お知らせ

第20回戦争遺跡保存全国シンポジウム長野県松代大会
第20回戦争遺跡保存全国シンポジム長野県松代大会

日程=2016年8月20日(土)から22日(月)

会場=松代文化ホール(全体会)・松代公民館(分科会)


〇20日(土)10:00〜

・見学会①=象山地下壕

・映画「キムの十字架」上映会

○20日(土)全体会13:00〜

・記念講演=和田登氏(作家)

「発想の現場としてのマツシロ〜私の取材ノートから」

・朗読劇「女たちのマツシロ」

・基調報告

・地域報告

○全国交流会(松代ロイヤルホテル)18:00〜


〇21日(日) 9:00〜15:10 分科会(中央校舎)

・分科会①「保存運動の現状と課題」

・分科会②「調査の方法と整備技術」

・分科会③「平和博物館と次世代への継承」


◯22日(月)見学会9:00〜12:00

・象山地下壕・舞鶴山・御座所


ご案内 詳細 参加申込書

(申込、払込締切7月31日)

⇒NPO安房文化遺産フォーラム会員は、参加費を一部補助しますので、NPO事務局までご連絡ください。


主催=戦争遺跡保存全国ネットワーク

現地実行委員会


【東洋経済新報】160226*名画で日韓を結ぶ〜河正雄(寄稿)

名画で日韓を結ぶ〜日本を代表する洋画のレリーフを韓国に展示

「刻画・海の幸」寄贈にあたり

<寄稿>‥ 河正雄(光州市立美術館名誉館長)

東洋経済新報2016.2.26付)‥⇒印刷用PDF

日本洋画界を代表する作品として知られる青木繁作「海の幸」を原型とするブロンズのレリーフ3体が、韓国の美術館に寄贈され、3月に展示される。在日2世の河正雄・光州市立美術館名誉館長(76)が、「韓日交流の一助になれば」と制作費などを支援した。河名誉館長に文章を寄せてもらった。

2015年9月5日、第19回戦争遺跡保存全国シンポジウム千葉県館山大会が開かれることになった。私はその大会で、館山の戦跡、里見氏の城跡や、青木繁「海の幸」誕生の小谷家住宅など様々な文化遺産を後世に残すという、ダイナミックな地域づくりに取り組んでいるNPO法人安房文化遺産フォーラムの依頼で、記念講演を行うことになった。

秋田での高校時代の友人・富樫研二君が館山に住んでいたことで、彼の誘いから館山を訪問したことが、NPOとのご縁の始まりである。富樫君の紹介で、NPO代表の愛沢伸雄氏、事務局長の池田恵美子氏、彫刻家の船田正廣氏(1938〜)を知った。

そのとき、NPOの方から布良に案内され、青木繁『海の幸』ゆかりの地・小谷家を訪問したことで、青木繁(1882〜1911)の足跡と存在を見ることになった。

70年代後半から、私のコレクションである在日一世画家・全和凰の画業50周年を記念した画集の制作に当たっていた。その画集に、美術評論を書いていただく願いのため、東京駅八重洲口にあるブリヂストン美術館の嘉門安雄館長を訪ねたことがある。そのとき、嘉門先生の案内で美術館を観覧した。

展示されていたルノアールやセザンヌ、ピカソやモネの作品にも目を見張ったが、青木繁の『海の幸』作品に心動かされたのである。ロマンに満ち、生命力あふれた躍動感と、汗と海のにおいが充満している。労働の喜びが表現され、いたく感動したものだ。

船田先生が、「私は、青木繁の『海の幸』を原寸大で彫刻し、塑像レリーフ作品を3年の歳月をかけて制作した。できあがって気がついたら、青木が『海の幸』を描いてからちょうど100年目(2004年)だった。青木繁ゆかりの小谷家を文化財にして残し、小谷家に展示するのが夢だ」と述べられた。

愛沢氏からは、これから小谷家住宅の保存のために、全国の画家の皆さんに呼びかけて募金活動に取り組みます。〝青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会〟を立ち上げるので、ぜひ河さんも発起人になって協力をお願いします」と言われた。私は発起人を引き受け、「小谷家住宅が公開になるときに、船田先生の作品をブロンズにするなら、ぜひ韓国の光州私立美術館にもおきたいから一緒に作りましょう」と提案した。

