お知らせ

ちばコラボ大賞(千葉県知事賞)受賞しました!!

ちばコラボ大賞(千葉県知事賞)受賞しました!!

〜青木繁「海の幸」誕生の家・小谷家住宅を活かした漁村のまちづくり〜

 

千葉県では、NPOが地縁団体や行政機関等と連携して、地域の課題解決に取り組んでいる活動事例から、モデルとなるような優れた事例を「ちばコラボ大賞(千葉県知事賞)」として表彰し、連携の重要性や効果を広く知らせ、促進を図っています。

このたび、私たちの活動が平成26年度「ちばコラボ大賞」に選ばれました。

千葉県HP

【事業名】
・青木繁「海の幸」誕生の家・小谷家住宅を活かした漁村のまちづくり

【連携団体】
・NPO法人安房文化遺産フォーラム (代表:愛沢伸雄)
・青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会 (会長:嶋田博信)
・NPO法人青木繁「海の幸」会(理事長:大村智)
・富崎地区コミュニティ委員会 (会長:勢見勝美)
・布良崎神社 (責任役員:小谷昭)
・館山市 (市長:金丸謙一)
・館山市教育委員会 (教育長:出山裕之)
・館山美術会 (会長:今泉俊一)
・NPO法人全国生涯学習まちづくり協会 (理事長:福留強)
・千葉県歴史教育者協議会 (会長:三橋広夫)
・財団法人石橋財団石橋美術館 (理事長:石橋寛)
・青木繁旧居保存会 (会長:荒木康博)
・くるめつつじ会 (会長:高田誠之助)

【事業概要と成果】⇒詳細はこちら

【表彰式】⇒詳細はこちら
・平成26年12月18日(木)13:30〜15:40
・ホテルプラザ菜の花

【訃報】愛沢伸雄代表の御母堂・美代様がご逝去しました。
【訃報】

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NPO法人安房文化遺産フォーラム・愛沢伸雄代表のご母堂・愛沢美代様が

平成26年11月18日に99歳でご逝去されました。

謹んでご冥福をお祈りするとともに、

下記のとおり葬儀日程等をお知らせいたします。


【通夜】=平成26年11月20日(木)18:30

上名寺会館 〒098-1206北海道上川郡下川町幸町87、TEL:01655-4-2963


【告別式】=平成26年11月21日(金)11:00

同 上


【喪主】=愛沢行三(長兄)


※ 供花の申込先:花屋ひらり TE&FAX:01655-4-3478

・最寄りの花店より「花キューピット」を利用して会館に配送しても可。

141111*美術と歴史建物の視察バスツアー(佐倉)

ヘリテージまちづくり講座

美術と歴史建物の視察バスツアー

〜佐倉市立美術館&佐倉順天堂記念館&旧堀田邸

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【日時】2014年11月11日(火)

【参加費】2,000円(入館料・昼食・保険料)

【定員】25名(会員限定)


◎ 倉田白羊 くらたはくよう(1881-1938)

東京美術学校で黒田清輝や浅井忠の指導を受け、1901(明治34)年主席で卒業。房州根本(白浜町)の小谷英子と結婚し、1916(大正6)年より館山に居住。英子の兄は、明治期に房州根本から米国・モントレーに移住し、器械式潜水アワビ漁に成功した先駆者の小谷源之助・仲治郎兄弟である。

白羊は美術教育にもたずさわり、周囲に集まってきた小学校教師らに自由画教育を奨励した。千葉師範学校で研究会が開かれ、県下に自由画教育が広まった。

1922(大正11)年、白羊は山本鼎(かなえ)の要請を受けて信州上田へ移住、日本農民美術研究所の副所長に就任、本格的な農民美術の教育を始める。上田移住後も時々房州を訪れ、美術教育に尽力した。指導を受けた富崎尋常小学校(昭和2年3月)卒業の吉田源七らの作品が同館に所蔵されている。

白羊は、『三太物語』で知られる館山在住の文学者で画家の青木茂と懇意にしており、館山美術会の設立に関わった可能性もある。青木の遺族が寄贈した館山市立図書館所蔵の『水門』(上図)は、大房岬が見える湊川河口部で描いたと推定され、背景の館山湾に浮かぶ帆船は、その帆型より日本初の洋式船「富崎丸」(石油発動機付帆船・豊崎政吉造船)と考えられる。


