お知らせ

【66】160909成田均さん*館山の海を愛したジャック・マイヨールのメッセージ
語り手=成田均さん
テーマ「館山の海を愛したジャック・マイヨールのメッセージ」

日時=2016年9月20日(火)13:30〜

参加費=会員200円・一般500円(茶菓子・資料代)


映画『グラン・ブルー』のモデルとして知られるジャック・マイヨール(仏 1927-2001)は、人類ではじめて水深 100mの素潜り記録を達成し、30 年にわたり固い絆で結ばれた成田均氏(館山市坂田在住のプロダイバー)を慕い、晩年は館山に暮らしていた。生前、ジャックはイルカから学んだ人生哲学を「ホモ・デルフィナス(イルカ人間)」という造語にメッセージを託し、自然と人間が共存できる持続可能な社会を提唱した。成田氏は、ジャックの理念を継承し、豊饒の海をよみがえらせる「海洋牧場」や、安房自然村との協働による森づくりなど、夢の広がる構想をしている。

NPOフォーラムでも「館山まるごと博物館」活動の展望として、今年度事業の一環として協働することを総会で確認している。



【関連事業】
館山の海を愛したジャック・マイヨールのメッセージ展 in 館山病院ギャラリー

◎ 9月4日(日)〜10月2日(日) 館山病院内ギャラリー 観覧無料

160823*佐倉高校SGH

○ 私は今回、全く知らなかった館山の文化や戦争史を知り、多くの衝撃を受けました。特に、地下壕見学の時は、ここを実際に人が使用していたと思うと、生々しい感じが伝わってゾクゾクしました。また、この研修でテーマにしたいことも見つけました。それは「知られざる館山の戦争史の発信、そして平和の文化とは何か」です。私自身まだわかっていないので調べていきたいです。(KH)

○ 同じ千葉県内に戦争に関わりのあるところを初めて知りました。そして、今まで自分は地元のことさえも大して知っていなかったということを実感しました。研究テーマが「戦後の日本」なので、今回の研修はとても役に立ちました。(FT)

○ 「足元の歴史を知る」ということが日本や世界の歴史を学んだりグローバルな視点で物事を見たりするのに重要だと知った。先人が積み上げてきたものを目先の利益ばかりにとらわれ軽視してしまうのは残念だし、あってはならない。次の世代や未来に歴史をつないでいくことが私たちの役割であり、教科書には載っていない極めて地域的で小さな出来事にもしっかりと目を向けられる人になりたい。まずは地元である成田や佐倉について知り、疑問が生まれたり興味をもつ何かを見つけたら、そこから日本や世界との関係を探し掘り下げたい。(T A)

○ 始めの座学では館山のことをまんべんなく学ぶことができ、戦争のことのみを学ぶより視野が広が

り、テーマの模索にとてもよかったと思いました。その後に見学した赤山地下壕では、戦争下において人々がどのような工夫をして生きていけたのかが説明でも目からもわかりました。あと、今回の目的にはあまり合わないけど、断層を自分の目で実際に見ることが出来たのはとても嬉しかったです。

赤山地下壕の創設や使用された方、立地などは外国のことを深く考えてつくられていたので、テーマに繋がるだろうと思いました。(W C)

○ 今回の研修で、地域に根強く残っている歴史があることがわかった。また、戦争の裏側の事実も知ることができ、課題研究の戦争についてのテーマにも、一つの視点として繋がるだろうと思う。

(S Y)

○ 前までは空襲が東京などの大都市にしかないと思っていたので、館山にもあったことを知ってびっくりした。

一見ほとんどつながりのなさそうなものでも、よく調べてみると、なにか関わりがあったりするということがよくわかった。

敗戦直前には、本土決戦の準備を万全にしていたが、本当に決戦がなくてよかったと思った。

赤山地下壕は、そこにつとめていた人でも、全体像は知らないので、ものすごく厳重に情報が漏れないようにしていたのだと思った。

アメリカにアワビをとりに行った人々は、アメリカに忠誠をちかうために日本の情報を提供していたが、とてもつらかったと思う。

大巖院の四面石塔は、なぜ館山にたてられたのか、なんのためにたてられたのかもっとくわしく知りたくなった。

遭難した船を日本人が助けた話は、エルトゥール号の件しかしらなかったので、清国の船を救助した話を聞いたときは、うれしくなった。(I A)

○ 私が今回の講座で1番印象に残っているのは、赤山地下壕跡です。戦争について少し興味があるので、千葉県にもそのような場所があると知って驚きました。実際いってみると、あちらの方が詳しく説明してくださって、とてもおもしろかったです。天皇の写真が飾ってあった場所やほったあとが残っていて、本当にここで生活していた人たちがいたんだなと感じることができました。この講座に行って、課題研究のテーマを平和に関係させて考えてみようと思いました。戦争または人種差別についてなどグローバルにもつなげてみようと思います。安房へ行って、平和の大切さをあらためて実感することができました。(N Y)

○ 歴史の授業では習うことのないことをいろいろ知ることができた。さらに実際の場所を訪れ、話を聞くことでより戦争というものが身近に感じられた。(K K)

