青木繁《海の幸》フォーラムへのお誘い
青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会 会長 嶋田博信
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今年は、画家・青木繁の没後100年にあたり、春から福岡の石橋美術館・京都国立近代美術館に続き、現在、東京のブリヂストン美術館で、大回顧展が開催されています。重要文化財の《海の幸》が、明治37年に房州布良村で描かれたことから、美術界において布良は聖地といわれているそうです。『芸術新潮』7月号で60頁にわたる特集やNHK「日曜美術館」をはじめ、多くのメディアで特番が報道される中、28歳で亡くなった青木繁の人生で最も充実した時期として、必ず布良が紹介されています。
青木が布良から親友に宛てた4枚の絵手紙を見ると、この地を絶賛し、あふれるほどの魚の種類が列挙され、その感動が伝わってきます。その当時の布良は、たいへん栄えた漁港として賑わっていましたが、今では水産業の衰退に伴い、深刻なほど少子高齢化が進んでしまいました。このことを憂慮した私たち富崎地区(布良・相浜)の役員は、地域の誇りを子どもたちに伝えることを目的として、平成20年に本会を発足しました。
《海の幸》誕生の家とは、青木が滞在した「小谷家住宅」のことで、館山市有形文化財に指定されていますが、今なお当主が暮らす個人住宅であり、維持修理の負担が困難な状態です。また、《海の幸》記念碑は没後50年に、当時の田村利男市長や嶋田繁市議らが発起人となって、一流画家の皆さんが募金を出し合って建てられたものです。
現在、女子美術大学の名誉理事長・大村智先生を代表として美術関係者の皆様が、「小谷家住宅」の保存を目ざしてNPO法人青木繁「海の幸」会を発足し、修理費の募金活動をすすめられています。先の東日本大震災でも屋根瓦が一部ずれたのですが、支援を受けて緊急修理をすることができました。将来、募金による本格修理が完了したときには、未来の子どもたちにのこす館山遺産、「青木繁《海の幸》記念館(仮称)」として一般公開してもよいと、小谷家当主は考えておられます。
私たちの一番の希望は、小さな漁村の元気を取り戻すことです。富崎地区は、元禄地震や関東大震災で津波被害を受けており、今回の震災も他人事ではありません。日本を代表する画家と芸術作品の力を借りて、集落の絆と支え合う地域力を強めたいと願っています。
このたび、館山市教育委員会の策定により、文化庁の「文化遺産を活かした観光振興と地域活性化事業」に選定され、本会では「青木繁没後100年記念事業」を実施することになりました。第一弾として、8月27日2時より南総文化ホール小ホールにて、「青木繁《海の幸》フォーラム」を開催します。
第一部の美術講演では「布良という聖地〜《海の幸》が生まれた地」と題して、ブリヂストン美術館の貝塚健学芸員と、NPO法人青木繁「海の幸」会の吉岡友次郎事務局長にお話いただきます。第二部の井戸端会議では、青木のひ孫にあたる石橋鉄也さんをお迎えし、地元から小谷福哲さん、山口栄彦さん、島田吉廣さん、鈴木聰明さん、池田恵美子さんらが、青木繁《海の幸》に対する思いをそれぞれ語られます。参加費は500円、前売券は南総文化ホール・宮沢書店・松田屋書店で販売しています。また、翌28日には、青木繁ゆかりの地をめぐるウォーキングも企画しています。多くの皆様にご参加いただれば幸いです。
問合せは、事務局0470-22-8271・090-6479-3498まで。
青木繁≪海の幸≫フォーラム
没後100年記念でブリヂストン美術館学芸員ら招き
(房日新聞2011.8.16付)‥
著名な近代画家の一人、青木繁と、青木が1904年(明治37)に現在の館山市布良に滞在して描いた「海の幸」(重要文化財、石橋美術館蔵)をテーマとした「青木繁≪海の幸≫フォーラム」が27日午後2時から同市の県南総文化ホールで開かれる。
青木の没後100年記念事業として、青木繁≪海の幸≫誕生の家と記念碑を保存する会が企画。青木が布良で何を感じたのか、名画を生んだ漁村の魅力は何かを探る。
フォーラムでは、「布良という聖地〜≪海の幸≫が生まれた場所」と題して、ブリヂストン美術館学芸員の貝塚健氏と、NPO法人青木繁「海の幸」会の吉岡友次郎氏が講演する。
このあと、青木繁のひ孫にあたる石橋鉄也氏、青木が滞在した小谷家の小谷福哲氏ら5人を迎え、討論する。
青木はその後、「わだつみのいろこの宮」などを発表したが評価は振るわず、1907年8月に、父の死で郷里の福岡・久留米にもどり、放浪生活の後、1911年に28歳でこの世を去った。フォーラムに出席する石橋氏は、石橋エータロー氏の長男で、青木のひ孫にあたる。前売券は500円。