◆佐倉順天堂記念館 【千葉県指定史跡】

順天堂は、長崎に遊学した佐藤泰然が佐倉に開いたオランダ医学の塾。当時としては最高水準の外科手術を中心とした実践的な医学教育と治療が行われ、幕末から明治にかけて全国各地から多くの塾生が参集し、その多くが明治医学界において活躍した。系統的な医学教育をとり入れた泰然の養子・佐藤尚中(たかなか)は、新政府から大学東校(現東京大学医学部)の最高責任者として招かれた後、御茶ノ水に順天堂医院を開業した。 館山市出身の資生堂創業者の福原有信は、大学東校で西洋薬学を学んでいる。

現在残っている佐倉順天堂は、1858(安政5)年に建てられたものと、その後拡充された施設の一部である。1975(昭和50)年に「旧佐倉順天堂」として千葉県指定史跡に認定され、建物の修復とともに1985(平成60)年から「順天堂記念館」として一般公開された。しかし建物の老朽化が進んだため、1999(平成11)年から2001(平成13)年にかけて再び修復整備が施され、2001(平成13)年10月2日から再公開となった。


◆旧堀田邸 【国重要文化財】

最後の佐倉藩主であった堀田正倫の邸宅として、1890(明治23)年に建築された。庭園を含む一帯が、1997(平成9)年に佐倉市指定文化財(名勝)となり、1999(平成11)年秋に大規模な補修復元工事を終えた。2001(平成13)年に千葉県指定文化財(名勝)に指定され、2006(平成18)年には「旧堀田家住宅」として国の重要文化財(建造物)に住居部5棟(座敷棟・居間棟・書斎棟・玄関棟・湯殿)と門番所・土蔵が指定された。伝統的な和風建築と西洋建築の工法が混在しており、明治初期の過渡期の様子をうかがい知れる。

佐倉に農事試験場を創設した堀田正倫は、安房北条で促成栽培などの農業指導や殖産興業の推進にあたっていた万里小路通房伯爵と交流が深く、堀田の妻伴子は万里小路の長女である。

141025*木更津市男女共同参画フォーラム〜館山バスツアー

平成26年度第2回木更津市男女共同参画フォーラム

館山の歴史・文化遺産を巡るバスツアー

“平和・交流・共生”のまちづくりをめざして

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館山の戦争遺跡・文化遺産をバスで巡り、解説をとおして、“平和・交流・共生”の精神を学びます。自分の行き方や足もとの地域を見つめ直すとともに、暮らしや現代社会の課題についても考える機会になればと思います。ぜひご参加ください。

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【日程】2014年10月25日(土)8:30木更津市役所集合

【講師】愛沢伸雄・池田恵美子(NPO安房文化遺産フォーラム)

【日程】

・館山航空隊赤山地下壕跡

・講義「館山まるごと博物館」

・婦人保護施設「かにた婦人の村

・128高地「戦闘指揮所」壕

・「噫従軍慰安婦」碑

・四面石塔

【参加費】500円

【申込・問合】木更津市役所0438-23-7485

【房日】140912*ウガンダ支援続けて20年

ウガンダ支援続けて20年

安房の高校生ら関係者が交流会 館山

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NPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)は7日、安房地域の高校生らによるアフリカ東部のウガンダへの支援活動20周年を記念する交流会を、安房西高校で開いた。関係者ら40人が集まり、活動を振り返ったあと、記念としてウガンダに寄贈するブロンズ像が披露された。

支援のきっかけは、当時、旧安房南高の教諭だった愛沢代表が、孤児の救済活動を行うNGOウガンダ意識向上協会の代表、スチュアート・センパラさん(57)に出会ったこと。ウガンダでは、内戦でエイズがまん延し孤児があふれていることを知った。

愛沢代表は、生徒らにボランティア活動を提案し、94年に支援が始まった。その後、安房高JRC部を経て、安房西高JRC部へと受け継がれて、支援バザーや募金などの活動が続けられている。

安房南高時代の資金援助を原資に2000年には、ウガンダの首都カンパラ市に職業訓練施設「安房南洋裁学校」が完成。交流の象徴として同南高の校章が掲げられた。

この日の交流会では、節目に合わせて作成した記念誌を、高校生や活動を支えた同窓芳誼会をはじめとする出席者に配布して、活動を説明。活動に関わった卒業生や支援を受けたウガンダの子どもたちの声も紹介された。

活動紹介の後には、20周年を記念してウガンダに贈られる、元南高の美術教師で彫刻家の船田正廣さん(76)が制作した、制服姿の安房南高の生徒立像が披露された。寄贈にあたり、安房西高JRC部から約5万円、館山信用金庫からふるさと応援ファンドとして10万円の助成もあった。

