お昼に出される給食は、何よりの楽しみになっています。
容器の隅から隅まで、一滴も残さないように食べます。
ウガンダ通信 / Letter
メデ村のランチプロジェクトの様子です。
ランチプロジェクトでは、準備された食べ物をみんなで分け合います。
普段十分にご飯を食べられない子どもたちも多いですが、
「食べ物を分け合う」ことを学び、みんなで時間を共にすることを
大切にしています。
水道が整備されていない地域では、生活で使う水を得るために、
子どもや女性たちが、水を汲んで運びます。
体力が必要な重労働ですが、水汲みの仕事は生活に欠かせません。
ビクトリア湖は、ウガンダ、ケニア、タンザニアの3か国にまたがり、
アフリカでは最大の面積を誇る、とても大きな湖です(九州地方の約2倍)。
ここには淡水魚「ナイルパーチ」が生息。漁業や湖岸の事業で生計を
立てている方も多くいます。
トウモロコシの粉を湯で練って作る「ポショ(白い塊)」と「豆のスープ」
これらはウガンダで代表的なご飯です。
子どもたちは順番に列を作ってご飯をカラフルなお皿やコップに入れてもらいます。
売られているアイテムがとても少なく、購買力が非常に低いのが現状です。貧困レベルは高いけれども、女性や子どもたちは彼らなりの最善を尽くそうと努力しています。
このコミュニティでは、アルコール依存症は、希望を失っている人の間で最大の問題です。彼らは、失業や貧困でフラストレーションを持っています。そのため、私たちが希望を与え、そして農業の実践や大変な作業に取り組んだりさせることで、もう一度やり直すことができるよう寄り添って支援をしています。
子ども(孤児)たちへの支援はもちろんですが、内戦の傷や生活への不安を抱えている大人やお年寄りへの支援、コミュニティ全体への支援も欠かせません。子ども(孤児)の支援を中心に、彼らを取り巻く人々やコミュニティ全体を励ますことで、少しずつ前進できるよう、後押ししています。
(ウガンダ意識向上協会代表 スチュアート・センパラ)
▼ウガンダの子どもたちのため、活動車両を買い替えよう
https://readyfor.jp/projects/awauganda
メデ村は私たち(ウガンダ意識向上協会)の介在でとても変わりました。私たちが関わり始めて約10年となります。この村が長い間内戦を経験し、家族が崩壊し、財産が失われ、父母が命を失いました。それゆえこの内戦の後はすべてが混乱していました。
今では人々の間に調和と平和が広まり、子どもたちは学校に行き、希望を取り戻しているところです。
彼らの目を見れば、そこに光りが見えます。彼らは人生で何か大きな事を成し遂げたいと強く願っており、それはとても大切な事です。彼らは地域での食糧確保に励んでいます。
時には雨が降らず干ばつになっても、できる限りの力を尽くしています。精神的に彼らは成長し団結しています。地域教会を立ち上げ、人々をまとめています。また女性のグループもあり、頑張って地域に信用組合を立ち上げ、とても低い金利で人々の金銭的な苦労の解決に役立っています。
(ウガンダ意識向上協会 スチュアート・センパラ)