗・河辺智美)は、8月10日から20日までウガンダを訪問してきました。昨年多くの皆さんの支援金により購入したトヨタハイエースの中古車で、ウガンダ国内を約1500キロ走行し、CUFIの活動状況などを視察しました。

*CUFIの組織と活動

「遠い日本からウガンダの子どもたちのことを思い続け、私たちの活動に理解と協力を示してくださり、ありがとうございます。各プロジェクトがうまく進展するよう、メンバーとともにベストを尽くしています」

CUFI代表のスチュアート・センパラさんは、そう述べて、私たちを歓迎してくださいました。

CUFIでは、人びとが希望をもって心豊かに生きられるように、子供たちに教育を与え、コミュニティをサポートしています。センパラさんの息子ソロモンさんを含むスタッフ7人が、生計を立てる仕事に従事しながら、ボランティア活動に力を注いでいます。

その活動分野は、大きく分けて4つあります。「安房南洋裁学校」での裁縫指導、「キタリア小学校」での教育・給食支援、「カウム・トレーニングセンター」での農業指導、「メデ村」での教育・コミュニティ自立支援などに取り組んでいます。安房から送る支援金は、年度ごとに優先順位を決め活動に有効活用されています。

*安房南洋裁学校の職業訓練

安房からの継続的な支援により、若者の自立を目ざして、安房南と命名された洋裁学校が2001年に設立されています。旧安房南高校で使用されていたミシンをはじめ、教室には机や椅子、トイレなどの環境は整っていますが、現在の生徒数は6名で、電力の不安定など課題が多く、十分に機能しているとは言い難い状況です。

今後は、ビーズを使ったアクセサリーやポシェット、麻袋を利用したカバンなどを作り、日本の安房の皆さんにも喜んでもらえるように、完成度を高めていきたいとのことです。

*キタリア小学校は歓迎の歌とダンス

首都カンパラの近郊にあるキタリア小学校では、ヤギや鶏の飼育、野菜の栽培などをCUFIが指導しています。自給自足で給食が毎日提供されるようになり、子どもたちは調理に必要な薪をもって毎朝登校しています。こうした取り組みは、学校に通う動機づけにもなり、集中力や学力向上につながっているといいます。

ここでは、子どもたちが歌とダンスで大歓迎してくれました。6年生は、「私たちはあなたたちのことを忘れない」というテーマの歌で、とても感動しました。

*メデ村のコミュニティづくり

北部のグル県は、約10年前まで武力紛争により大きな被害を受けていました。なかでもメデ村は、舗装されていない赤土のデコボコ道をひたすら北上したところにあり、茅葺屋根で赤い土壁の丸い家が点在しています。

今でも孤児や出稼ぎで親が不在の家庭が多く、村びとたちがみんなで子どもたちの世話をしています。CUFIでは、定期的に必要な生活物資を届けるとともに、村と学校間の送迎や授業料の支援を続けています。

将来に向け、自生するシアの樹から採取するシアバターの製品化や、色合い豊かな手作りバスケットのクラフト製品などで、経済的な自立を目ざしているとのことです。コミュニティづくりの原点を学ばせていただきました。

 

ウガンダ訪問記(下)

コーヒーベルトと呼ばれる赤道直下に位置し、標高が高く昼夜の温度差が大きいウガンダでは、良質なコーヒー豆を栽培することができ、アフリカ第二位の生産量を誇っています。

館山で珈琲焙煎工房カフェポラリスを営なむ鈴木正博さんから、ウガンダ産コーヒー豆をフェアトレードで取り扱い、継続的な支援につなげられないだろうかと提案があり、今回のウガンダ訪問が実現しました。

フェアトレードとは、中間搾取をなくし、開発途上国の生産者から公平な価格で商品を購買し、経済的自立を支援する国際協力の方法です。新しい支援のかたちとして広がる可能性が期待できます。そこで私たちは、CUFIの活動とともにコーヒー農園を視察してきました。

