メディア報道

【東京】230901_関東大震災100年~安房震災史

<関東大震災100年>
安房震災史 記された「地域の誇り」
朝鮮人も恐怖 十分の保護を
流言飛語打ち消し騒動回避

(東京新聞 2023.9.1付-web)

関東大震災(1923年)から1日で100年。現在の千葉県館山市では、ほとんどの家屋が倒壊や焼失で失われ、727人が亡くなる甚大な被害があった。「安房震災誌」(26年)には、東京などで朝鮮人虐殺が起きた一方、当時の行政トップらが住民に対して不穏なうわさを打ち消し、騒動を回避したことがつづられている。地域史を研究する人たちからは「地域の誇り」との声も上がる。(山本哲正)

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【東京】230824_赤山地下壕 太平洋戦争前に建設か

赤山地下壕 太平洋戦争前に建設か
館山のNPO研究
市の解説と食い違い
高度な工法 考えにくい突貫工事

(東京新聞 2023.8.24付・WEb)

千葉県館山市指定史跡の赤山地下壕(同市宮城)が建設された時期について、「日米開戦の1941(昭和16)年より前の30年代に始まった」とするNPO法人安房文化遺産フォーラムの研究が進んでいる。「開戦後」とする市の立場と食い違っており、壕の入り口に掲げられた市の解説文に、関係者が疑義を唱え始めている。(山本哲正)

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【東京】230815_カニンガムレポート 終戦直後の館山明らかに
<つなぐ 戦後78年>

終戦直後の館山 明らかに
カニンガムレポート 4日間の「軍政」触れず
地域史研究者が入手

(東京新聞2023.8.15WEB)  印刷用PDF

終戦直後、館山市に上陸した米陸軍のジュリアン・W・ カニンガム准将が書き留めた 「カニンガム・レポート」には、上陸、制圧した手順、迎えた地域住民の様子が詳述されていた。地城史を研究しているNPO法人安房文化遺産フォーラム代表の愛沢伸雄さん(71)が、米国・テキサスの軍事博物館に問い合わせて同文書を入手。連合国軍が最終的に示した方針とは異なる「軍政」を館山で4日間敷いたことに触れていないとし、「軍政を歴史的に消す流れにあった」と推測する。

(山本哲正)

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【房日】230811_平和のための美術展

(房日新聞_2023.8.11付)

「平和のための美術展」
19日から枇杷倶楽部で

地域の芸術家65人が出品 南房総

芸術を通して平和の尊さを訴える「ART FOR THE EARTH 2023~第19回安房・平和のための美術展~」(同実行委員会主催、房日新聞後援)が、19日から27日まで、南房総市の道の駅とみうら枇杷倶楽部を会場に開催される。

同美術展は、これまでの戦争で才能ある多くの芸術家の命が失われたことや、今でも内戦、貧困、飢えに苦しむ国や地域があることから、「世界平和と地球環境保全を願い、自分たちにできることを」と、有志が実行委を組織して平成17年にスタートした。

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【房日】230707_卒寿、7冊目の出版 館山の大場俊雄さん

(房日新聞2023.7.7.付) ⇒

潜水器などの漁業史研究をライフワークとしている、館山市那古の大場俊雄さん(90)が、最新著『明治・大正・昭和前期 外国の海に潜った潜水夫』(たけしま出版)を上梓(じょうし)した。

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【房日】230517_赤山入壕者が前年比26%増

(房日新聞 2023.5.17付)

館山市教育委員会は、市を代表する戦争遺跡「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」の令和4年度の入壕者数をまとめた。入壕者数はトータルで2万8248人(前年度比26%増)と約6000人増えた。

全長約1・6キロと全国的にみても大規模な地下壕で、平成16年度に開壕。平和学習の他、観光で訪れる人も多く、29年度には3万8248人の来場があった。

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【房日】230517_米国の学生20人が安房で歴史や文化体験

(房日新聞2023.5.17付)

館山市でアメリカの大学生ら20人による短期留学が9日から行われている。館山の歴史や文化を体験する内容で、14日には同市神余地区の水田で田植え体験が行われ、学生らはコメづくりを学んだ。

短期留学しているのは、ミネソタ州のメトロポリタン州立大学、大坪寿美子博士の学生ら。日本のポピュラーカルチャー史の授業の一環として、館山を中心にフィールドワークや文化体験地元英語塾の生徒らとの交流などを繰り広げている。

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【房日投稿】230430_寺崎裕則氏の訃報に寄せて

(房日新聞2023.4.30付)

 過日、南総文化ホールで開催した「房州とイタリアを愛した画家・寺崎武男生誕140年」の事業において、作品資料展は420名、シンポジウムは130名が来場されました。三男の寺崎裕則氏より託された2000枚のハガキと数十冊の手帳やスケッチ帳を分析調査し、明らかになったことを報告書にまとめ、発表することができました。ご支援くださった多くの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

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【房日】230426*アワビがつなぐ日米交流

房日新聞 /⇒ 印刷用PDF

明治期に房総から渡米しアワビ事業を行った、南房総市白浜町根本出身の漁師、小谷源之助の子孫ら4人が21日、一族のルーツを求めて米国から来房。館山・南房総副市長への表敬や地域のアワビ移民の研究団体と交流を図り、房総での先祖の暮らしぶりに思いをはせた。

小谷源之助は、明治期に弟・仲治郎と米・カリフォルニアに渡り、モントレー湾で器械式潜水によるアワビ漁事業を行い、アワビの缶詰、ステーキなどでアワビを広め、米の食文化に影響を与えた。

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