古文書調査

明治期に渡米しモントレーで活躍したアワビ漁師のリーダー小谷源之助・仲治郎兄弟。弟の仲治郎は帰国して潜水技術者を養成し、兄の源之助のもとに送り込むとともに、安房水産学校の設立に大きな貢献を果たしました。

2018年末、仲治郎が住んでいた千倉の旧宅より、大量の古文書や書画などが見つかりました。大正期に家を建てる際、明治期の不要な紙を、裏貼りとして使ったのだと思われます。細かくちぎれた古文書を、筆跡などを頼りに仕分けし、その内容の分析を始めています。2019年秋の台風により、資料が散乱・水没してしまいましたが、専門家の助言を受けながら資料をレスキューし、古文書の整理と調査を再開しています。

水産伝習所(現在の東京海洋大学)を卒業し、広いネットワークをもっていたと思われる仲治郎。
今回の古文書調査を通じて、
日本側から渡米漁師らを支え安房地域の水産界に貢献した仲治郎の役割や業績、近代水産業の発展において安房の漁業界ネットワークが果たした功績のほか、漁業と美術、教育とのつながりなども明らかになりつつあります。

≪ 活動ブログより ≫
小谷仲治郎の義弟・倉田白羊の襖絵から古文書(2020年7月21日)
古文書解読の学習会を開催(2020年7月20日)
調査中の古文書より「インフルエンザ」の文字発見!(2020年6月30日)
古文書レスキュー ~解凍作業(2020年3月10日)
古文書整理・調査再開(2020年2月11日)
古文書空気の入替え作業(2019年10月17日)
古文書レスキュー(2019年9月12日)
小谷仲治郎に関わる文書資料の調査(2019年5月15日)