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第21回戦争遺跡保存全国シンポジウム高知大会
.‥⇒※詳細の開催概要および参加申込書は最下段の添付ファイル参照
◆開催日 =2017年
・8月19日(土)全体会
・8月20日(日)分科会・閉会行事
◆会場 =高知県民文化ホール
〒780-0870 高知市本町4丁目3-30
℡088-824-5321
◆日程」と内容
◎8月19日(土)
①全体集会 県民文化ホールグリーンホール
12:00〜 受付
13:00〜 全体集会 開会
・主催者挨拶(実行委員長)
・記念講演 公文 豪 先生 「植木枝盛憲法草案と日本国憲法」
(休憩)
・基調報告 十菱駿武 (戦争遺跡保全国ネットワーク共同代表)
・地域報告2本(15:00〜15:40)
・閉会挨拶
15:50〜 会員総会
16:30〜 分科会打ち合わせ(運営委員)
17:00 会場閉鎖
(交流会会場へ移動)
②全国交流会(高知会館) ※会費5000円
17:30〜 受付
18:00〜 交流会
◎8月20日(日) 分科会、閉会集会 多目的室
8:30〜 受付
9:00〜15:00 分科会
分科会①:「保存運動の現状と課題」 (1Fの第11多目的室)
分科会②:「調査の方法と整備技術」 (4Fの第6多目的室)
分科会③:「平和博物館と次世代への継承」(4Fの第7第8多目的室併合)
15:10〜16:00 閉会集会(4Fの第6多目的室)
分科会報告
特別決議 大会アピール
閉会挨拶
◎8月21日(月) フィールドワーク遺跡見学会(午前中)
Aコース:前浜掩体と耐弾式通信所
9:00県民文化ホール前出発ーー高知龍馬空港着11:30–JR高知駅駅着12:10
※懐中電灯をご持参ください
Bコース:旧歩兵第44連隊弾薬庫・講堂、陸軍墓地 他
9:00県民文化ホール前出発ーー12:00県民文化ホール前着
〇図書交換
8月20日 9:00〜15:00に 第3多目的室(3F)
◆参加費など
参加費 一般2000円(1日参加は1000円) 大学(院)生1000円(1日参加は500円)
交流会参加費 5000円
昼食弁当代 600円(8月20日)
遺跡見学会 Aコース バス代2600円 Bコース バス代2400円
◆宿泊について
宿泊の斡旋はありません。会員に送付した高知市マップを参考に各自でご手配ください。
◆現地実行委員会組織など
実行委員長 平和資料館・草の家館長 岡村正弘
現地事務局長 出原恵三
事務局次長 岡村啓佐
事務局会計 太田紘志
戦争遺跡保存全国ネットワーク事務局長 幅 国洋
事務局 〒780-0861 高知市枡形9-11 平和資料館・草の家
電話 088-875-1275
FAX 088-821-0586
メールアドレス GRH@ma1.seikyou.ne.jp
7. 会員でない一般の方の申込のお問い合わせ先 (予約が必要な場合があります)
①現地実行委員会 上記住所
②戦争遺跡保存全国ネットワーク事務局
〒380-0928 長野市若里3-5-5
きぼうの家 NPO松代大本営平和祈念館気付
戦争遺跡保存全国ネットワーク事務局
電話 026-228-8415
FAX 026-262-1831
平成26年10月25日(土)
木更津市より市民31名が男女共同参画フォーラムとして、
「“平和・交流・共生”のまちづくりをめざして」をテーマに、
館山の歴史・文化遺産を巡るバスツアーが来訪しました。
*木更津市男女共同参画フォーラムの参加者アンケートはこちら。
千葉県民の日
赤山地下壕ガイドサービス
2017年6月15日(木)9:30〜12:00
※個人・小グループ向けに、赤山地下壕のガイドサービスを行います。
ガイド料=無料。入壕料無料。
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「館山まるごと博物館」のまちづくり
よみがえった青木繁「海の幸」誕生の家・小谷家住宅
公益財団法人あしたの日本を創る協会
『まちむら』№134(2016年6月号)‥⇒印刷用PDF
