テーマ:地震隆起がつくった館山
語り手:上田明夫 (元しんぶん赤旗 記者)
2024.4.14.(日)13:30~16:00
菜の花ホール(館山市北条1735)
参加費:会員200円・非会員500円(お茶菓子付)
2024年は元旦早々から能登半島地震に伴う津波や火災で、甚大な被害となりました。房総半島と対峙する位置にある能登半島は、地形や条件が似ておりその震災は他人事ではありません。
逆さ地図を見ると、日本列島の頂点に位置する館山は、房総沖に3つのプレートが沈み込む影響を受けて、隆起は国内最速と言われます。海岸段丘・河岸段丘・断層などを見ることができます。
日時:2024年2月11日(日)13:00~17:00
会場:島根大学松江キャンパス
主催:島根大学法文学部山陰研究センター
【基調講演】
戦争遺跡のポテンシャル―その可能性の広がり―
~文化財保存活用地域計画のおすすめ~
安藤 広道 氏(慶應義塾大学文学部・教授)
【事例報告①】
旧海軍大社基地遺跡群の考古学的調査とその意義
岩本 崇氏(島根大学法文学部・准教授)
【事例報告②】
鶉野飛行場跡(旧姫路海軍航空隊)の整備と活用
~拠点施設「soraかさい」と「鶉野フィールドミュージアム」~
森 幸三 氏(加西市役所 観光課「soraかさい」・学芸員)
【事例報告③】
宇佐海軍航空隊跡保存整備のあゆみ
~宇佐市平和ミュージアム(仮称)基本構想~
~宇佐市戦争遺構めぐりVR~
弘中 正芳 氏(宇佐市教育委員会 社会教育課・副主幹)
【事例報告④】
集客施設としての戦争遺跡-錦町の取り組み
~ひみつ基地ミュージアム 開館~
平本 真子 氏(錦町立人吉海軍航空基地資料館・副館長)
【ディスカッション】
⇒ 詳細 https://www.src.shimane-u.ac.jp/docs/2023122000022/
⇒印刷用PDF
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連載コラム「館山まるごと博物館」012 (2022.1.18)
東京養育院安房分院と館山病院の転地療養 -渋沢栄一ゆかりの館山の人びと-
‥⇒リンクはこちら
(EICネット「エコナビ」一般財団法人環境イノベーション情報機構)
‥⇒シリーズ一覧【館山まるごと博物館】
012「東京養育院安房分院と館山病院の転地療養 -渋沢栄一ゆかりの館山の人びと-
011「館山の空を飛んだ落下傘兵・秋山巌
010「青木繁『海の幸』誕生の漁村・布良」
009「明治期に渡米した房総アワビ漁師の古文書調査」
008「百年前の東京湾台風とパンデミック」
007「女学校の魅力的な木造校舎を未来に」 -旧安房南高校の文化財建築-
006「令和元年房総半島台風の災禍」
005「ピースツーリズム(2)-本土決戦と「平和の文化」-」
004「海とアートの学校まるごと美術館」
003「『南総里見八犬伝』と房総の戦国大名里見氏」
002「ピースツーリズム(1)-巨大な戦争遺跡・赤山地下壕-」
001「24年にわたるウガンダと安房の友情の絆」
【日時】2021年8月6日(金)9:00~15:00
【会場】館山市コミュニティセンター
・展示ホール=パネル展示「原爆と人間」
・第1集会室=「原爆の絵」35点ほかDVD4種
※広島市立基町高校の生徒と被爆者の共同制作による「原爆の絵」をスライドで紹介します。
※NPO法人安房文化遺産フォーラムの「館山の戦争遺跡と平和学習」パネルも展示します。
…⇒ 印刷用チラシPDF
…⇒ 房日新聞記事
戦跡ガイドに参加して
(房日新聞:展望台2021.7.20)…⇒印刷用PDF210720房日展望台(戦跡ガイド)
42年ぶりに故郷の館山にUターンしたが、あまり地元のことを知らない自身を自覚する。NPO法人安房文化遺産フォーラムが主催する戦跡ガイド講座があると聞き、早速参加した。参加者は15人。市外から3人、館山への移住者が4人、高校生2人の他、小学生2人も。
座学から始まる。館山市内には47もの戦跡があるという。うち公開されているのは赤山地下壕だけだそうだ。ここだけが市の所有地。昭和30年代から約40年の間キノコ研究者が住み、利用していたため、保存状態が良好だった。
講義は戦跡に限ることなく地形の成り立ち、戦争に至るまでの歴史など多岐にわたる。とても覚えきれない。2度目の参加者もいる。
1時間半の講義の後、地下壕に入る。この日気温は30度近く、湿度は52%。壕の中に入るとひんやりする。ガイドが身に着けている寒暖計を見ると19度を指している。湿度は72%。内部は非常にきれいで想像していたより広い。すぐにでも住めそうだ。資料が残っていないため、この壕がつくられた年代についてさまざまな説がある。館山市教育委員会の看板によると、終戦が差し迫った1944年以降だとされている。壕内は、金網を張った上にモルタルが塗られている箇所があり、大部分は丁寧な素掘りである。果たして終戦間際の混乱時期に、こんなに丁寧な作業ができるものなのだろうか。「赤山は真珠湾攻撃前から掘り始められた」。赤山の近くで生まれ育った元館山市教育長の高橋博夫氏の証言も残る。
壕の壁にはうねるような地層とともに、断層もいくつか確認できる。地学的な見どころもふんだんにある。
館山市およびその周辺に多く残る城跡。遺産群として保存し、歴史から学ぶ「平和・交流・共生」のまちづくりを進められたら、と講師は語る。「移住してきて6年。館山のことをまだまだ知らない中で非常にためになる経験をした」と参加者は話す。
