メディア報道

【房日】220930_ウガンダ支援で10月にコーヒー月間

(房日新聞 2022.9.30付)

ウガンダの子どもたちを支援する「ウガンダコーヒー月間」が、今年も10月1日から始まる。飲んだり、購入したりすることで支援につながる寄付付きのキャンペーンで、安房地域の26店舗と習志野市の1団体が参加している。

かつて内戦が繰り返されたウガンダでは、今なお貧困で苦しむ子どもや女性が少なくない。新型コロナウイルスの拡大によってロックダウンが繰り返され、子どもたちの教育や生活環境にも大きな影響が出ているという。

安房地域では、高校生、市民らが28年にわたってウガンダの子どもたちを支援する活動を続けており、キャンペーンもその一環。NPO法人安房文化遺産フォーラムが地域のコーヒー店に呼び掛けけ、2018年に始まった。

ウガンダのコーヒーを、適正な価格で継続的に購入するフェアトレードで流通させ、支援の輪を広げようという取り組みで、売り上げの一部は寄付される仕組みとなっている。

喫茶や豆、粉の購入、焙煎(ばいせん)などは参加店舗によって、異なる。詳しくは各店舗まで。詳細はウガンダ支援交流サイト=QRコード=で。

また、関連イベントして、「コロナ禍のウガンダと支援交流のあゆみ展」が8~10日の3日間、南総文化ホールギャラリーで開催される。

キャンペーンの問い合わせは、NPO法人安房文化遺産フォーラム(0470―22―8271)へ。

安房の参加店舗は次のとおり。⇒ 詳細はコチラ

▽館山焙煎工房カフェポラリス(館山市北条)
▽ブロワ珈琲焙煎所(同市宮城)
▽珈琲生豆焙煎カモガワ珈琲(鴨川市横渚)
▽茶房はたやま(館山市北条)
▽カフェ&ガーデンMANDI(同)
▽ギャラリー&カフェ船形倉庫(同市船形)
▽スープのよろずや花(花の谷クリニック、南房総市千倉町白子)
▽Tea&Sweetsロジェ・ルージュ(館山市八幡)
▽TRAYCLE Market&Coffee(同市館山)
▽茶房カフェ・ノワール(同市北条)
▽あぢまぁ家再活(リサイクル)家具&カフェ(同)
▽ボードゲームカフェPLAY!(同)
▽パン工房ばんぱん(同市小原)
▽道の駅とみうら枇杷倶楽部(南房総市富浦町青木)
▽ホテル&リゾーツ南房総樹の香(同町多田良)
▽ギャラリー&スペースMOMO(同市岩糸)
▽モンフルニエ(館山市北条)
▽田中惣一商店(同市湊)
▽館山中村屋館山駅前店(同市北条)
▽同バイパス店(同)
▽富崎ベーカリー(同市相浜)
▽オークラPachinko&Slot(同市正木)
▽ギャラリー&ショップ海猫堂(南房総市千倉町千田)
▽安房暮らしの研究所(同市千倉町平磯)
▽ファロPachinko&Slot(同市白浜町白浜)
▽館山まるごと博物館ショップ(通信販売)

【房日】220924_安房母親大会~前川喜平氏が講演

 

房日新聞 2022.9.24付

10月10日に安房母親大会
前川喜平氏が講演 館山

第28回安房地域母親大会が10月10日、南総文化ホール小ホールを会場に開催される。「教育の今、子どもの未来を考えよう!」をテーマに、元文部科学事務次官で現代教育行政研究会代表の前川喜平氏の講演の他、トークセッションなどが予定されている。入場無料で資料代500円。定員200人。予約優先で来場を呼び掛けている。

コロナ禍も3年目を迎え、休校やオンライン授業で子どもたちを取り巻く教育環境も大きく変化する中、子どもたちの置かれている現状を知り、子どもたちの未来に向けて私たちができることは何かを考える機会にしようという。

講演する前川氏は、2017年に文科省を退官し、現在は現代教育行政研究会代表を務めるとともに、自主夜間中学のスタッフとして活動。主な著書に「コロナ期の学校と教育政策」「日本の教育、どうしてこうなった?総点検・閉塞30年の教育政策」などがある。

大会は2部制で午後1時半~4時。1部では前川氏の講演、2部では千葉大学附属小学校の中谷佳子氏による教育現場の報告、2人のトークセッションが予定されている。

申し込みは、専用フォームか実行委員会の山口さん(090―5434―1535)か関さん(090―5762―5956)へ。

 

 

(房日新聞 寄稿 2022.9.24付)

安房地域母親大会へのお誘い
教育の今、子どもの未来を考えよう!

