お知らせ

NPOだより№32〜2010.1.20

印刷は最下段の

添付ファイルから

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・緊急予告!第9回日中韓青少年歴史体験キャンプ

・元落下傘兵の版画家・秋山巌氏の講演会&個展

・知恵袋講座

・元気なまちづくり市民講座

・無言館と梅野記念絵画館ツアー

・ウミホタル合唱団安房

・予告:映画『日本の青空2〜いのちの山河』

・report長沼守敬旧居を調査(房日記事)

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■詳細は下段PDFファイルを参照。

2/20~21=第43回千葉県歴史教育研究集会

第43回千葉県歴史教育者協議会研究集会
〜子どもと地域・社会科を考える〜

【日時】2010年2月20日(土)〜21日(日)

【会場】千葉大学けやき会館

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○地域実践報告=浅尾弘子(千葉支部)
「高校生が語る歴史と現在〜わたしたちは発言する」

○記念講演=武藤拓也(国士館大学)
「21世紀社会科のめざすもの〜生活と授業は切り結べるか」

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【地域分科会】愛沢伸雄
「“平和・交流・共生”の地域づくりのために〜いま求められる市民活動とは」

【平和分科会】池田恵美子
「環太平洋世界の半島から見る“平和・交流・共生”のネットワーク」

【ワークショップ】

・東京情報大学制作の戦争遺跡紹介ビデオ上映と平和学習の実践

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(参加費)

・市民・学生1,000円/教員2,000円/高校生以下は無料
・懇親会費4,000円

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※詳細は下段添付のPDFファイル参照

【房日】100115日中韓青少年キャンプ安房で開催

日中韓3国青少年キャンプ安房で開催
150人が交流・討論
8月4日-9日、共通の歴史認識探る

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夏休みの機会に日本、中国、韓国の中・高・大学生150人が一堂に集い、歴史学習や文化・スポーツ交流を行なう「日中韓3国青少年歴史キャンプ」が8月4日から9日の6日間、安房地域を舞台に開催されることが決まった。

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一行は、南房総市富浦町の大房岬少年自然の家に宿泊。館山市などに残る安房の戦跡や南房総市千倉町の日中友好の碑、鴨川市の大山千枚田などを訪れる。日本側の実行委員会事務局の大八木賢治さんは「開催地となる安房地域の若者に、多く参加してもらいたい」と話している。

同キャンプは2002年に始まり、今年で9回目。昨年は韓国・南海郡(中止)、一昨年は中国・南京で開催された。

3か国それぞれの歴史教育の隔たりを埋め、平和学習をともに行なうことで共通の歴史認識を模索することが主要な狙い。日本は同キャンプ実行委員会とNPO法人安房文化遺産フォーラム、中国は社会科学院などの政府機関、韓国は「アジアの平和と歴史教育連体」が主催する。

プログラム案によると、キャンプは8月4日、南房総市富山公民館での開会式でスタート。5日は館山市の赤山地下壕や米軍上陸地など安房の戦跡、6日は四面石塔のある館山市の大巌院、済州島出身の海女の墓地がある鴨川市の長興院などを訪問。安房における戦争の歴史と、他国との友好、交流の歴史の双方を学習していく。

夜は3か国の青少年が語り合う、討論の時間が連日組まれる。「日本の夜」「韓国の夜」「中国の夜」と銘打って、それぞれの文化への理解を深めるほか、スポーツやバーベキュー、キャンプファイアを通じて交流。国境を越えた同世代の友情を深めていく。

日本の参加者は中高生40人、大学生10人以内で、参加費は1人3万円を予定している。

問合せは

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【房日】100107*長沼守敬の旧宅調査

(房日新聞2010.1.7付)

日本洋風彫刻の祖・長沼守敬
館山に残る旧宅を調査
大阪芸大の石井教授、
つえ・定規など見つかる

大阪芸術大学の石井元章教授(イタリア美術史)が5日、日本初の洋風彫刻家・長沼守敬(ながぬま・もりよし、1857—1942)が晩年を過ごした館山市館山の旧宅を訪れ、同市のNPO法人・安房文化遺産フォーラムのメンバーとともに長らく無人となっている内部を調査した。

一行は、長沼本人のものと思われるつえやT定規、フランス・パリの絵柄があるファイルの表紙などを発見した。石井教授は「ファイルは、パリ万博の書類をはさむものだったかもしれない。詳しく調べるとともに、今後は納屋などにも調査を広げてみたい」と話した。

長沼守敬は一関市出身。明治初期に東京のイタリア公使館に職を得て、ベネチア王室美術学校に留学して正統的な洋風彫塑技法を習得。帰国後は東京美術学校(現・東京芸術大)の初代塑造科教授となり、ベルツ博士像など数々の胸像・彫刻を手がけた。

1914年(大正3)57歳で突然美術界を去り、館山に居を移して隠遁。彫刻制作はほとんどせず、のんびりと生涯を過ごした。

関東大震災でも倒壊しなかったという木造平屋建ての旧宅は、ここ30年ほどは無人で荒れ果てたまま。親族から同フォーラムが管理を委託され、保存・活用方法を模索している。

今回の調査は、同フォーラムの愛沢伸雄代表が以前、内部で一片の紙を発見したのが発端。石井教授によると、長沼が1891年に洋行した際の日誌を記したメモで、現存する日誌の欠落を埋める内容だったという。

