お知らせ

070901千葉大学教育学部生*平山靖さま

2日間たいへんおせわになりました!

ありがとうございました☆

みんなとても勉強になったといって喜んでくれていたので、自分としてはうれしかったです。

今回は前回さんまとで館山に来たときより、濃い学びができたと思っています。

今回とっても感じたことは、「自分の地域を知り他者と繋がることができる」ということでした。

四面石塔から京都とつながり韓国の人々とも繋がることができる。

そのほかにも人とのつながり、地域同士とのつながりをとても感じました。

それも、自分の地域を知っていくことで開けてきているものだと思いました。

前回は平和等じっくり考える機会にもなり、地域で生きることに感動していたことを覚えています。

それと並ぶかそれ以上の学びができ、とてもいい旅行だったと思いした。

ありがとうございました!


【追伸】2009.3.14

千葉大学を卒業し、現在小学校5年生の担任をしています。

周りの先生についていくのがやっとです。

もう少し偉くなったら館山の社会科見学など提案していきたいと思っています^^;

【房日】070807*『赤い鯨と白い蛇』②橋本芳久

映画「赤い鯨と白い蛇」を観て

上映委員会 橋本芳久

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民話と神話が交錯したような芸題の映画が、館山で撮影されていると知ったのは二〇〇五年であった。正直なところ、初めはその異様な題名にあまり期待をしていなかったのだが、観るたびに新しい気づきと感動がこみ上げてくる。

内房線特急ビューの車内に始まり、南欧風の館山駅西口から鏡ヶ浦、洲崎灯台など、つぎつぎと見慣れた風景がスクリーンいっぱいに広がる。館山の海、浜、山、樹々にそよぐ風、葉のささやき。散歩の道すがら、いつも目にする波左間の六地蔵。すべてが身近で、親しみ深い場面の連続。

そんな館山を舞台にして、年代も環境も違う五人の女性たちが過ごす三日間。それぞれ苦悩を乗り越えて明日に希望をつないで生きてゆく姿には、共通した教訓的なものを感じる。それを導いているのは香川京子扮する保江婆の生き様であろう。

「自分の心に素直な生き方を」「私を忘れないで欲しい」という言葉と大切な品物を保江に託し、敗戦の二日前、特殊潜航艇の青年少尉は命を落とした。彼との約束を守るため、認知症で薄れゆく記憶を懸命にたどりながら、館山の掩体壕や地下壕などの戦争遺跡を歩きまわり、遺品を探しあてる保江。そして、鏡ヶ浦の水平線に沈みゆく夕日に赤く染まった潜水艦と、白い軍服に身を包んだ青年の回想シーンが重なる。これは、亡くなった青年将校への、いや戦争で犠牲を強いられたすべての者への鎮魂の場面として深く心に残る。

香川京子の迫真の演技は、渋さの中に輝きを増して光っていた。戦後まもなく、沖縄の苦しみを描いた『ひめゆりの塔』で主人公を演じた少女が、歳を経て再びいまに生き帰った姿を見た思いである。絶妙な樹木希林、爽やかな浅田美代子などの演技も素晴らしく、真剣さが伝わってきて好感が持てる。

圧巻なのは、ラストに近いシーンである。今まで静かに描かれていたスクリーンが、一挙に激しい動に転じ、八幡神社の神輿祭りの場面となる。宮地真緒演ずる保江の孫娘が、生まれたばかりの赤子をしっかりと抱きしめ、若者達が力いっぱい担ぐ神輿を見つめている。赤子の胸には保江が恋人から貰った七つボタンの一つが光っていた。妊娠し、ボーイフレンドから「俺と結婚したいのなら子供を堕ろせ、産みたいのなら別れろ」と言われていた娘が、結婚できたのかどうかは描かれていない。しかし、明日を担う若者のたくましさ、未来への無限の希望を印象付けるような転換が素晴らしい。

かつて館山の地は軍都であり、人も自然も自由な呼吸すらできない時代があった。戦争が終わり、苦しみから解放された館山の地は、生き生きと輝くばかりの美しさと可能性をよみがえらせた。随所を飾っている館山の美しい自然を背景にして、いのちや平和の尊さ、その可能性と希望が描き出されている。それは自然ばかりではない。安房高女・安房南高校の卒業生であるせんぼん監督の母校の威風堂々とした木造校舎をはじめ、この地に生きてきた人びとの営みがもつエネルギーであるといえよう。

苦悩をかかえて現代を生きる人びとの心を癒し、生きる力を育んでくれる珠玉の作品である。館山市民、いや千葉県民の一人として、せんぼん監督はじめ関係者の皆様に、素晴らしい作品を有難う、と心から言いたい。十月十四日に開かれる南総文化ホールの上映会には、せんぼん監督も駆けつけて講演してくださるとのこと、本当に楽しみである。

一人でも多くの方がこの映画を見ることができるように、上映委員会ではチケットを預かって販売に協力してくださる方を募集しています。事務局(090-6479-3498)までご連絡をください。

070801館山市立北条小学校(安房・総合的学習部会)*松本博さま

お忙しい中、館山の歴史についてきめ細かな講演をいただきましてありがとうございました。

また、フィ-ルドワ-クまでしていただきましたこと、本当に感謝しております。

館山に長く住んでいながら、目から鱗の思いで聞いていました。

お体に気をつけて頑張ってください。

8/4~5=北条まちなかウォーク&赤山ガイド

夏休みの自由課題に「たてやま探検」してみよう!

(自然体験活動〜トム・ソーヤースクール企画)

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北条まちなか発見ウォーク

■日時=2007年8月4日(土)15:00〜16:30

■集合=館山駅東口「福力」前(郵便局ならび)

■参加費=おとな200円、子ども無料

※希望者はガイドブック600円

⇒銀座まつり・納涼ふれあいひろば(解散)

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赤山地下壕の探検ウォーク

■日時=2007年8月5日(日)10:00〜12:00

■集合=豊津ホール(宮城プール横)

■参加費=無料

070731市原市道徳研究会事務局*河野保さま

昨日は有意義な研修の機会を提供してくださり、ありがとうございました。

参加者一同、大きな満足感をもって帰途につきました。

研修を通して、観光地の影にかくれた館山の素顔を知ることができました。

勝つあてのない戦争に突き進んでいった悲惨さ、

そしてそれに対峙した人々の思いを痛いほど感じさせられました。

またそれと同時に、この思いを後世にどう伝えていくのか、

どう戦争遺跡を保存していったらよいのかという難しさも感じさせられました。


今回の研修の成果を、授業作りや地域を見つめる視点等に生かしていきたいと思います。

房総という同じ地域に住む者として、皆様の活動を大変心強く思います。

今後のますますのご活躍を参加者一同祈念しています。

今後ともまたよろしくお願いいたします。本当にありがどうございました。