連載コラム「館山まるごと博物館」
[005]
EICネット「エコナビ」一般財団法人環境イノベーション情報機構
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・第二の沖縄戦にそなえて
・花作り禁止令
・火薬原料の海藻採取
・ウミホタルの軍事利用
・館山の平和祈念像
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・火薬原料の海藻採取
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(房日新聞2019.8.14付)‥⇒印刷用PDF
芸術をとおして平和の尊さを訴える「ART FOR THE EARTH2019—第15回安房・平和のための美術展—」が、24日から9月1日まで、南房総市富浦町の枇杷倶楽部ギャラリーで開催される。今年も絵画、工芸、写真、彫刻などジャンルを超えて、地域にゆかりのある76人の芸術家たちが出品。多くの来場を呼び掛けている。
芸術家たちが、「平和のために何かできるだろうか」と、有志で実行委員会を組織し、05年から始めた。出品者の協力でチャリティーも行われ、グッズなどを販売し、収益金はアフリカ・ウガンダ支援や震災復興、地域の各団体などに役立てている。問い合わせは、事務局の橋本さん(0470—29—1290)へ。
⇒公式サイト:http://www.awa-heiwaten.jpn.org/
▼出品者は次のとおり。=順不同、敬称略
愛沢伸雄、朝倉曉、有坂多絵子、飯島眞澄、飯田真菜美、石井純、石井範子、石川武雄、伊藤誠子、今井香、今井俊、今泉俊一、植松七重、鵜澤貫秀、大久保敏之、岡安俊夫、重栖和子、加藤良江、鎌田英雄、鎌田真由姫、川尻泰造、川田正孝、木曽富美子、吉良康矢、クリシュナ智子、小出一彦、小林佳奈、坂田仁、坂本一樹、坂本真彩、笹子三喜男、笹生雄太、鈴木百合香、Jun、高橋邦子、高橋猛、高橋文子、田嶋初、田村洋子、出口惠里子、豊田洋次、戸沼誠治、Tonman、仲野邦男、西山正彦、根上曜子、白熊勝美、橋本登、橋本まち子、橋本芳久、早川厚子、原久彌、桧山薫、ひやまけいこ、平澤とみ子、廣井鏡子、福嶋洋子、福田圭介、船田正廣、古江睦子、前川章子、真魚長明、松浦健二、溝江晃、溝口七生、三森義久、水上順義、宮下昌也、望月純、谷貝順子、谷貝宗平、山内新、山口マオ、吉川恵美子、脇山久子、渡辺泰徳
入場無料
(読売新聞千葉2019.8.14付)
2020年東京五輪・パラリンピックを見据えて県の文化的な魅力を発信しようと、県は14日から、千葉市中央区の県立美術館と千葉ポートパークで「ちばアート祭」を開く。初の試みで、アート展示のほか、「ちば文化資産」をテーマにした写真や絵の展覧会も行われる。25日まで。
ちば文化資産は、次世代に残したい祭りや建造物など計111件。県が昨年、県民投票の結果などを踏まえて選んだ。
県立美術館では、県が今年2〜5月にちば文化資産をテーマに募集した写真や絵画約550点が展示される。県内の学生が制作し、光や音の変化を楽しめる芸術作品も展示される。
千葉ポートパークでは、LEDを使った作品が並び、夜間にライトアップされる。
入場無料。県立美術館は19日休館。ライトアップは期間中の各日午後6時〜同8時50分。問い合わせは運営事務局(03・4580・9117)へ。
※「ちば文化資産」とは、千葉県の文化や魅力を特長づけるモノやコトとして
青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅はじめ111件選定している。
[@公式サイト]‥⇒[@印刷用PDF]
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(毎日新聞2019.8.12付)‥⇒印刷用PDF
