【休館のお知らせ】

2019年9月の台風被害に続き、新型コロナウィルスの感染拡大防止のために休館しており、6月より見学再開の予定でいましたが、首都圏の第二波感染の広がりに伴い、当面は開館を見合わせることとなりました。小谷家は老夫婦もいる個人住宅ですので、何卒ご理解いただけますようよろしくお願い申し上げます。

青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅

1904(明治37)年夏、22歳の青年画家・青木繁は画友の坂本繁二郎・森田恒友・福田たねとともに房州布良(千葉県館山市富崎地区)の漁師頭(「帝国水難救済会布良救難所看守長」との役職もあった)小谷喜録宅に滞在し、名画≪海の幸≫を描きました。大海原に照りつける熱い陽射し、マグロ延縄漁で活気づいた漁村の風景のなかで描かれたこの絵は、西洋画として日本で最初の重要文化財となりました。

小谷家住宅は、明治20年代の漁村を代表する建造物として評価が高く、2009(平成21)年秋、館山市有形文化財に指定されました。

美術界の聖地として、小谷家住宅を後世に残すため、全国の美術関係者の皆さんNPO法人青木繁「海の幸」会(大村智理事長)とともに5,000万円近い基金を集め、2年の修復工事を経て。平成28(2016)年4月29日に青木繁「海の幸」記念館として公開が始まりました。

さらに、館山市には「ふるさと納税」のなかで「小谷家住宅の保存・活用基金」を指定できる制度があります。ご支援いただける際にはどうぞご利用ください。

■利用案内

【所在地】 〒294-0234千葉県館山市布良1256
【開館日】 毎週土・日曜 (お盆時期・年末年始を除く)
【開館時間】 4~9月 10:00~16:00/10~3月 10:00~15:00
【入館料(維持協力金)】 一般200円 小中高100円
* 友の会会員 入館無料 (年会費2,000円)

※ 平日の見学希望は、10名以上の団体を事前予約で承ります。
10名未満の場合は2,000円でお願いいたします。

‥⇒交通アクセスはこちら
‥⇒団体見学申請書はこちら

◎ガイドをご希望の場合は、

青木繁ゆかりの漁村ウォーキングや戦争遺跡・八犬伝ゆかりの里見氏史跡など
ご希望に応じて有料ガイドを承ります。
‥⇒NPO法人安房文化遺産フォーラムにご相談ください。

■維持運営のために、友の会会員を募集しています。

* 入金先 *
青木繁「海の幸」記念館
郵便振替口座 00150-6-616201
・友の会2,000円
・法人:賛助会費10,000円

青木繁記念碑

布良・阿由戸の浜には、四角いアーチ型の石柱が立っています。これは、28歳で逝去した青木繁の没後50年を記念して、1962(昭和37)年の館山ユースホステル開業に伴い、当時の田村利男館山市長をはじめ坂本繁二郎、辻永ら画壇の著名人らが発起人に名を連ね、熱心な募金活動によって建立された《海の幸》記念碑です。設計は、ル・コルビジュなどの欧米の現代建築を日本に紹介した東京大学の生田勉教授でした。

ときが流れ、ユースホステルが廃業となった1998(平成10)年、国有地に立つ記念碑は撤去命令を受けましたが、富崎地区コミュニティ委員会や地元区長らの強い熱意により、記念碑はまもられました。

記念碑の正面には伊豆大島、左に利島、新島、式根島、神津島、三宅島…、右方面には伊豆半島、富士山…を見渡すことができます。

地元の館山市立富崎小学校では、日本を代表する絵画≪海の幸≫を誕生させた漁村の誇りを、「3つの〝あ〟の学習~①青木繁②安房節(舟歌)③アジの開き」として実践しましたが、2012(平成24)年春に統廃合のため休校となってしまいました。未来の子どもたちに夢と希望をつなごうと、「青木繁≪海の幸≫誕生の家と記念碑を保存する会」では、「3つの〝あ〟のまちづくり」を実践しています。

布良という聖地

ブロンズ『刻画・海の幸』

―河正雄コレクション― 「刻画・海の幸」

この作品は1904年、千葉県館山市で制作された青木繁(1882年‐1911年)の代表作『海の幸』を2004年原寸大の彫刻にしたブロンズレリーフである。作者は、長野県上田市出身の船田正廣(1938年生)。

この作品は、韓国のソウル秀林アートセンター・光州市立美術館分館河正雄美術館・霊岩郡立河正雄美術館、そして、日本の千葉県館山市「小谷家住宅」・福岡県久留米市の青木繁旧居に、日韓の美術友好交流の架け橋として、韓国財団法人秀林文化財団の寄贈により、戦後70年日韓国交正常化50周年記念として各施設に設置されている。

 

2016年3月13日(除幕式にて=左より秀林文化財団理事長の河正雄氏、ノーベル賞受賞の大村智氏、彫刻家の船田正廣氏)