石井教授は明治期の日本とイタリアの文化交流を研究する過程で、1897年の第2回ベネチア・ビエンナーレに日本の美術品が初出品された際に現地で立ち会った長沼に着目。その生涯の解明に挑んでいる。

「非常に古い家なのに床がきしんだりすることもなく、頑丈で驚いた」と石井教授。今回は、内部にある品物を数十点にわたり持ち出し、学術的に価値があるかどうかの確認作業を進めるという。

【写真説明】パリの絵柄のあるファイルを持つ石井元章・大阪芸大教授

【写真説明】長沼守敬の旧宅=館山市館山

1/23=版画家・秋山巌(元落下傘兵)トークショー

■版画家・秋山巌トークショー■

…館山の空を飛んだ海軍落下傘兵から、山頭火を描く版画家へ…

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※印刷用チラシは添付PDFファイルをご参照ください。

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【日時】2010年1月23日(土)

【開場】18:30

【開演】19:00

【会場】南総文化ホール

【入場料】500円

【チケット取扱】

・南総文化ホール・宮沢書店・Books松田屋・小高記念館

【主催】

NPO法人安房文化遺産フォーラム

秋山巌の小さな美術館ギャラリー馬美

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【プロフィール】あきやまいわお

1921(大正10)年生まれ。大分県竹田市出身。

千葉県松戸市在住。日本美術家連盟会員。

1941(昭和16)年落下傘部隊員として館山海軍航空隊で訓練の後、

横須賀鎮守府第三特別陸戦隊としてティモール島クーバンに降下。ラバウルで終戦。

1953(昭和28)年太平洋美術学校卒業。棟方志功、坂本繁二郎、布施梯次郎に師事。

独学にて民族学・仏教学・俳詩・陶芸・彫刻・水墨画を学び、俳人種田山頭火の世界を描く。

著書・画集:『木版画入門』『山頭火の世界』『化けものを観た』『日めくり山頭火』等多数。

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■秋山巌・木版画展

【会期】2010年1月19日(火)〜25日(月)10:00〜16:00

【会場】大巌院ギャラリー(館山市大網398)

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房日新聞記事はコチラ

【房日】091222*版画家・秋山巌氏が作品展とトークショー

◎版画家・秋山巌氏が作品展、1月にトークショーも
…落下傘部隊・棟方志功の弟子・山頭火の世界…

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種田山頭火の俳句やフクロウなどの動物、民話を主な題材とし、作品がロンドンの大英博物館にも所蔵されている版画家・秋山巌氏(88)=松戸市在住=の作品展とトークショーが、館山市で1月に開かれることになった。

秋山氏は昭和16年(1941)、海軍落下傘部隊の隊員として館山海軍航空隊で3か月間の訓練を受け、太平洋戦争開戦時の作戦に参加した。これまで戦争体験を外部に話すことはなかったが、TBSテレビのドキュメンタリー番組の取材を受け、当時の模様を証言したことをきっかけに「思い出の地」館山での作品展開催を決めたという。

2つの企画を進めている館山市のNPO法人安房文化遺産フォーラムの池田恵美子事務局長は「戦中戦後を通し、落下傘兵から版画家として生きた秋山先生の生きざまは、閉塞した現代社会に生きる私たちにも、大きな気づきと勇気がもらえる気がします。1人でも多くのと分かち合い、まちづくりのヒントにしたい」と話している。

秋山氏は大分県竹田市出身。開戦時は横須賀鎮守府第三陸戦隊としてティモール島のクパン(現・インドネシア)に落下傘で降下。さまざまな作戦に参加し、ラバウルで終戦を迎えた。

戦後は美術の道に進み、棟方志功や坂本繁二郎に師事。独学で民族学、仏教学、俳詩、水墨画などを学び、山頭火の世界を描いてきた。

作品展開催を決めた秋山氏は14日から3日間にわたり、65年ぶりに館山を訪問。安房神社にある「落下傘部隊戦没者慰霊碑」を参拝した。

同部隊の総勢1,500人のうち、生きて終戦を迎えたのはわずか200人だったという。関係者は「戦争体験を語ったことで若い日の思い出がよみがえり、館山へ行きたいとの思いが強くなったようだ」と話した。

作品展は1月19日から25日まで、同市の大巌院で。入場無料で、木版画約30点が展示される予定。トークショーは1月23日午後7時から南総文化ホール小ホールで。入場料500円。チケットは同ホール、宮沢書店、松田屋などで今週末ごろから発売される。

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(房日新聞2009.12.22) …催しの詳細はコチラ

【房日】091220*戦争体験語る会〜館山地区公民館

■館山地区公民館、戦争体験語る会

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館山市の館山地区公民館は1月15日午後、同館の主催行事として「米占領軍館山上陸フィルム上映と戦争体験を語る会」を開く。

1時から、NPO法人安房文化遺産フォーラムが入手した終戦直後(昭和20年9月3日)の記録フィルムを上映。2時からは、太平洋戦争時に学生だった3人の女性が自らの体験を語る。

資料代100円。参加者は同公民館(月・水・金曜の午前9時-午後4時、電話23-2482)への申し込みが必要。先着で定員40人。

証言者と内代うは次のとおり。

▽青木うめさん(同市上真倉)「『日本建鉄』(船橋)への学徒動員」
▽黒須禮子さん(鴨川市大里)「白浜の艦砲射撃」
▽佐野ふさ子さん(館山市波左間)「国民学校のころ戦争があった」

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(房日新聞2009.12.20)