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千葉県南房総地域に残る戦国大名里見氏の城跡や、戦争遺跡などの歴史・文化遺産が、時代とともに忘れ去られ、破壊されていく状況にあったところを、多面的に保存・活用活動に取り組み、多くの情報を発信(フォーラムやシンポジウム、遺跡ウォーキング、講演会、講習会等を開催)することによって、地域に自信と誇りを呼び戻し、この地を訪れる人びとにも波及し、新たな交流文化によるコミュニティ・ネットワークを広げようと活躍している。地域資源を活用し、参加と連携に多様な方法と工夫を用い、また、積極的な情報発信と幅広い人材活用・育成を行なっており、また、地域の活性化につながる「新しい公共」活動の実践事例およびNPO活動のモデルとして今後一層の発展が期待される。
文化遺産を活かした「館山まるごと博物館」
前記のコメントは、NPO法人安房文化遺産フォーラムが、平成18年度あしたのまち・くらしづくり活動賞・内閣官房長官賞を受賞した際の、審査講評である。
あれから10年。館山市指定史跡となった館山海軍航空隊赤山地下壕跡は広く知られ、見学者は年間3万人を超えるようになった。戦後70年の節目であった昨年は、証言の会を重ね、米国テキサス軍事博物館から新資料を入手し、調査を深めながら、戦争遺跡保存全国シンポジウム千葉県館山大会を11年ぶりに開催した。
また、市道計画により破壊寸前であった里見氏稲村城跡は、17年にわたる保存運動の末、岡本城跡とともに国指定史跡を実らせた。NPO活動の拠点としてきた小高記念館も、昨年、国登録文化財となった。
足もとの自然や有形無形の文化遺産を「館山まるごと博物館」として捉え、豊かな地域資源に磨きをかけ、市民が主役のまちづくり活動に取り組んでいる。なかでも、日本を代表する明治の画家青木繁が滞在し、重要文化財「海の幸」を描いた小谷家住宅の保存運動は、全国の画家とともに取り組んだ活動事例として注目されている。
房総半島南端の小さな漁村のまちづくり
かつてマグロはえ縄発祥の漁村として栄えていた館山市富崎地区(布良と相浜)は、水産業の衰退に伴って少子高齢過疎化が深刻となっていた。青木繁「海の幸」がここで描かれたことは、市民にもあまり知られていなかったが、ゆかりの文化遺産を活かして地域活性化が図れないかと検討し、当NPOと富崎地区コミュニティ委員会の呼びかけにより、平成16年からまちづくりへの取り組みが始まった。
この経緯において、小谷家当主も地域活性化のために私邸を活用することに賛同したため、文化財専門家に調査を依頼したところ、安房地域の漁村を代表する分棟型民家として高い評価を得た。そこで、当主から館山市教育委員会へ指定文化財申請書を提出するとともに、当NPOが事務局を担って、青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会(以下、青木繁保存会)を発足した。小谷家住宅は館山市指定有形文化財となり、青木繁保存会が管理団体として選任された。
一方、青木繁を敬愛し、画壇の聖地として小谷家住宅を後世に残したいと願う美術家たちも、修復基金を創出する目的でNPO法人青木繁「海の幸」会(以下、「海の幸」会)を設立した。理事長は、女子美術大学名誉理事長であり、後にノーベル医学生理学賞を受賞する大村智先生が就任された。
目的を共有する青木繁保存会、「海の幸」会、館山市教育委員会生涯学習課、小谷家当主は四者協議会として話し合いを重ねた。文化財部分を修復するとともに、古い物置を増改築して当主の居住部とする費用として、総計4,300万円が見積もられ、基金目標額に設定した。
青木繁「海の幸」記念館の開館へ
青木繁の没後100年にあたる平成23年、福岡久留米の石橋美術館・京都国立近代美術館・東京のブリヂストン美術館では、半年にわたる青木繁展が開催された。これを好機として小谷家住宅の修復基金を呼びかけようとしていた矢先に、未曽有の東日本大震災が起こった。全国で震災支援金が募られ、文化財保存の寄付は自粛せざるを得なくなった。
そこで、「海の幸」会では著名な画家によるチャリティ企画が提案され、青木繁「海の幸」オマージュ展が全国巡回で開催された。青木繁保存会も自治体に働きかけて、館山市ふるさと納税の中に、市指定文化財である「小谷家住宅の保存・活用に関する事業」を選定して寄付ができるように制度を整え、積極的に寄付を募った。
同年より、文化庁「地域の文化遺産を活かした地域活性化」事業に4年連続で採択され、地域住民への理解と支援を呼びかけるべく、青木繁「海の幸」フォーラムやまちづくり講座の開催、報告書「ヘリテージまちづくりのあゆみ」の発行などをおこなった。