*持続可能な農業実践

スチュアート・センパラさんは、1994年に日本の栃木県にあるアジア学院に留学し、有機農業の技術を学びました。カウム・トレーニングセンターでは、日本の学びを活かして、環境に負荷をかけない農業を周辺地域の人びとにも指導しています。それは次々世代までも農地を残していくことにもつながります。 ここではマトケやパパイヤ、キャッサバなど様々な農産物が混在して生産されていました。

畑の一部では、ロブスタ種のコーヒーを栽培していました。ウガンダ産コーヒーは、アラビカ種とロブスタ種の2種類があります。ロブスタ種は成長も早く病害に強いのですが、安価でインスタントコーヒーなどに用いられています。一方、アラビカ種は病害に弱く栽培が難しいけれど、風味豊かな高品質なレギュラーコーヒーの原料として人気があります。CUFIでも将来は、アラビカ種の栽培を試みたいと考えています。

*コーヒー農園の視察

今回、ウガンダ産コーヒーのフェアトレードを先行している日本企業の紹介で、東部ムバレ県の農園を視察しました。ここでは希少なアラビカ種を扱い、農薬に頼らない自然栽培にこだわり、有機栽培やフェアトレードの国際認証を受けていました。

小規模農家が集まって1つのグループを作り、生産された豆を集めて、海外に輸出しています。自分たちの生活を豊かにしていこうというビジョンを持ち、常にコーヒーの品質維持に努めています。

*ウガンダコーヒー月間キャンペーン

ウガンダコーヒーは風味豊かで、自然にも体にもやさしいといわれています。その魅力を広く知っていただきたいと思い、10月を「ウガンダコーヒー月間」と位置づけて、各店舗でウガンダコーヒーの提供やコーヒー豆の販売をおこなうキャンペーンを展開することとしました。10月1日は「国際コーヒーの日」であり、9日は「ウガンダ独立記念日」にあたります。これを記念し、視察した農園のアラビカ種を仕入れて、美味しいウガンダコーヒーを味わっていただきます。

安房地域内の喫茶店などに協力を呼びかけたところ、約20店舗の皆さんが快く賛同してくださいました。地球の裏側の生産者と私たち愛飲者がつながることを通じて、市民交流が深まり、貧しい子どもたちが笑顔で学校に通い続けられるよう、ささやかな力添えになれば幸いです。

これに先立ち、館山病院ギャラリーでは、9月16日から10月7日まで、ウガンダの美しい大自然と活動成果を紹介した写真展を開催します。最終日は、館山病院感謝祭でウガンダ支援バザーをおこない、コーヒーも販売します。ぜひご来場ください。

*コミュニティトレードを目ざして

約10日間の視察では、まだ眠っている資源、これからもっと伸びようとしている芽があちこちで見られました。支援活動とは、裕福な側から貧困な側へ一方的に手を差し伸べるものではありません。むしろ、心豊かに暮らす彼らから学び得るものがたくさんあります。それは、地域に根ざした活動であり、家族のように支えあうコミュニティの姿でした。

近年では、フェアトレードからさらに幅広い「コミュニティトレード」が注目されています。コミュニティトレードとは、環境破壊、地域の過疎化・高齢化、後継者難、伝統的な文化や技術喪失といった多様な地域課題を解決するために、地域の人たちと一緒に事業化していく経済活動のことです。

今後、安房地域とウガンダの両地域の活性化に役立つ商品とその流通、知恵や意見の交流・交換を通じて、コミュニティづくりにつながる国際交流を展開していきたいと願っています。

2011年訪問

2011.9.22~9.29

日にち 予定
9/22 木 センパラ代表と合流 9/26 月 かにた教育センター②
9/23 金 安房南洋裁学校
キタリア小学校
9/27 火 カンパラのスラム
9/24 土 カウム農場 9/28 水 ウガンダアジア学院卒業生と合流
9/25 日 かにた教育センター① 9/29 木 帰国