○ 館山にいったことは何度かあったが、館山にこんなに重要な戦争の移籍があること、戦争の歴史があることをはじめて知ってとても驚いた。

地下壕やハングルの石塔まで行って、何年も昔からこの場所でいろいろなことがあったのだと思うと不思議な感じがした。安房の遺跡の保護活動を続けていられるNPOの方々は本当にすごいなと思った。

やはり、グローバルな人材になるためには、まずは日本のこと、千葉のこと、佐倉、自分の住んでいる船橋のことをよく知っていないととても恥ずかしいと思う。今回研修に参加して良かったと思っている。(Y H)

○ 知っていると思っていた物語や遺跡のことが案外わかっていなくて、新しい知識が得られた。特に館山と佐倉のつながりは、今まで考えたこともなくて新鮮だった。

四面石塔について、韓国と日本の文字が書かれているのはわかったけれど、印度の文字や中国の文字が書かれているのはなぜなのか不思議に思った。

また、館山が4日間占領されていたことにとても驚いた。もっとその情報が広まってもいいと思う。(T R)

○ 安房文化遺産フォーラムの愛沢さんや池田さんのお話を直接聞くことができて本当によかった。「まず足もとを」という2人の先生の館山を大切に思う気持ちがとても伝わってきた。

はじめてこのようなツアーに参加できて、そして、赤山地下壕・大巖院・ハングルを実際に見てまわることが、今までと、“戦争”や“国際関係”に対する気持ちのもち方が変わった気がする。世界は日本人だけでなくてそれぞれの立場で別々の考え、意識があること。本当はどの国の人も他の国を思いやっていること。読むのではなくて見たり聞いたり体験することが大切であることなどたくさんつながるなと思った。(W R)

○ 今回の講座について、もともと戦争や平和に興味がありましたが、この講座に参加して戦争のこわさを肌で感じることができ、これを他の人にも伝えたいと思いました。伝えることができれば、平和の大切さをまわりに伝えることができ、今も行われている紛争などが少しでも亡くなれば良いなと思いました。(K T)

○ 今回、赤山地下壕などを見学して、地下壕では、まず、地層がくっきりしていてきれいでした。その次に、そこの土はやわらかいから、ほとんど人がツルハシで掘ったということに驚きました。機械や爆発物を使って掘っていると思っていました。また731部隊の話や現在の日本の戦争についての法の話を聞いて、少しその時のことや法律について興味が出ました。

四面石塔では、確かに戦争をしている中で、外国の文字で書かれたものが破壊されたり、たおされたりしなかったことは不思議だと思いました。

また、ハングル文字が今の文字と違うものが書かれていて、朝鮮のほうにはないのは驚きました。

最後に、まだわかっていないことがたくさんあると思うので、そういうことを調べるのも面白そうだと思いました。(O Y)

○ 日本と外国は地域的につながっている事がわかったので、日本全体の影響や対策だけでなく、地域ごとに受ける影響などを調べたいと思いました。(K R)

○ 館山というところは、交易や戦略的にも重要なのだと知り、佐倉とも関係があったとはじめて知りました。

また、NPOの方々が、資料がないのにも関わらず、歴史を身近なところと関連づけて調べることをしていて、勉強になりました。

「平和の文化」というワードからテーマに繋がるのではないかと思いました。(F K)

○ 今回の研修を通して、地元の歴史を学ぶことによって多くの史料が出てきて、それが大きな発見につながるのだと思った。日本と海外との交流が古くから盛んな土地の歴史を学ぶことは、日本、海外での交流の架け橋にもつながるのだと学んだ。今回の研修で館山が昔、外交に関してどれだけ重要で、考古学的に価値のある史料が多いかわかった。まだまだ多くの発見がありそうで面白 かった。(A Y)

○ 館山市が、戦争の時に重要な役割をになっていたことは知らなかったので、しれてよかった。

また、朝鮮通信使が館山となんらかの関係がある可能性があるっていっていたので、興味がわきました。

天皇陛下の写真が大切っていっていたが、なぜ大切なのにまん中にほかんしていなかったのだろうか。(H S)

○ 愛沢さんのように個人的な活動からも世界の歴史につながることができるのだなと感じた。

また、防空壕だと思っていたものが、いろんなことに使われていることをはじめて知って驚いた。(S Y)

○ 戦争があったということはもちろんわつぃも知っていましたが、館山であったことは全く知りませんでした。

特に私は、館山が軍事占領を3日間だけされていたということに驚きました。

また、洞窟の中はめっちゃこわかったです。特におばあちゃんの説明のしかたが。笑

館山に行ったのははじめでだったのでとてもワクワクしました。

また機会があったらぜひ参加したいです。(T R)

○ 今回の研修で世界遺産の大切さをよく学ぶことができたと思う。

戦争からつながっている“今”を、人と人とのつながりによってつくられていることを知った。また、今回の研修に参加しなかったらこのような体験ができなかったのだと思うととても貴重なものだと実感した。館山のことについてもっと深く調べたり、他の地域についても幅広く知ることができたらと思った。