美術を愛し、美術を通して、幸福と平和を願う想いは、多くの人々にも共有する世界である。ましてこの世に生まれ、共に生きた美術人としてのよしみ、友情といってもよいだろう。何事も生あるとき。生ある喜びを共有することが一番幸せであるという教えがふつふつと湧いてきた。

昨年は戦後70年、韓日国交正常化50周年を記念する年だった。この記念すべき節目に、出会いのご縁をかなえ、絆を結ぶことが共に生きる最良だと心が決まった。

最初の出発点は、小谷家から始まった話であったが、青木繁の生まれ故郷の福岡県久留米市にも寄贈することになった。『刻画・海の幸』が設置される5カ所には、同一文章のキャプションが、韓日英の3カ国語表記で紹介される。

普通の価値である『海の幸』作品が、連帯の意味、友情の意味、生きる意味、幸せの意味を、永遠にメッセージを放つことであろう。共にこの慶事を祝し守りたい。

 

*「海の幸」は1904年、青木繁が漁家の小谷家に40日間滞在した際、地元住民との交流から着想を得て制作した、日本で洋画第一号の重要文化財。

 

【参考ページ】

ブロンズ「国画・海の幸」⇒ HP

河正雄アーカイブズ ⇒ HP

【房日】160601*韓国にブロンズの「海の幸」

韓国にブロンズの「海の幸」

日韓友好の懸け橋へ、除幕式に館山から愛沢代表ら

(房日新聞2016.6.1付)‥⇒印刷用PDF


青木繁の海の幸を原寸大に彫刻した『刻画・海の幸』が、韓国ソウル市に開館した「秀林アートセンター」に設置された。日韓交流の懸け橋として寄贈されたブロンズレリーフで、館山市布良の小谷家住宅「青木繁『海の幸』記念館」にも同じものがある。現地であった除幕式には、館山側からNPO法人安房文化遺産フォーラムの愛沢伸雄代表らも臨んだ。

館山美術会顧問の彫刻家・船田正廣氏が制作した塑像を、同氏と親交がある河正雄氏が理事長を務める韓国財団法人「秀林文化財団」がブロンズレリーフにし、日韓の5カ所に寄贈している。

除幕式には約300人が参加。河理事長は「この素晴らしい作品は、日韓友好の架け橋として両国で光を放ち、これから大きな役割を果たしていくだろう」と述べたという。

渡韓した愛沢代表は、除幕式のほか現地であった文化遺産を活用したまちづくりフォーラムのパネリストとして参加するなど日韓の交流に務めた。

160526~27日中友好協会東葛支部我孫子グループ*吾孫子隆様

2日間大変お世話になりました。


「現地で活躍されているスタッフの方に元気をいただいた」

「現地の方のガイド付きがよかった。関心や理解が深まる」

「千葉県のことで知らないことがたくさんあることが改めて分かった」

「館山文化 すばらしい」

「内容が濃かった」

などの感想がありました。


少ない人数になったことは少し残念でしたが、

企画をした私としては、

参加者から「よかった」「勉強になった」などと言われ、

達成感を持つことができました。

皆様のおかげです。


準備の時から丁寧な対応をしていただきありがとうございました。

おかげさまで ”充実感”を持って次の企画へ意欲的に取り組むことができます。

心から感謝を申し上げます。 謝謝

【読売】160519*海の幸レリーフ韓国ソウルに

海の幸レリーフ、ソウルに

秀林アートセンターに設置

(読売2016.5.19付)


明治の洋画家、青木繁の「海の幸」のブロンズレリーフが韓国のソウル市に開館した秀林アートセンターに設置された。12日の除幕式に出席した館山市のNPO法人安房文化遺産フォーラムの愛沢伸雄代表(64)が除幕式の様子を語った。

レリーフは館山市の彫刻家船田正廣さん(78)が塑像を制作、韓国光州市立美術館の河正雄(ハジョンウン)・名誉館長(76)がブロンズ制作を申し出た。日本に2枚、韓国に3枚寄贈された。

