ウガンダ支援交流

【房日】230929_ウガンダNGO代表来日

ウガンダのNGO代表来日

支援活動続ける市民と交流

(房日新聞 2023.9.29.付)

旧安房南高校の生徒らが1994年に始め、安房地域の高校生らに引き継がれてきたアフリカ・ウガンダの支援交流で、交流を続けているNGOウガンダ意識向上協会の代表、スチュアート・センパラ氏が来日した。交流30年の節目の記念式典に出席した他、館山市内各地を訪問して関係者らと交流を図った。

安房の高校生が主体となって活動をしている「安房地域のウガンダ支援交流」。NPO法人安房文化遺産フォーラムが支援の窓口となっており、同NPO主催でセンパラ氏の来日に合わせて30周年記念式典や展示を行った。

来日中は、旧安房南高校舎訪問、城山公園や渚の駅たてやまなどの市内観光、館山ロータリークラブとの卓話、安房西高校訪問などを行い、各所で支援者と再会を果たすなど充実した時間を過ごした。

旧安房南高校から始まった支援活動を、現在引き継いでいるJRC部がある安房西高校では、全校生徒に向けて30年の交流の歩みを語る講演を行った。

センパラ氏は、「安房の生徒たちが支援を続けているおかげで、ウガンダの子どもたちに技術指導や教育を行い、自立支援をすることができている。この30年で多くの人たちから頂いた支援に感謝したい」などと話していた。

同校JRC部9人と懇談会の時間も設けられ、センパラ氏と対面した内海響部長(2年)は「今回の講演を聞いたことで、これまでの交流を深く知ることができた。今抱えている現地の問題も知れたので、さらに寄り添った支援をしていけたら」と活動に意欲を見せていた。

230921_ウガンダ支援交流30年のあゆみ(式典)

安房地域では、高校生と市民活動が一緒にウガンダの孤児や貧困集落へ国際協力の手を差し伸べています。NGO代表の来日にあわせて30年記念式典をおこないます。多くの皆さんの参加を歓迎いたします。

公式サイト

1994年に旧安房南高校から始まったウガンダ支援交流は、統廃合を経て現在は安房西高校JRC(青少年赤十字)部が3校目のバトンを引き継いでいます。現地には友情の証として、2000年に「アワミナミ洋裁学校」が開かれ、2014年に安房南高校のセーラー服銅像を贈りました。さらに、安房・平和のための美術展ウガンダコーヒー店舗にも支援の輪が広がり、30年目を迎えました。

スチュアート・センパラ氏が代表を務めるNGOウガンダ意識向上協会(CUFI)は、内戦終結直後の1986年に設立され、孤児や貧困集落の教育・生活支援や農園運営などに今なお尽力しています。今回、センパラさんがかつて農村指導を学ぶために留学していたアジア学院(栃木県)の創立50周年式典に参加するために来日し、館山まで足を運ぶこととなりました。交流のあゆみを展示紹介するとともに支援金成果の活動についてお話を伺い、親睦を深めましょう。

 講演会
・2023年9月21日(木)10:00~12:00
・館山市コミュニティセンター第一集会室

▷展示会
・2023年9月20日(水)~21日(金)10:00~16:00
・館山市コミュニティセンター展示室

交流の模様はこちら。

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