愛沢代表は「小さなことから始まった生徒たちの思いが、人と人をつないで素晴らしい活動になった。20年続いていることに感謝するとともに、今後も続いてくことを願っています」と思いを語った。

【房日】140716=青木繁《海の幸》フォーラム

青木繁《海の幸》フォーラム

布良で誕生した名画を考える

(房日新聞2014.7.16付)‥⇒印刷用PDFはこちら

明治期の洋画家。青木繁の代表作「海の幸」誕生の聖地として館山市布良に残る小谷家住宅の保存運動に取り組む、「青木繁≪海の幸≫誕生の家と記念碑を保存する会」(嶋田博信会長)が27日、南総文化ホール関係者を迎え、「青木繁≪海の幸≫フォーラム」を開催する。基調講演やパネルディスカッションをとおして、明治の漁村で誕生した名作「海の幸」を考える。

青木繁が布良を訪れて今年で110年を迎える。同会の地道な活動により、その節目の年に小谷家住宅の修復工事も始まり、2年間の改修が終わる平成28年春には一般公開も予定されている。とはいえ、保存費用はまだ目標に達せず、引き続き支援を呼びかけるとともに、青木繁の力を借りて館山の地域ブランドに磨きをかけよう、とフォーラムを企画した。

フォーラムは午後一時半から小ホールで。第1部は、海の幸を所蔵する福岡県久留米市の石橋美術館の森山秀子学芸課長が「青木繁を通してみる文学と美術の交流」をテーマに基調講演。第2部では、小谷家当主の小谷福哲さん、「海の幸」会理事で女子美術大学の吉武研司教授、労働大臣認定カラースキャナー1級技能士で「海の幸」複製画を制作した島田吉廣さn、NPO法人安房文化遺産フォーラム代表の愛沢伸雄さん、同事務局長の池田恵美子さんがパネリストとして登壇。「明治の漁村・富崎から≪海の幸≫誕生を探る」をテーマにディスカッションする。参加費無料(資料代300円)で、多くの来場を呼びかけている。

また、このフォーラムに続いて8月5日から、渚の博物館と館山コミュニティセンターで、青木繁「海の幸」オマージュ展が開催される。銀座・京都・福岡・田園調布と並んで館山展として開かれるもので、著名な美術家の作品が一堂に会する。

【朝日】140908=高校生、ウガンダの子ら支援20年

高校生、ウガンダの子ら支援20年

安房地域の3校で活動次々引き継ぐ

(朝日新聞2014.9.8付)

高校生、ウガンダの子ら支援

安房地域の3校で活動次々引き継ぐ

安房地域の高校生が、アフリカ・ウガンダの子どもたちの支援を始めて20年。統廃合や校内事情で3校をリレーした活動を記念する「つどい」が7日、安房西高(館山市)で開かれた。

この日、参加したのは約40人。活動を続けている安房西高2年で青少年赤十字部長の進藤美紅さん(16)は「生まれる前からあったのですね」と驚く。さらに「地球の裏の人とつながる活動を引き継ぎます」。ウガンダ支援を安房南高(同市)で始めた看護師の川名麻紀さん(37)は「小さな力でもやるんだ」という気持ちで始めた。20年も続くなんて」と語り、「安房西の皆さんもそんな気持ちで続けてください」と励ました。

安房西高のバザー売上金約5万円などと共に、しない在住の彫刻家船田正廣さん(76)が制作したブロンズ像「安房南高校生徒像」をウガンダに贈ることになった。最初に支援した安房南高は女子高なので、セーラー服姿の立像。船田さんは「ウガンダで身近な所に置き、みんなに手で触れてもらいたい」と話す。

活動が始まったのは1994年。集会を主催した安房文化遺産フォーラム代表の愛沢伸雄さん(62)は安房南高の教諭で、来日していたウガンダ人スチュワード・センパラさん(57)との出会いがきっかけだった。

センパラさんは内戦中に難民キャンプで働き、後に「ウガンダ意識向上協会」を設立して代表に。子どもの教育や健康管理、食糧供給を手掛けている。安房南高校の生徒が贈り続けた募金などで、同協会は2000年、腫とカンパラに職業訓練校を建てた。校名の「安房南・洋裁学校」に感謝の気持ちが表れている。

安房南高が統合された08年、統合先の安房高(同市)の青少年赤十字部に活動が引き継がれ、そこが活動をやめた昨年、今度は安房西高へと活動が移っている。

(田中洋一)