先日は私達のために、お忙しい中貴重な時間を割いて頂き、ありがとうございました。愛沢先生のお話、そして館山戦争遺跡の見学を通し、改めて戦争の恐ろしさ、そして現在の日本の豊かさを感じました。
私達は戦争の経験がなく、テレビを通して世界で起こっている戦争についての情報を得たり、祖父母などから戦争当時の話を聞くことしかなく、あまり実感がありませんでした。しかし赤山地下壕の中を歩き、その中で恐怖を感じ、地下壕から出て外の光を見た時には、ほっといたしました。
現在、北朝鮮の核問題やイラクでの戦争、テロなど、世界ではまだまだ争いが絶えず、恐ろしい事件が多くあります。しかし、これからの世界を担っていく私達は、今回の研修旅行で学んだこと、感じたことを生かし、歴史をきちんと理解して、二度と同じ過ちを繰り返さないよう伝えていかなくては、と感じました。
今回のような素晴らしい機会をあたえていただき、感謝しております。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
地域に現存する戦跡を学びながら、人間が残した文化を歴史的にとらえ、自分の住む足もとから平和を考えることを教えてくれたビジュアルな講演であった。
里見氏の時代(1400年代)から太平洋戦争の終結までの時間軸をテキストに、その時代に生きた人間の喜び悲しみを、視点を変えることから眺めとらえ直す方法は、シンプルで分かり易いものであった。例えば、地図の見方では北を上にする常識から、勢力の進行方向や地政学的な考え方から作成した「環日本海諸国図」は、アジアの成り立ちとものの見方の実際を十分に教えてくれた。
また、地域開発と戦跡の関係では、戦跡保存運動とバッティングした企業誘致は、戦跡と若者の雇用確保のどちらが大切か」という問題を抱えながらも、そこにかつて生存していた人間と今後生存していくであろう人間の関係を、「平和」をキーワードに止揚したことで、行政との対立構造も克服できたことなどは、今後の運動の参考になった。
戦跡をめぐる人間模様では、里見氏の歴史をはじめとして、アワビ潜水漁法の小谷ブラザーズや、青木繁の布良における滞在や子孫に至る文化の流れは、地域を相対としてとらえるグローバルな視点を提供してくれた。
ウミホタル、菜の花等、他の生命との人間の関わりも、すーっと落ちるていねいな講演であった。「たてやま夕日海岸ホテル」の協力実演で、ウミホタル発光の観察もでき、戦跡学習から東京湾の生態まで学習できる場が館山市に存在することは心強い。NPO協力メンバーに高校の学習で育った青年がガイド役等で参加していた。
このたびは、中高YWCA顧問研修会のフィールドワークアレンジをいただきまして大変お世話になりました。ありがとうございました。
戦跡めぐりや座学を通して、安房の文化遺産を次代に引き継ごうとされている活動に触れ、多くを学ばせていただきました。殊に、地元の高校生とともに活動されている様子は、学校現場で生徒たちやYWCAの活動の上で青年たちと一緒に、「正義と平和」を生きる手掛かりを捜し求めつつ活動していく上で大きなヒントを与えていただきました。今後の活動の参考にさせていただきます。
またフィールドのガイドを担っていただきましたお二人の方々のきめ細やかな配慮にもお礼申し上げます。どうぞよろしくお伝えください。
暖かな館山も、一年中で一番寒い時期かと思います。どうぞ皆さま、お身体を大切にお過ごしください。
安房・平和のための美術展より、
5万円のチャリティ寄付を寄贈いただきました。
ありがとうございました。
2年越しの企画がようやく実現、千葉県館山に、今もなお残る戦跡を訪ねる平和ツアーを開催、13分会から22名の参加でしたが、参加した仲間は、それぞれ充実した一日を過ごしました。
愛沢様をはじめ、小沢様、サポートカー運行を含め、貴団体の皆様に大変お世話になりました。おかげさまで行事が大成功に終わる事が出来ました。ありがとうございました。
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すっかり日も暮れて、練馬へ戻るバスの中では、みんなで感想を語り合いました。
