お知らせ

130217内村鑑三と神田吉右衛門(南房教会市民講座)

南房教会市民講座

案内チラシはこちら

テーマ:内村鑑三の進路を変えた布良の神田吉右衛門翁
話し手:平本紀久雄氏
日時:2013年2月17日(日)14〜16時
会場:日本キリスト教団南房教会

館山市布良は、かつてマグロ漁とアワビ漁で栄えたところです。明治期に布良を日本一の漁港にした立役者・神田吉右衛門翁(1834〜1902)は、単に漁業家であったばかりでなく、類まれな道徳家・教育者・政治家でした。

その一例が、当寺弱冠29歳の水産伝習所(現在の東京海洋大学の前身)の青年教師だった内村鑑三に大きな影響を与えたことです。神田翁の一言によって内村は意を決して辞表を出し、水産技師から宗教家・思想家の道に進みました。

内村鑑三は、明治・大正・昭和初期の日本史上に名を残したキリスト教伝道者・思想家です。彼は生前、一高不敬事件・足尾銅山鉱毒事件批判・絶対非戦論を展開し、台頭する軍国主義や独占資本主義による環境破壊をするどく批判しつづけ、早くから軍国日本の破壊を預言しました。

そして敗戦後、内村の愛弟子の南原繁や矢内原忠雄たちが戦後日本の民主教育の牽引者となったのです。

今回は、神田吉右衛門翁の類まれな人格と地元に残した多くの業績について学び、あわせて演者の地域おこし(地元学)の一端をお話しします。

【千葉日報】100811日中韓歴史体験キャンプ

日中韓 歴史体験キャンプ

学生ら戦跡巡りや討論 南房総・館山

(千葉日報2010.8.11付)


日中韓の高校生や大学生らが戦跡巡りや討論を通じて相互理解を深める「第9回青少年歴史体験キャンプ」(NPO安房文化遺産フォーラムなど主催)が4日から9日まで南房総市や館山市で行われた。

3カ国の約160人の学徒が参加した。従軍慰安婦をしのぶ石碑が立つ婦人保護施設「かにた婦人の村」では、天羽道子施設長の「慰安婦だった方々に日本政府は謝罪をしていない。謝罪は破れてしまった人間尊厳の回復」との訴えに耳を傾けるなど、昼は安房地方の戦跡や日韓、日中交流の史跡を巡り、夜は討論を繰り返した。最終日には言葉や文化の壁を乗り越え、日中韓の間に横たわる数々の問題を正視しながら、平和を求める独自の宣言を作成。国境を超えたきずなを強めていった。

「歴史の教科書は自国に都合よく書くもので、相手の国に行かないと違いが分からない」と中国の銭宇飛君(17)。「日中韓には文化も歴史も、同じものも違うものもたくさんある」と交流の意義を語る。

慰安婦問題に韓国の張ユナさん(13)は「日本の学校で教えず、生徒がほとんど知らない」といら立ちを隠さない。李仁煕君(16)は「日本人にも慰安婦問題を広く知らせようと活動する方々がいて安心した」とし、「韓国は日中に挟まれ危機感がある。日本、中国の友人らと話すことは大事」と未来を見据えた。

「日本の加害ばかりでなく、中韓も他国での加害の歴史がある。一方的に相手を責めるのではなく平和につなげていこうと話し合った」と地元の県立安房高2年、清水絵夢さん(16)、飯沼日沙子さん(16)、加藤一徳君(16)ら。「お互いの溝が討論で少しでも埋まって良かった」と成果をかみしめ、「来年は韓国で開催。ぜひ参加したい」と目を輝かせた。

【60】130226愛沢伸雄さん*沖縄戦から安房の本土決戦体制へ

知恵袋講座60回目

語り手=愛沢伸雄さん
テーマ「沖縄戦から安房の本土決戦体制へ」

日時=2013年2月26日(火)13:30〜

参加費=200円(茶菓子・資料代)

 

昭和20年6月29日付けの「沖縄戦の教訓」という郡極秘書類があります。作成されたのは、沖縄戦終結から1週間後です。この教訓を生かし、安房地域では本土決戦に備え、次々と特攻基地や陣地が構築されました。20年にわたる調査活動の成果を報告します。戦跡ガイド学習会と合わせてご参加ください。

戦跡ガイド学習会=フィールドワーク

戦跡ガイド学習会

2013年フィールドワーク【要予約】

参加費=各回200円


①2月3日(日)