愛沢代表によると、同センターは美術教育や日韓美術交流の拠点として、河さんが理事長を務める秀林文化財団がオープンさせた。開館式を兼ねた式典には韓国側から政府関係者や文化人ら300人、日本からも大学や国際交流団体、財団と日本側の橋渡し役になったNPO関係者が招かれ、河さんや愛沢代表らが除幕を行った。

【房日】160518*「海の幸」記念館、滑り出し順調

『海の幸』記念館、滑り出し順調

GWに562人、県北や都内から見学者

(房日新聞2016.5.18付)


先月29日に一般公開がスタートした館山市布良の小谷家住宅「青木繁『海の幸』記念館」のゴールデンウィーク中(4月29日〜5月8日)の来場者が562人にのぼり、人気ぶりを示した。GWは特別公開で、現在は土、日曜日に公開されている。

明治を代表する画家・青木繁が逗留(とうりゅう)し、代表作で国の重要文化財「海の幸」を描いた小谷家を、当時の雰囲気を残す形で修復し、記念館として公開した。館内には海の幸のレプリカや関連資料などを展示し、ガイドが案内にあたっている。

開館後の出足は順調。来場者の半数以上は県北や都内からで、青木繁、海の幸の人気の高さをうかがわせる。4日には105人が訪れたという。

千葉市から夫婦で訪れた押尾哲人さん(69)は「新聞で一般公開を知り、館山に来た。ガイドの説明も丁寧で分かりやすかった。関連資料も豊富で、青木繁が好んだ布良地区のこともよく知ることができた」

小谷家の現当主で記念館館長の小谷福哲さんは「多くの人が来訪され、順調な滑り出しとなった。皆さんガイドの説明を熱心に聞いて、関心の高さを感じた。今後もしっかりと案内をし、青木繁、富崎地区の魅力を伝えたい」と話している。

入館料は200円(小、中、高校生は100円)。時間は午前10時から午後4時まで。

問い合わせは、青木繁「海の幸」誕生の家と記念碑を保存する会(0470-22-8271)まで。

160512*金熙秀記念_秀林アートセンター開館式
開館式

-日時=2016年5月12日(木)午後4時

-場所=金熙秀記念_秀林アートセンター


開館特別展=河正雄コレクション

-舞踊家崔承喜写真展LEAP&EXTENSION


*連絡先=韓国ソウル特別市洪陵路118秀林文化財団事務局

160511*韓国京畿地域博物館フォーラム

韓国京畿地域博物館フォーラム

2016年5月11日(水)16:00〜18:00京畿創作センター




한국과 일본, 세 청년 이야기

한 시대를 관통하며 끈질기게 지역을 지켜온 세분의 청년들이 함께 자리를 합니다. 그들의 삶과 지역이야기를 함께 듣고자 합니다.

일시 : 2016년 5월 11일(수) 16:00~18:00

장소 : 안산 단원구 선감동 경기창작센터 아트카페

참석 : 지역 활동가와 경기창작센터 입주작가 등

대담자

-아이자와 노부오 일본 아와 문화유산포럼 이사장

-안산지역 향토사학자 정진각 박사

-매향리 주민대책위원회 전만규 위원장

매향리 답사 : 5월 12일 10:00 ~ 12:00

문의 : 경기창작센터 진민경(032-890-4817)


韓国と日本、粘り強く地域を守ってきた青年たちが一堂に会します。

彼らの人生と地域について、一緒に話を聞きましょう。


*日時:2016年5月11日(水)16:00〜18:00

*場所:安山檀園区(ダンウォンク)仙甘洞(ソンガムドン)京畿創作センターアートカフェ

*参加:地域活動家と京畿創作センター入居作家など

*対談者

–愛沢伸雄:日本安房文化遺産フォーラム理事長

–ジョンジンガク博士:安山地域郷土史学者

–チョンマンギュ:梅香里(メヒャンニ)住民対策委員会委員長


*梅香里(メヒャンニ)踏査=5月12日(木)10:00 〜 12:00


問合せ:京畿創作センター:ジンミンギョン(032-890-4817)