実行委員長 小林道子

「生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」をスローガンに、10月10日、第28回安房地域母親大会を開催いたします。

コロナ禍3年目となり、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わりました。大人の働き方も変わり、仕事が減ったり、リモート会議が増えたり、家にいることが多くなるなど、家庭の様子も変わりました。

学校生活では、休校やオンライン授業など、今までにない状況が起きました。パソコンやゲームの時間が増える一方、友達との会話や遊びも制限されるなど、子ども時代に必要な経験が少なくなり、社会性の発達不全も危惧されています。

さらに連日、ウクライナ戦禍の報道で、尊い人命や暮らしが失われている映像を見せられ、大人も子どもも心を痛めて、強い不安を抱いています。今こそ、私たち大人が平和についてしっかりと考えることが求められているのではないでしょうか。

本大会では、元文部科学事務次官の前川喜平さんをお迎えし、「教育の今、子どもの未来を考えよう!」というテーマで講演して頂きます。前川さんは、宮城県教育委員会行政課長やユネスコ常駐代表部一等書記官をはじめ、文部科学審議官などを歴任されました。最近では、旧統一協会の名称変更に関する問題について国会で証言するなど、憲法遵守の官僚の矜持を貫いています。

現在は「現代教育行政研究会」の代表であり、自主夜間中学のスタッフとしても活動しています。著書には『コロナ期の学校と教育政策』『これからの日本、これからの教育』などがあり、精力的な執筆活動に取り組んでいます。

幕間には、房州弁で日本国憲法を親しみやすく伝えるコーナーもあります。第二部では、教育現場の実情について、千葉大学教育学部附属小学校教諭の中谷佳子さんから、コロナ禍の苦労や工夫などをご報告いただきます。その後、会場からの質問を踏まえて、前川さんと中谷さんのトークセッションも予定しています。

母親大会の原点には、「子ども達に、より良い未来を手渡したい」という願いがあります。子どもたちが生き生きと学習したり遊んだりする経験から、「またあした!」と友達と言い合えるような日常を取り戻すために、私たちのできることは何かを、ともに考えていきたいと思います。

10月10日の1時半より南総文化ホールで開催します。参加費無料ですが、資料代500円の協力をお願いいたします。老若男女だれでも参加できますが、感染対策のため、で事前申込制とします。すでに残席はわずかですので、お断りする場合もあることをご了承ください。

申込は、電話090-5434-1535山口、090-5762-5956関まで。

 

 

【朝日】220814_天声人語(特攻艇「震洋」)

77年前の太平洋戦争末期、日本軍は本気で本土決戦に備えていた。その一端を見せてくれる遺跡が千葉県館山市の海水浴場の近くにある。特攻艇「震洋」が発信するはずだったスロープである。遠浅の海に突き出たコンクリートの台は、教えられなければ見過ごしてしまいそうだ。
震洋は木製のモーターボートに爆薬を乗せた「兵器」で、敵艦に向かい、乗組員ごと自爆する。「近隣のまちでも船大工たちが造っていたといいます」と、NPO安房文化遺産フォーラムの池田恵美子さんが教えてくれた。

6隻の震洋がここに配備されたのは1945年8月13日。すぐに爆薬を積み、いつでも出て行けるようにした。そんな特攻艇や人間魚雷、特攻機などの出撃地が日本の各地にあった。

岡本喜八監督の映画「日本の一番長い日」は戦争末期、降伏か、本土決戦かで揺れる首脳部を描いている。ある幕僚が徹底抗戦を主張する場面がある。「あと2千万の特攻を出せば、日本は必ず勝てます。男子の半分を特攻に出す覚悟で戦えば」

狂気にしか思えないが、それに近いことが考えられていたのだろう。爆弾を抱えて走り、戦車の下に潜りこんで自爆する。そんな訓練も各地でなされていた。竹やりで戦えというのも特攻と何も変わらない。

出撃が死を意味する特攻は、異常な戦闘行為である。しかしそれは、もしかしたら戦争の本質をグロテスクに示しているだけなのかもしれない。強制的に国民の命を差し出させるという戦争の本質を。

 

【房日】220610_横浜の中学生が館山で平和学習

房日新聞2022.6.10付

横浜市の荏田南中学校2年生214人が、館山市に平和学習のため来訪。NPO法人安房文化遺産フォーラムの講話を聞き、赤山地下壕(ごう)跡などを見学した。

本来は1年生時の昨年6月に計画されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2度延期。まん延防止等重点措置の解除を受けて実現した。

生徒らは、事前に映像で安房地域の戦争遺跡などについて学んだ上で、5月17、18日の2日間の日程で来訪。初日は、同フォーラム共同代表の池田恵美子さんの平和講話に耳を傾け、2日目は同フォーラムスタッフのガイドで赤山地下壕跡、掩体壕(えんたいごう)を見学し、平和への思いを深めた。

