*平和学習から生まれたウガンダ支援・交流
千葉県南部の安房地域では28年にわたり、高校生と市民がアフリカ・ウガンダへの支援と交流を続けています。
1994(平成6)年、旧千葉県立安房南高校では地域教材を活かした愛沢伸雄教諭の平和学習を契機に、戦禍によって孤児とエイズの蔓延するウガンダへ支援することを生徒会として決定しました。文化祭でウガンダ支援バザーや募金活動を行い、NGOウガンダ意識向上協会(CUFI)のスチュアート・センパラ氏を通じて支援を始めました。同校家政科の廃科に伴い使わなくなったミシンを送ったことを機に、2000(平成12)年には職業訓練施設が設立されました。地道な支援活動が実を結び、両校の友情の証として「安房南(AWA-MINAMI)洋裁学校」と命名されされ、建物正面には安房南高校の校章が掲げられています。
地域の若者から撒かれた平和の種は、NPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)が交流の窓口となり、統廃合を経て安房高校JRC(青少年赤十字)部が継承し、現在は私立安房西高校JRC部にバトンが手渡されています。また、婦人保護長期入所施設「かにた婦人の村」や安房・平和のための美術展、館山病院健康友の会など、多様な市民ネットワークの応援を得ながら、信頼と友情を育んでいます。
2023年より、新たにNPO法人GlobalBridgeNetwork との協働により、「少女の教育環境改善事業」の一環として、生理用の布ナプキン制作プロジェクトが始まります。
今後も安房地域の平和活動に、安房南高校・安房高校・安房西高校の卒業生をはじめ、多くの賛同者のご協力をお願いいたします。
⇒ 詳しくは【支援・交流のあゆみ】へ。
⇒ 記念誌『安房の高校生によるウガンダ支援・交流23年のあゆみ』はオンラインショップ。