館山市の中心部から南西に約3キロ、館山湾に面した海上自衛隊館山基地の南に赤山はある。その標高61メートルの小高い丘にトンネルを縦横に掘って地中要塞が築かれた。旧海軍館山航空隊の赤山地下壕跡だ。現在は年間3万人を超える見学者が訪れ、地域の「平和教育」の拠点となっているが、掘り始めた時期や狙いといった軍の記録は一切残っていない。多くの謎に包まれている地下壕に足を踏み入れた。
アーチ状のトンネルに入ると、連日の暑さを忘れるひんやりとした別世界。電球が茶褐色の壁面を照らす。ツルハシによる素掘りの跡がそのまま残っている。天井の高さは2〜4メートル。付き添いのガイドの説明によると、入り口近くにある広間はディーゼル発電機を置いて発電室として使われていた。そこから枝分かれするようにトンネルの回廊が続く。
並行する3本の主通路と、それを網の目状に結ぶ連絡通路。総延長は約1.6キロとされるが、一般開放されているのは照明設備が整った250メートル部分だ。
これほど大がかりな地下壕でありながら、戦後60年あまり、市や地元の人たちに「中に入るのは危ないから」と放置された。その間、県外出身の二人が地下壕の保存に貢献していた。
一人は1960年ごろから壕の入り口に「向後種菌研究所」の看板を掲げ、約40年間も壕内に住み、キノコ類を栽培していた向後精義さん(2001年死去)。茨城県出身で旧日本海軍の「731部隊」(関東軍防疫給水部)に所属していたとされる。もう一人は、北海道出身で館山の高校で社会科教師を務めていた愛沢伸雄さん(67)。戦争遺跡の調査の一環で90年代初めに地下壕に足を踏み入れ、向後さんと出会った。「最初は『勝手に入るな』と怒られたが、向こうも許可を取っているわけではないから、打ち解けることができた」と振り返る。
やがて愛沢さんの調査によって戦跡としての評価が高まり、市は02年に壕の内部を初めて調査。その3年後に史跡に指定した。
現在、NPO「安房文化遺産フォーラム」代表をつとめる愛沢さんは「今わかっている赤山地下壕跡は全体のほんの一部。道路を隔てた東側と旧洲ノ埼航空隊の隣接地には、より大規模な地下壕がある」と指摘する。
気の遠くなるほどの人手と労力をかけたであろう赤山地下壕跡。軍はどこから大量の作業員を集めたのか。トンネルを出て、夏の暑さを感じながら、当時の光景を思い浮かべた。
【中島章隆】
◇ ◇
終戦から74年。戦禍を体験した人は年々少なくなっているが、各地に今も、戦争の記憶をとどめている。関東各地の戦跡を巡り、苦難の時代を追憶する。=随時掲載
【アクセス】
赤山地下壕跡(館山市宮城)へは、JR内房線館山駅から日東交通の館山航空隊行バスに乗り、宮城バス停下車、徒歩3分。毎月第3火曜日休み。入壕料は一般200円、小中高生100円。問い合わせは豊津ホール(0470-24-1911)。
⇒館山市
(房日新聞2019.8.10付)‥⇒印刷用PDF
BSフジの終戦74周年特別番組「落語家たちの戦争〜禁じられた噺(はなし)と国策落語の謎」で、館山の戦争遺跡などが紹介される。放送は12日正午からの予定。
太平洋戦争中、戦意高揚にそぐわない落語は禁じられ、軍の意向に沿う国策落語だけが口演されたという。笑いと戦争、表現の自由と自粛について考察していく番組。2代目林や三平さんが、国策落語を再現口演するとともに、館山の戦争遺跡を訪れる。
父である初代林家三平さんは、戦争末期の本土決戦に備えた特攻要員として、九十九里浜で蛸壺(たこつぼ)や塹壕(ざんごう)を掘っていたという。
NPO法人安房文化遺産フォーラム、池田恵美子さんの案内で、砲台跡や弾薬庫跡、蛸壺などをめぐる予定。
⇒ 房日新聞
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戦時中、戦意高揚にそぐわない落語は禁じられ、軍の意向に沿う国策落語だけが口演されたという。笑いと戦争、表現の自由と自粛について考察していく。番組では、二代目林家三平が、国策落語を再現口演するとともに、館山の戦争遺跡を訪ねる。
父である初代林家三平は、戦争末期の本土決戦に備えた特攻要員として、九十九里浜で蛸壺や塹壕を掘っていたという。