・AM=赤山地下壕(10:00〜12:00)

・PM=本土決戦陣地・金谷砲台

(13:00小高記念館集合)


②3月3日(日)

・AM=赤山地下壕(10:00〜12:00)

・PM=布良陣地・野鳥の森

(13:00小高記念館集合)

千葉県歴教協ニュース「なかま」458号が届きました。

2013.1.29

内容はコチラ

2013年の年頭にあたって


■2013年の年頭にあたって=三橋広夫(千葉県歴教協会長)

・安房集会へのお誘いを兼ねて


■関東ブロック集会に参加して=松戸支部・白鳥晃司

・「杉村楚人冠と大逆事件」の学習と新たな課題について


■中間研究集会に参加して=長屋勝彦(東葛支部)


■書評『新しい歴史教育のパラダイムを拓く』

=千葉県立成田国際高校秋山真一


■書評田中正敬・専修大学関東大震災史研究会編、日本経済評論社、2012

『地域に学ぶ関東大震災─千葉県における朝鮮人虐殺その解明・追悼はい

かになされたか』

=三橋広夫(千葉支部)


■書評

千葉県歴教協世界部会編『地図を書いて学ぶ世界史』その3

=米山宏史(歴教協常任委員)


【59】130122大場俊雄さん*千葉県安房地域における水産伝習所生徒実地演習

知恵袋講座59回目

語り手=大場俊雄さん
テーマ「千葉県安房地域における水産伝習所生徒実地演習」

〜関澤明清のつくった水産伝習所と房州アワビ漁の変遷〜

日時=2013年1月22日(火)13:30〜

参加費=200円(茶菓子・資料代)


水産学者の大場先生は、『房総アワビ漁業の変遷と漁業法』『あわび文化と日本人』『早川雪洲-房総が生んだ国際俳優』などの著者です。青木繁が滞在した小谷家住宅から発見された明治期の書簡(関澤明清)と重要水産動植物図にまつわる、近代水産業発展と館山の実習についてご紹介いただきます。

=関連報道〜北國新聞10/2付朝日千葉版10/13付=

NPOだより№51〜2013.1.1

印刷用PDF

 

□謹賀新年ごあいさつ

・愛沢伸雄

■戦跡ガイド学習会

・1/14(日)=布良陣地跡(館山野鳥の森)

・2/3(日)=金谷砲台跡

■知恵袋講座

・1/22(火)=大場俊雄さん「関澤明清の開いた水産伝習所と房総アワビ漁の変遷」

・2/26(火)=愛沢伸雄「沖縄戦から安房の本土決戦体制へ」

■元気なまちづくり市民講座

・2月23日(土)12:00〜15:30

*ワークショップ

*地域実践報告「3つの〝あ〟のまちづくり」

*シンポジウム「文化遺産を活かした館山まるごと博物館」

■第46回千葉県歴史教育研究集会

・2月23〜24日(土日)

千葉県歴教協ニュース「なかま」457号が届きました。

2012.12.19

内容はこちら

安房集会のお誘い


□安房集会のお誘い =池田恵美子(安房支部)

・青木繁《海の幸》誕生の漁村

・館山と近代水産業の黎明

・内村鑑三に示唆を与えた村長

・新たに歴史をつくるまちづくり


□「日韓歴史教科書ワークショップ」に参加して =若杉温(日本史)


□書評〜加藤公明・和田悠編(地歴社、2012)

『新しい歴史教育のパラダイムを拓く—徹底分析!加藤公明「考える日本史」授業』

=渡辺哲郎(日本史部会)


□書評〜千葉県歴教協世界部会編

『地図を書いて学ぶ世界史』その2 =米山宏史(歴教協常任委員)

千葉歴教協ニュース「なかま」456号が届きました。

2012.11.25

内容はこちら

秋の歴史見学会に参加して


□千葉歴教協「秋の歴史見学会」に参加して

=菱田美穂子(千葉市民)

=H.Y(千葉県立千葉中学校生)

=Y.K(千葉県立千葉中学校生)


□関東大震災89周年慰霊祭参加の感想

=舟津悠紀(日韓大学生交流会会員)


□地域に根ざす活動に踏み込む心根に感謝を表したい

〜歴教協第64回大会分科会の小薗報告を聞いて

=大竹米子(実行委員会・習八支部)


□千葉県歴教協世界部会編『地図を書いて学ぶ世界史』その1

=米山宏史(歴教協常任委員)