【房日】220529_海軍落下傘部隊の慰霊祭で関係者が祈りささげる

海軍落下傘部隊の慰霊祭で関係者が祈りささげる

(房日新聞2022.5.29付)WEB  ⇒

館山市の安房神社で27日、海軍落下傘部隊慰霊祭が執り行われた。関係者の家族ら約10人が参加し、祖国に尽くした英霊に祈りをささげた。

海軍落下傘部隊は日本軍初の落下傘部隊。太平洋戦争開戦前の昭和16年9月、横須賀鎮守府第一特別陸戦隊、同三特別陸戦隊の精鋭約1500人が作戦実行を前に、館山海軍航空基地に集結。約2か月にわたり館山上空で降下訓練を行ったとされる。

隊員らは、12月に台湾・嘉義にて最終調整を行い、南洋の島々に降下し戦った。

終戦後、48年11月に元隊員らが戦地や訓練中に命を落とした仲間を弔うため、同神社に慰霊碑を建立。以後、海軍記念日(すでに廃止)に当たる5月27日に毎年、慰霊祭を執り行っている。

慰霊祭では、宮司による神事が行われ、その後、関係者らが玉串をささげた。

父親が元隊員で、平成21年から慰霊祭に参列しているという兵庫県の町田珠実さん(61)は「今年で落下傘部隊降下作戦から80年となる節目に参列できてうれしい。高齢化などで年々、参列者は減っているが悲劇が風化しないよう、語り継いでいきたい」と思いを話した。