お知らせ

第18回 安房・平和のための美術展

Art For The Earth 2022
第18回安房・平和のための美術展

公式サイト Facebook

会期=2022.8.20(土)~30(日)10時~17時
※最終時は15時まで
会場=とみうら枇杷倶楽部ギャラリー
入場無料

安房・平和のための美術展は、2005年にスタートし、今年で18回目となります。安房ゆかりの美術家たちが、平和のために何ができるだろうかと始めた展覧会です。

出品して参加、観て参加、チャリティで参加する美術展です。一人でも多くの方のご来場をお待ちしております。

第18回安房・平和のための美術展に、
協力団体としてNPO安房文化遺産フォーラムが窓口となり、
高校生と市民で続けているウガンダ支援交流の展示を行います。
カラフルなアフリカ布を用いたハンドメイド商品も販売します!

【朝日】220814_天声人語(特攻艇「震洋」)

77年前の太平洋戦争末期、日本軍は本気で本土決戦に備えていた。その一端を見せてくれる遺跡が千葉県館山市の海水浴場の近くにある。特攻艇「震洋」が発信するはずだったスロープである。遠浅の海に突き出たコンクリートの台は、教えられなければ見過ごしてしまいそうだ。
震洋は木製のモーターボートに爆薬を乗せた「兵器」で、敵艦に向かい、乗組員ごと自爆する。「近隣のまちでも船大工たちが造っていたといいます」と、NPO安房文化遺産フォーラムの池田恵美子さんが教えてくれた。

6隻の震洋がここに配備されたのは1945年8月13日。すぐに爆薬を積み、いつでも出て行けるようにした。そんな特攻艇や人間魚雷、特攻機などの出撃地が日本の各地にあった。

岡本喜八監督の映画「日本の一番長い日」は戦争末期、降伏か、本土決戦かで揺れる首脳部を描いている。ある幕僚が徹底抗戦を主張する場面がある。「あと2千万の特攻を出せば、日本は必ず勝てます。男子の半分を特攻に出す覚悟で戦えば」

狂気にしか思えないが、それに近いことが考えられていたのだろう。爆弾を抱えて走り、戦車の下に潜りこんで自爆する。そんな訓練も各地でなされていた。竹やりで戦えというのも特攻と何も変わらない。

出撃が死を意味する特攻は、異常な戦闘行為である。しかしそれは、もしかしたら戦争の本質をグロテスクに示しているだけなのかもしれない。強制的に国民の命を差し出させるという戦争の本質を。

 

【第69回 知恵袋講座】220719 上田敦子さん_紛争が起きても戦争にしない

※ 知恵袋講座は、知識や経験豊富なNPOメンバーが講師となって、楽しく学び語り合う茶話会です。
過去の一覧はコチラ。

・語り手=上田敦子さん

・テーマ
「紛争が起きても戦争にしない~AALA活動とASEANツアーから学ぶ」

・日時=2022年7月19日(火)13:30〜
・場所=菜の花ホール2F(館山市北条1735)
・参加費(茶菓子・資料代)=会員200円、非会員500円

プロフィール:NPO法人安房文化遺産フォーラム理事。千葉県AALA事務局長。AALAとは「アジア・アフリカ・ ラテンアメリカ連帯委員会」の略称で、核兵器や軍事同盟をなくし、平和のためにすべての国が 平等に参加できるよう、非同盟諸国と連帯し運動を進める団体。 2014年にASEAN(東南アジア諸国連合)スタディツアーに参加。岐阜県生まれ、元小学校教員。2015年に鎌ケ谷から館山へ移住。

▶ 配布資料 ⇒▶配布資料(PDF)

▶映像配信 ⇒ 閲覧希望の会員は限定公開URLをお知らせしますので、事務局までお申込みください。

 

【房日】220610_横浜の中学生が館山で平和学習

房日新聞2022.6.10付

横浜市の荏田南中学校2年生214人が、館山市に平和学習のため来訪。NPO法人安房文化遺産フォーラムの講話を聞き、赤山地下壕(ごう)跡などを見学した。

本来は1年生時の昨年6月に計画されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2度延期。まん延防止等重点措置の解除を受けて実現した。

生徒らは、事前に映像で安房地域の戦争遺跡などについて学んだ上で、5月17、18日の2日間の日程で来訪。初日は、同フォーラム共同代表の池田恵美子さんの平和講話に耳を傾け、2日目は同フォーラムスタッフのガイドで赤山地下壕跡、掩体壕(えんたいごう)を見学し、平和への思いを深めた。

同校学年主任の山口大輔教諭は「2016年に社会科教員研修で来訪し、ぜひ生徒たちにも体験させたいと思ってから6年目でようやく実現した。生徒たちも平和への理解を深め、良い機会になった」と話している。

27、28日には、1年生200人も訪れることとなっているという。

⇒ 平和学習ツアーガイドの詳細はコチラ

 

【東京新聞】220601_渡米アワビ漁師の旧宅で手紙発見

南房総から米カリフォルニア州へ
明治期に太平洋渡ったアワビ食文化

「乾鮑」技術が橋渡し
千葉・南房総市の旧宅で手紙発見

小谷源之助・仲治郎兄弟
米国の漁に器械式潜水具導入

(東京新聞2022.6.1付)WEB印刷用PDF

 千葉県南房総市の旧宅のふすまの下張りから、明治期の房総半島から米カリフォルニア州にアワビの食文化を伝えた背景を示す手紙類が多数見つかり、調査が進んでいる。なぜ南房総から米国に伝わったのか。その背景には、中華料理の三大食材の一つで、中国への輸出品だった乾鮑かんぽう(干しアワビ)にかかわる高い加工技術などがあったようだ。(山本哲正)

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