文化庁の5年目に委託された「NPO等による文化財建造物の管理活用」事業では、造園や垣根作りなどの環境整備、館内の展示設営などを、住民参画型のワークショップ形式で作り上げた。
いよいよ2年間の修復工事を終え、竣工直前に修復基金は充足した。5年に及ぶ文化庁事業をはじめ、様々な取り組みの経費を加算すると、総額約7,000万円近い事業を市民の力で成し遂げたのである。今春、4月29日に念願の青木繁「海の幸」記念館が開館した。
世界に広がるまちづくりネットワーク
開館に先立ち、青木繁保存会の発起人である河正雄氏より、ブロンズ「刻画・海の幸」の5体鋳造と寄贈の申し出があった。河氏は在日韓国人二世の美術メセナであり、作者は館山市在住の彫刻家・船田正廣氏である。戦後70年と日韓国交正常化50周年の節目に、美術友好と平和祈念の証として日韓5ヶ所に設置されることになった。
館山の青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅、福岡久留米の青木繁旧居、そして韓国ソウルの秀林アートセンター、光州市立美術館、霊岩郡立河正雄美術館。平和の文化で結ばれたネットワークは、国境を越え、東アジア共同体のまちづくりに寄与している。
青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅
【インフォメーション】
所在地 〒294-0234千葉県館山市布良1256
開館日 毎週土・日曜
(お盆時期・年末年始を除く)
開館時間 4〜9月10:00〜16:00
10〜3月10:00〜15:00
維持協力金(入館料)
一般200円 小中高100円
友の会 年会費2,000円
地域住民と美術家たちが協働、命が《海の幸》誕生の文化遺産が復活
青木繁「海の幸」記念館
ちばぎん総合研究所『MANAGEMENT SQUARE』新・房総百景‥⇒印刷用PDF
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歴史遺産で地域学習
館山で千葉大生
(千葉日報2017.6.13付)‥⇒印刷用PDF
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千葉大学教育学部の竹内裕一ゼミは11日、館山市の館山海軍航空隊赤山地下壕(ごう)跡をはじめとした歴史遺産を現場視察した。学生や大学院生ら25人が参加。文化財の保存に努めるNPO法人安房文化遺産フォーラムの解説を聞き、平和教育や歴史遺産を使ったまちづくりを学んだ。
同法人は地域学習を推進するため、筑波や中央学院、明星などの大学で教育を学ぶ学生に現地見学や解説を行っている。社会科教育を専門とする竹内ゼミは、地域を調査する「巡検」を毎年実施しており、館山市内の歴史遺産を訪れるのは初めてとなる。
学生らは明治期の画家、青木繁が代表作「海の幸」を描いた小谷家住宅を修復工事した「青木繁『海の幸』記念館」や婦人保護長期入所施設「かにた婦人の村」を訪問。同法人の愛沢伸雄代表らから施設概要や歴史などの解説を受け、遺産を通じて地域の文化や生活を知ること、教材として活用できることを体感していった。
参加した千葉大学教育学部4年の宮本一輝さん(22)は「なかなか知れない戦争遺跡の説明を受けられてよかった。小学校の教員を目指しているので、遺跡をどう子供たちに伝えていくか考えていきたい」と話した。
「館山まるごと博物館」のエコミュージアム実践研究
地域資源の再発見と街づくり
「月間事業構想」2016年10月号‥⇒印刷用PDF
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月刊事業構想2016.10.-1
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月刊事業構想2016.10.-2
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月刊事業構想2016.10.-3
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月刊事業構想2016.10.-4