同校学年主任の山口大輔教諭は「2016年に社会科教員研修で来訪し、ぜひ生徒たちにも体験させたいと思ってから6年目でようやく実現した。生徒たちも平和への理解を深め、良い機会になった」と話している。

27、28日には、1年生200人も訪れることとなっているという。

⇒ 平和学習ツアーガイドの詳細はコチラ

 

【東京新聞】220601_渡米アワビ漁師の旧宅で手紙発見

南房総から米カリフォルニア州へ
明治期に太平洋渡ったアワビ食文化

「乾鮑」技術が橋渡し
千葉・南房総市の旧宅で手紙発見

小谷源之助・仲治郎兄弟
米国の漁に器械式潜水具導入

(東京新聞2022.6.1付)WEB印刷用PDF

 千葉県南房総市の旧宅のふすまの下張りから、明治期の房総半島から米カリフォルニア州にアワビの食文化を伝えた背景を示す手紙類が多数見つかり、調査が進んでいる。なぜ南房総から米国に伝わったのか。その背景には、中華料理の三大食材の一つで、中国への輸出品だった乾鮑かんぽう(干しアワビ)にかかわる高い加工技術などがあったようだ。(山本哲正)
 手紙類は数年前、現・南房総市白浜町出身の小谷仲治郎(1872~1943年)宅の解体を機に見つかった。仲治郎は兄・源之助(1867~1930年)とともにカリフォルニア州に渡り、アワビ漁にヘルメット型の器械式潜水具を導入して成功。アワビステーキやアワビ缶詰など米国の食文化に影響を及ぼしたとされる。
 2019年2月、市民団体「房総アワビ移民研究所」(南房総市)と、NPO法人「安房文化遺産フォーラム」(館山市)が本格調査を開始。「手紙はちぎられて不要な紙とともに何層も張り合わせられていた。どうつながるか、パズルのようだった」(同研究所の粕谷智美さん)という作業を経て復元した約530点の解読を進めてきた。
 その中に、仲治郎の父で海産物問屋「金澤屋」を営んでいた小谷清三郎が妻に宛てた手紙があった。自作の乾鮑が横浜の中国人貿易商から「塩かげんと言へかたちといへ申分なし」と評価された、とある。ここから、高い加工技術があったことがうかがえる。実際、清三郎の商品は1883年の国内水産博覧会で表彰されていた。
 清三郎らは新潟県佐渡島や秋田県など各地で、アワビに関わる仕事や技術指導にも取り組んでいた。「源之輔(助)君にも佐土(渡)地において大勝利」「単独にして遠征を試みるの勇気あるすら、実に感激之至」。清三郎の知人から送られた手紙は、源之助の活躍ぶりをたたえていた。

 当時の農商務省水産調査所のアワビ研究に、小谷家が協力したことを示す手紙もあった。このころカリフォルニアに入植した日本人が現地で大量のアワビを見つけ、同省に漁の専門家の派遣を頼み、仲治郎らが渡米を促されたとされる。同フォーラムなどはこれらの手紙から「小谷兄弟が選ばれた背景に、アワビ漁を通じた深い関係や、加工技術と水産知識に対する信頼があった」とみている。

 今回の調査に着手して間もない19年9月、台風15号が房総半島を直撃し、史料を保管していた事務所が全壊。紙質や筆跡で分類していた手紙類が水没し、散逸する不運に見舞われた。回収後、かびなどを防ぐため冷凍保管したことなどから、調査を再開できたのは20年4月だった。
 このほど中間まとめにこぎ着け、今年2月には米国の歴史学者や小谷兄弟の子孫らへの報告会をオンラインで開いた。同フォーラム共同代表の池田恵美子さんは「まだ分からないことも多いが、一歩進んだ。引き続き調査していきたい」と話している。
【房日】220529_海軍落下傘部隊の慰霊祭で関係者が祈りささげる

海軍落下傘部隊の慰霊祭で関係者が祈りささげる

(房日新聞2022.5.29付)WEB  ⇒

館山市の安房神社で27日、海軍落下傘部隊慰霊祭が執り行われた。関係者の家族ら約10人が参加し、祖国に尽くした英霊に祈りをささげた。

海軍落下傘部隊は日本軍初の落下傘部隊。太平洋戦争開戦前の昭和16年9月、横須賀鎮守府第一特別陸戦隊、同三特別陸戦隊の精鋭約1500人が作戦実行を前に、館山海軍航空基地に集結。約2か月にわたり館山上空で降下訓練を行ったとされる。