保存する会では、フォーラムに合わせ、28日と9月11日、10月9日、22日、11月13日、12月11日に青木繁≪海の幸≫ウォーキングも計画している。問い合わせは同会(0470-22-8271)へ。
青木繁《海の幸》フォーラム
布良という聖地〜《海の幸》が生まれた場所
⇒案内印刷はコチラ。
青木繁の没後100年にあたる今年は、石橋美術館(福岡)・京都国立近代美術館・ブリヂストン美術館(東京)で大規模な回顧展が開かれ、メディアでも特集が組まれています。そのなかでも、青木繁が愛した布良は〝美術界の聖地〟と呼ばれ、全国に知られています。「海幸彦・山幸彦」を題材にした《海の幸》《わだつみのいろこのみや》をはじめ、神話世界の作品を多く描いた青木繁は、房総開拓神話のふるさと布良で、どんなひらめきを得たのでしょうか。青木繁《海の幸》を生んだ漁村の魅力と可能性について語り合いましょう。
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【日時】2011年8月27日(土)14〜16時
【会場】千葉県南総文化ホール小ホール
【前売券】500円(取扱=南総文化ホール・宮沢書店・松田屋)
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◆第一部=美術公演
・貝塚 健氏 (ブリヂストン美術館学芸員)
・吉岡友次郎氏 (NPO法人青木繁「海の幸」会)
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◆第二部=《海の幸》井戸端会議(座談会)
・石橋 鉄也氏 (青木繁ひ孫・石橋エータロー長男)
・小谷 福哲氏 (青木繁が滞在した小谷家)
・山口 栄彦氏 (布良出身・『鯨のタレ』著者)
・島田 吉廣氏 (布良漁協組合長・布良崎神社神輿世話人)
・鈴木 聰明氏 (館山市観光協会副会長)
・池田 恵美子氏 (コーディネーター)
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主 催:青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会
問合せ:0470-22-8271
共 催:富崎地区コミュニティ委員会、NPO法人安房文化遺産フォーラム
後 援:館山市、館山市教育委員会
映画会は会員の方以外でも、どなたでも関心のあるに来ていただきたいと思います。
どうぞ皆さんお誘い合わせの上お越し下さい。
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■映画(DVD)タイトル
・「病気は回復過程である/ナイチンゲール看護覚え書きより」
・「原発切抜帖」
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■主催=安房医療介護福祉連携・東日本大震災支援の会(AWA311-MCW)
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■場所=中嶋山住吉寺(南房総市千倉町南朝夷1353)
※ 車の方は、住吉寺の駐車場及び朝夷小学校の駐車場を利用してください。
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■参加費=無料
※これまで、当会の被災地での活動に多大な協力をくださっている
全国訪問ボランティアナースの会「キャンナス」の支援目的でカンパをいただければ幸いです。
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■スケジュール=8月9日(火)
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・10:00〜10:45「病気は回復過程である/ナイチンゲール看護覚え書きより」
・11:00〜11:45 「原発切抜帖」
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・14:00〜14:45「病気は回復過程である/ナイチンゲール看護覚え書きより」
・15:00〜15:45「原発切抜帖」
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・16:45〜17:30「病気は回復過程である/ナイチンゲール看護覚え書きより」
・17:45〜18:30「原発切抜帖」
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・21:30〜22:15「病気は回復過程である/ナイチンゲール看護覚え書きより」
・22:30〜23:15「原発切抜帖」