「戦争遺跡」を後世に
館山のNPOがツアーガイド
調査や保護活動、草刈りも
お知らせ
NHK「みみより!解説」
戦後80年どう残す?身近な戦争遺跡
初回放送日:2025年8月6日
かつての軍事施設や空襲被害の痕跡などを「戦争遺跡」と呼びます。体験者から当時の話を聞く機会が少なくなる中、各地の戦争遺跡をどう残し、未来に活かすのか考えます。
■戦争遺跡を“地域の遺産”に
文化遺産生かす取り組み視察
歴史教育者らがNPOの案内で戦跡など巡る 館山
歴史教育に関わる教員、一般市民などで組織する「歴史教育者協議会」のメンバーらが4日、館山市を訪問。「NPO法人安房文化遺産フォーラム」の案内で市内の戦跡、文化財などを巡り、多様な文化遺産を歴史教育やまちづくりに生かす取り組みを視察した。
2、3日に東京都内で開催された、歴史教育者協議会東京大会の現地見学会として企画された館山ツアーで、北海道から沖縄県までの同協議会の会員ら15人が訪れた。
- 「館山まるごと博物館~戦跡と東アジア交流を学ぶ~」と題したツアーで、一行は赤山地下壕跡、掩体壕といった戦跡、かにた婦人の村にある慰安婦証言を受けて建てられた「噫従軍慰安婦」の碑、江戸時代初期の建立でハングル旧字体などの4カ国の文字が刻まれた大巌院の「四面石塔」などを巡った。
館山市が管理、一般公開し、NPOなどによるガイドも行われている赤山地下壕跡では、実際に同NPOメンバーの案内を受けながら、壕内を見学。地下壕の軍事的な役割などについての解説に耳を傾けながら、カメラで写真撮影するなど熱心に視察をしていた。
ツアーに参加した同大会委員長の平井敦子さん(63)は「市民と行政の連携によって、この戦跡を多くの人に伝えようという取り組みがされていて、素晴らしい。家族連れでも気軽に見学に訪れることができる貴重な場」と感想を話していた。
芽吹くサイカチに励まし、励まされ
台風で倒れ6年、今年も緑の葉
館山の住民ら「天然記念物に再指定を」
千葉県の館山市図書館(同市北条)に近い十字路の塀際に、1本の古木がある。「六軒町のサイカチの木」と呼ばれ、樹高約8メートルで元禄地震(1703年)の折には住民がよじ登って津波から救われたという逸話が残る。2019年の房総半島台風で倒れたが、翌20年春には緑の若葉をつけ、命をつないでいることが分かった。芽吹きは続き、今年も「生きてる」姿を見せている。(山本哲正) 続きを読む »»
明治時代に南房総から米国西海岸に渡ったアワビ漁師について、米国の研究者とオンラインで語り合う催しが、館山市の「ギャラリー&カフェ船形倉庫」であった。
~生命を生み出す母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます~
第67回千葉県母親大会
-第31回安房地域母親大会 共催―
2025年11月9日(日)9:50~15:30
会場:南総文化ホール
協力会員券 1,000円(学生無料)
予約 ⇒ Peatix 続きを読む »»
◆ モントレー・アワビフェスティバル
◇ オンライン日米交流
~ 太平洋をわたった房総アワビ漁師移民~
2025年7月23日(水)9:00~10:00
会場:ギャラリー&カフェ船形倉庫(館山市船形1422-6)
参加費500円(飲物付)<要予約> 続きを読む »»
2025年7月25日(金) 8:50 集合:渚の駅たてやま
9:00出発 ~ 北下台(ぼっけだい) ~ 城山公園(芝生広場で昼食・交流)14:00解散
▷ 参加費500円
▷ 持ち物:弁当・飲物
渚の駅と城山公園の間にある「北下台(ぼっけだい)」は、明治時代に館山で最初の公園として整備され、高ノ島・沖ノ島を眺望する景勝地として好まれました。
安全航海を祈る琴平神社、「正木灯台」跡、近代水産業のパイオニア・関沢明清の顕彰碑、遭難救助の碑をはじめ、中世の武士や僧侶の墓だった「やぐら」など、たくさんの歴史文化遺産を見て回ることができます。
近代彫刻の祖である長沼守敬は、引退後に館山で暮らし、関東大震災で亡くなった知人の供養レリーフを製作しました。城山公園の近くにはキリスト教墓地もあり、安房地域の布教と医療に貢献したコルバン医師夫妻も眠っています。
- 正木燈跡
- 関沢明清の顕彰碑
- 関沢明清の顕彰碑
- 関沢明清の顕彰碑
- 順天丸の遭難供養碑
- 板東丸の遭難供養碑
- 金毘羅神社の灯篭
- 関東大震災の供養碑(長沼守敬)
- 医療伝道コルバン医師夫妻の墓