・館山だけでなく、日本中にこういう戦跡、恐ろしい事が有ったのではないか、
・灯火管制が敷かれ、薄暗い中で過ごしたり、防空壕に入った経験、戦後はひもじい思いをした、
・昭和元年生まれの兄にも赤紙が来て、千葉に応召に行った。兄たちがここにいたと思うと胸が詰まります、
・従軍慰安婦の問題について、ここが発祥の地という事は知らなかった。歴史教育の大切さを感じた、
・帰ったら多くの方に伝えたい、
そのほか、沢山の方が共通して話していましたが、「自分の目で見て、感じる事の大切さがよく分かった。今日はとても有意義でした」
参加した一人一人が、しっかりと、戦争の愚かさ、怖さと、平和の大切さを胸に、帰路につきました。
帰路への車中は、参加したみんなと感想交流をしながら過ごしましたが、全員が平和への思いをしっかりと抱き、充実した一日を振り返り、話をしていました。
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NPOのガイドで千葉をもっと楽しもう県民ウォーク
【日時】12月4日(土)雨天翌日順延
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■青木繁が≪海の幸≫を描いた神話の漁村めぐり
*時間=10:00〜12:00
*集合場所=JR安房自然村バス停留所
*参加費=500円
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■戦争遺跡「赤山地下壕」ピースウォーク
*時間=10:00〜11:00/11:00〜12:00
*集合場所=赤山地下壕(豊津ホール)
*参加費=500円
【講師】橋本新子(池坊湖月派代表)
たてやま夕日海岸ホテルのロビーで、季節ごとに房総の花々を活け、華やかに盛り上げいらっしゃいます。
お父上は、俳優・詩人の田辺若男。林芙美子と同棲し、島村抱月や松井須磨子らと芝居仲間だったとか。
驚くようなお話がたくさん。ありがとうございました。
第25回まちづくりコーディネーター養成講座
■日時=平成22年11月27日(土)〜28日(日)
■場所=聖徳大学生涯学習社会貢献センター(10号館)5階
■参加費=40,000円(資料代・昼食代・交流会費を含む)
※再受講者は10,000円(資料代・昼食代を含む)
■主催=NPO法人全国生涯学習まちづくり協会
■共催=聖徳大学生涯学習研究所、全国生涯学習まちづくり研究会
■内容
【土】
10:00受付・開講
10:30①講義「生涯学習まちづくりと市民参画の手法」福留強(聖徳大学教授)
11:30情報交流「私の地域活動」(ランチパーティ)
13:30②講義「市民ボランティアと就業のあいだ」工藤日出夫(システムブレーン社長)
14:30③事例研究「ユニークな地域活性化〜全国の事例紹介〜」
16:00④講義「地域コミュニケーション論」清水英男(聖徳大学教授)
17:00⑤講義「エコミュージアムという考え方」大山由美子(丹青研究所)
18:00まちづくり仕掛け人会議(交歓交流会)
【日】
9:30⑥講義「地域・文化資源の活用方法」池田恵美子(NPO安房文化遺産フォーラム)
10:30⑦講義「“交流”がもたらす地域の活性化」福留強(聖徳大学教授)
11:30⑧ワークショップ「地域を元気にする方策」
16:00修了式
16:30終了
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※パンフレット印刷用PDFは最下段の添付ファイル参照。
先日は大変お世話になりました。
ツアー終了後、「大変よかった」「勉強になった」等の感想が口々に語られました。
千葉に長年住んでいても、知り得ない歴史的背景を積極的に学び、そしてその遺産を受け継ぐ
必要性をあらためて感じることができました。
ご苦労もあろうと思いますが、今回の貴重な経験を私たちの仕事や諸活動にも
活かしていきたいと思います。
取り急ぎお礼を申し上げます。ありがとうございました。