思いがけないところで他国との関係があり、興味深いと思った。(O Y)

○ 今回の研修では特に赤山地下壕跡がとても印象深かったです。なぜなら、当時の軍の人などが実際に使っていた物や部屋を見て、当時の雰囲気を少し感じ取れたからです。またガイドの人の案内も印象的でした。

将来、二度と戦争が無いように今回の体験をいろんな人にしてもらい、今よりも意識を高くしてほしいと思いました。(A Y)

○ 私の祖母の実家がある館山が本土決戦の予定地だったということに驚きました。(那古船形に住んでいるのですが、大本営の予定地だったということにも驚きました)

もしそこで万が一があったら、私は生まれていなかったので、平和の重要性を身をもって感じました。

SGHテーマにつながりそうなこと。領土問題。日本と他国における歴史館の違い。占領下の地域についての問題(元植民地における国境問題なども含む) (I T)

○ 館山市が行っている平和運動や歴史について詳しく話を聞けて良かった。館山市が戦争などと深く関わっていることに驚いた。

SGH課題研究で、国際平和について研究しようと思うので、平和運動について詳しく調べようと思う。(H M)

○ 今回の研修では、実際に防空壕に入り、係の人にここはどのような場所だった」とか「どんなことをしていた」など戦争を体験した人からのお話をきいて、今の私達が、これからも戦争の恐ろしさや、体験した人の伝言など受け継いでいく必要があると思った。

洞窟の中はとても広く、この中でみんなはどんなことを思ってひなんしていたのかと思うと私達もまだ、昔の日本について学ばなければならないと思った。(O C)

○ 自分は、今回の学習とは関係性の薄いと思う石油問題についての課題研究をやろうと思っている。しかし、これは、今回の学習の一つである他国との人間関係の作り方が関係していると思う。(I Y)

【読売】160817 朝鮮王族の「七言対句」公開

(読売新聞 2016.8.17.付)

朝鮮王族の「七言対句」公開
館山「小谷家住宅」で
26代高宗のおい
王位継承争い 日本亡命

朝鮮王族の李埈鎔の書「七言対句」が、館山市布良の市指定有形文化財「小谷家住宅」で公開されている。書は2年前、小谷家住宅で見つかり、その後の調査で、王位継承争いに巻き込まれた李が1899年(明治32年)から8年間日本に亡命し、同市北条(当時北条町)で暗殺されかけたことがわかった。

館山市立博物館の岡田晃司学芸員によると、李は朝鮮王朝第26代皇帝の高宗のおい。七言対句は「江上 晴烟人似樹楼中紅燭妓如花 韓国李竣鎔」と書かれ、名前と雅号「石庭」の印が押されている。「大河の上の明るい霞の中に立つ人は樹に似ている。楼閣にゆらめく紅い灯の中に立つ遊女は花のようだ」という内容。 続きを読む »»

南房総観光連盟より表彰されました。

表彰状
愛沢伸雄殿

あなたは多年にわたり観光協会各種事業に精励し
地域観光発展のために多大な貢献をされました。
よってその功績を讃え表彰します。

平成28年6月30日
南房総観光連盟
会長 黒川大司

NPOだより№74〜2016.7.10

 

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*NPOフォーラムの事務所を引っ越します。

・再開! 知恵袋講座in新事務所(旧更科)

講師=成田均氏

・館山の海を愛したジャック・マイヨールのメッセージ展in館山病院ギャラリー

・布良崎神社祭礼〜夕陽の祭典・御浜出ウォーキング

*愛沢伸雄代表、南房総観光連盟より表彰

・第20回戦争遺跡保存全国シンポジウム長野県松代大会

・ツアーガイド&講演のスケジュール

・ブロンズ「刻画・海の幸」除幕式in久留米

・かにた村よりお知らせ

第20回戦争遺跡保存全国シンポジウム長野県松代大会
第20回戦争遺跡保存全国シンポジム長野県松代大会

日程=2016年8月20日(土)から22日(月)

会場=松代文化ホール(全体会)・松代公民館(分科会)


〇20日(土)10:00〜

・見学会①=象山地下壕

・映画「キムの十字架」上映会

○20日(土)全体会13:00〜

・記念講演=和田登氏(作家)

「発想の現場としてのマツシロ〜私の取材ノートから」

・朗読劇「女たちのマツシロ」

・基調報告

・地域報告

○全国交流会(松代ロイヤルホテル)18:00〜


〇21日(日) 9:00〜15:10 分科会(中央校舎)

・分科会①「保存運動の現状と課題」

・分科会②「調査の方法と整備技術」

・分科会③「平和博物館と次世代への継承」


◯22日(月)見学会9:00〜12:00

・象山地下壕・舞鶴山・御座所


ご案内 詳細 参加申込書

(申込、払込締切7月31日)

⇒NPO安房文化遺産フォーラム会員は、参加費を一部補助しますので、NPO事務局までご連絡ください。


主催=戦争遺跡保存全国ネットワーク

現地実行委員会