赤山は標高が60メートル。城山同様、赤山も整備して歴史を感じる散策コースにしたらどうだろう。頂上からの眺めはさぞかし良いことだろう。「しろ」と「あか」。面白そうだ。
青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅
先代当主夫人の小谷トシさんが、
94歳の天寿を全うし
令和3年5月25日午後4時5分永眠しました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
・通夜=5月30日(日)18:00~ 龍樹院
・出棺=5月31日(月)11:30
・火葬=5月31日(月)13:00~ 安房聖苑
・告別式=5月31日(月)15:00~ 龍樹院
「ゆく年くる年」で布良崎神社を中継
(房日新聞2019.12.25付)
全国各地の年越しの様子を生中継で伝えるNHK番組「ゆく年くる年」の中継地に、館山市富崎地区の布良崎神社が選ばれた。同神社は駐車場が少ないことからくるまでの参詣の際は、混雑を避けるための協力を求めている。
64回目を迎える毎年恒例の番組。今回は相次ぐ台風の被害から時代や地域の絆を「つなぐ」ことをテーマとしており、台風15号で甚大な被害を受けた同神社が全国11か所の中継地の一つに選ばれた。
31日午後11時45分から1日午前0時15分までの番組で、生放送のため内容が変更になる場合がある。
布良崎神社神輿修復委員会の青木薫さん(72)は、「復旧までの道のりは長いですが、全国の人に知ってもらう大変貴重な機会。ぜひ、多くの人に参詣いただきたいですが、車でお越しの際は駐車場の協力をお願いします」と混雑への注意を呼び掛けている。
元旦の初詣は、安房自然村が臨時駐車場として開放される。神社では、例年同様にお汁粉やお神酒の振る舞いがある他、拝殿や神輿の修復のための寄付を募るという。問い合わせは、青木さん(090-2524-1681)へ。
このたび、NPO法人安房文化遺産フォーラム代表の愛沢伸雄が、
千葉県文化財保護協会より、長年にわたる文化財保護の功労を表彰されました。
【功労の内容】 本年1月、館山市所在の戦国大名里見氏「稲村城跡」が国史跡に指定され、保護・活用の環境が整った。稲村城跡については、市道路建設計画が具体化し破壊直前の状況にあったが、愛沢氏は「里見氏稲村城跡を保存する会」を立ち上げ、氏が世話人代表となって保存運動を展開、存在の意義や文化財的歴史的な価値観・重要性を強く訴えてきた。「保存する会」は会員数100余名、城跡内の定期的な草刈りをはじめ、展示会・ガイドブックの作成、案内板の作成、現地案内や学習会、冊子の刊行、周辺重要城跡の見学会等々、16年の長期に亙り様々な活動を行ってきた。こうした活動は内外の賛同を得、行政も請願を採択、国史跡指定への原動力となった。これまで「館山市稲村城跡調査検討委員会」委員をつとめ、本年より「館山市稲村城跡保存・管理計画策定委員会」委員の委嘱を受け、市民代表として保存・整備計画に取り組んでいる。また、教員在職中から安房地域における戦争遺跡の調査・研究をすすめ、このうち赤山地下壕が館山市の史跡指定を受けるなど、氏の文化財保護に尽瘁した功績は極めて顕著である。
【御礼挨拶】 御礼挨拶:H24千葉県文化財保護功労賞
2012年8月5日
~赤山地下壕・紙芝居「八犬伝」 & まちなかウォーク~
◆赤山地下壕ガイドサービス
館山市を代表する戦争遺跡です。だれが、いつ、
何のために、どうやって、掘ったのでしょうか。
これを、どんな風に使っていたのでしょうか。
戦争のとき、館山はどうだったのでしょう。
そのころの子どもたちは、どうしていたのでしょう。
終戦の日も近いので、みんなで平和を考えましょう。
*集合=9:30~11:30
*受付=豊津ホール(宮城バス停1分)
*入壕料=おとな200円・小中高100円
*ガイド料=無料サービス
◆紙芝居八犬伝&まちなかウォーク
*集合=14:30
*受付=銀座振興組合ビル休憩所(千葉銀行館山支店の向かい)
*参加費=おとな200円・小中高100円 *駐車場=中央公園(市立図書館となり)
*行程=紙芝居「里見八犬伝」~まちなかウォーク・歴史文化の再発見
~銀座ふれあいまつり ◎参加者にはオマケで金券200円のサービスがつきます。
◎紙芝居 『里見八犬伝』
安房をおさめた戦国大名・里見氏をモデルにして、伏姫と愛犬・八房と、8人のイケメン侍が登場する物語です。映画、歌舞伎、人形劇などで人気があり、ドラマではジャニーズの滝沢秀明が主演をつとめました。日本一長い小説ですが、15分でわかる紙芝居を楽しみましょう。
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◎北条まちなかウォーク
大正8(1919)年に鉄道が敷かれ、駅前ににぎやかな商店街がひらけました。東京の政治家や企業人、大学生などの保養地や水泳訓練の地として人気のまちでした。関東大震災や元禄地震の被害も大きく、階段状に隆起した痕跡や復興の歴史もみられます。図書館に近いサイカチの木は、津波のとき登った人が助かったという言い伝えがあり、いざという時に葉が食用・トゲが解毒剤・実が洗剤となるそうです。足もとを再発見しましょう!
.銀座ふれあいまつり
銀座商店街振興組合主催の納涼まつりで、自由参加です。八犬伝紙芝居・まちなかウォーク参加者には、金券200円のオマケがつきます。
*時間=16:00~20:30
*会場:太田整形外科の