特攻要員とは、資材不足で特攻兵器がなくなり、蛸壺や塹壕で身を隠して待機し、敵が上陸してきたら爆薬を抱えて突撃する攻撃隊のこと。
NPO法人安房文化遺産フォーラム池田恵美子さんの案内で、館山の砲台跡や弾薬庫跡、蛸壺などをめぐる。
NPO法人安房文化遺産フォーラム代表の愛沢伸雄が、
このたび病気療養につき入院しております。
本人からの動画メッセージを下記よりご覧ください。
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7/29心筋梗塞で緊急入院し、8/15心臓冠動脈バイパス手術、8/27退院しました。皆様の温かい励ましに感謝しております。すぐに仕事復帰というわけにはいかず、しばらくは安静に自宅療養となります。まだ体力が整わないため、自宅へのお見舞いもご遠慮させていただいておりますことをご理解いただけますようお願いいたします。
何かあれば、NPO事務局(090-6479-3498)にご連絡ください。
退院後に皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
(房日新聞2019.8.6付)‥⇒印刷用PDF=房日新聞・案内チラシ
南房総市教育委員会生涯学習課による「南房総歴史フェス」が16日から18日まで、同市の丸山公民館で開催される。普段は公開していない市が所有する資料を公開する他、地域の歴史を学べる講座や体験などがある。16日が午後4時〜7時、17日が午前9時〜午後4時、18日は午前9時〜午後3時。
歴史や文化に興味を持ってもらうことが目的。市内から出土した土器や歴史資料を並べた歴史展示室を設置する。文化庁による企画「記念物100年」と合わせて、史跡である里見氏城跡、岡本城跡の説明パネルや出土遺物も展示される。
学芸員による展示解説もある。16日は午後4時からと6時から、17日は午前9時半からと午後3時から、18日は午前9時半からと午後2時からで各30分ほど。
その他、体験イベントなどがあり、多くの来場を呼び掛けている。
体験イベントは次のとおり。
▼勾(まが)玉づくり(16日午後1時半〜4時)
=子ども対象(小1〜3は保護者同伴)。参加費300円。事前申し込みが必要で、丸山公民館(0470—46—4031)へ
▼「安房の戦国大名里見氏」(17日午前10時〜11時)
=講師は南房総市教委生涯学習課の山本昌幸学芸員。参加費無料
▼「安房の名工 武田石翁」(17日午前11時〜正午)
=講師は鋸南町教委教育課の笹生浩樹生涯学習室長。参加費無料
▼「安房の偉人 日蓮」(17日午後1時〜2時)
=鴨川市郷土資料館の高橋誠主査。参加費無料
▼「安房の祭りを記録する」(17日午後2時〜3時)
=講師は館山市教委生涯学習課。参加費無料
▼「文化財と和弓のちょっとした話」(17日午後3時半〜4時)
=弓を使った文化財に関する講話。参加費無料
▼組紐体験(17日午前10時〜正午、午後1時〜3時)
=子ども対象(小1〜3は保護者同伴)。参加費無料
▼甲冑着用体験(18日午前10時〜正午)
=子ども対象(身長120㌢以上)。参加費無料
▼出張図書館(18日午前10時〜正午)
=子ども対象。民話の読み聞かせもある
▼南房総以外の歴史を知ろう(18日午前11時〜正午、午後1時〜3時)
=大網白里市と一宮町の遺物などを公開
▼「古文書で発見! 南房総市の歴史」(18日午後1時〜2時、2時〜3時)
=館山市立博物館学芸員が講師。参加費無料
2008年から2017年夏までNPO法人安房文化遺産フォーラムの事務所だった小高記念館(国登録文化財)が紹介されます。
今は亡きオーナー小高熹郎の孫娘さんが、人気の喫茶店『TRAYCLE Market & Coffee』を経営しています。
NPOの愛沢伸雄代表が登場し、歴史的建物の背景を紹介します。乞うご期待!
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