隊員らは、12月に台湾・嘉義にて最終調整を行い、南洋の島々に降下し戦った。

終戦後、48年11月に元隊員らが戦地や訓練中に命を落とした仲間を弔うため、同神社に慰霊碑を建立。以後、海軍記念日(すでに廃止)に当たる5月27日に毎年、慰霊祭を執り行っている。

慰霊祭では、宮司による神事が行われ、その後、関係者らが玉串をささげた。

父親が元隊員で、平成21年から慰霊祭に参列しているという兵庫県の町田珠実さん(61)は「今年で落下傘部隊降下作戦から80年となる節目に参列できてうれしい。高齢化などで年々、参列者は減っているが悲劇が風化しないよう、語り継いでいきたい」と思いを話した。

【エコレポ013】日韓友情の証(1)-大巌院のハングル「四面石塔」-
連載コラム「館山まるごと博物館」013 (2022.5.24)
リンクはこちら
(EICネット「エコナビ」一般財団法人環境イノベーション情報機構)

‥⇒シリーズ一覧【館山まるごと博物館】

013「日韓友情の証(1)-大巌院のハングル「四面石塔」-
012「東京養育院安房分院と館山病院の転地療養 -渋沢栄一ゆかりの館山の人びと-
011「館山の空を飛んだ落下傘兵・秋山巌
010「青木繁『海の幸』誕生の漁村・布良」
009「明治期に渡米した房総アワビ漁師の古文書調査」
008「百年前の東京湾台風とパンデミック」
007「女学校の魅力的な木造校舎を未来に」 -旧安房南高校の文化財建築-
006「令和元年房総半島台風の災禍」
005「ピースツーリズム(2)-本土決戦と「平和の文化」-」
004「海とアートの学校まるごと美術館」
003「『南総里見八犬伝』と房総の戦国大名里見氏」
002「ピースツーリズム(1)-巨大な戦争遺跡・赤山地下壕-」
001「24年にわたるウガンダと安房の友情の絆」

220405*読売_ギャラリー&カフェ船形倉庫

南房総の美 ギャラリーに
館山の石造倉庫 改装、3姉妹 父の夢実現

 

(読売新聞2022.4.5付)⇒ 印刷用PDF

南房総の自然を描き続け、2019年に亡くなった洋画家の溝口七生(かずお)さんのギャラリーが娘33人の手で館山市船形に整備され、9日にオープンする。房州石の石造倉庫を改装し、誰もが立ち寄れるようにするため、カフェも併設した。長女の佐生かおりさん(57)は「ギャラリーは父の夢。大久の人に作品を見てもらいたい」と話している。

(中略)施設名はギャラリー&カフェ「船形倉庫」。金曜日~日曜日の3日間午前10時から午後5時30分までが営業時間。入場無料。

【房日】220128_アワビ漁師渡米の背景など紹介 南房総

アワビ漁師渡米の背景など紹介 南房総で31日まで

(房日新聞 2022.1.28付)‥⇒印刷用PDF

太平洋を渡った房総アワビ漁師と渡米前の資料調査&絵画展」が、南房総市岩糸のギャラリーMOMOで始まった。近年見つかった古文書の解読から、明らかになりつつあるアワビ事業の背景が、パネルや写真を通して解説されている。31日まで。

南房総市市民提案型チャレンジ事業に採択された房総アワビ移民研究所と、NPO法人安房文化遺産フォーラムの共催。

アワビ事業は、明治期に旧白浜町根本出身の小谷源之助、仲治郎兄弟がカリフォルニアに渡米し、モントレー湾で器械式潜水のアワビ漁に成功。同郷のハリウッド俳優、早川雪洲も兄がアワビ漁に参加していたことなど、海を越えた壮大なストーリーで知られる。

平成30年、仲治郎が帰国後に住んだ旧千倉町千田の旧宅から、同団体らが古文書数百枚を発見。31年から内容の調査を開始するが、保管していた建物が令和元年房総半島台風で全壊に。その後、関係者の尽力で約500枚の書簡などの復旧や解読が完了したという。

今回は、解読から新たに分かった実家の海産物問屋「金澤屋」の事業や兄弟に施した教育、明治期の水産業などを紹介。パネル13枚と、倉田白羊、故・溝口七生氏などゆかりの画家の作品4点、写真資料、機械式潜水具のヘルメットなどが展示されている。

同NPOの粕谷智美さんは、「これまで活躍した人々に注目されていたが、渡米の背景となる漁業者らの姿が明らかになりつつある。ぜひ多くの人にご覧いただきたい」と来場を呼び掛けている。

時間は、正午から午後4時まで。火、水、木曜日は休廊。問い合わせは、ギャラリーMOMO(0470―28―4621)へ。