【日時】2007年8月28日(火)13:30〜15:30
【会場】小高記念館
【講師】吉田昌男さん(NPO会員)
【テーマ】世界の海をめぐった元マグロ船機関長の話
【日時】2007年8月28日(火)13:30〜15:30
【会場】小高記念館
【講師】吉田昌男さん(NPO会員)
【テーマ】世界の海をめぐった元マグロ船機関長の話
昨日は有意義な研修の機会を提供してくださり、ありがとうございました。
参加者一同、大きな満足感をもって帰途につきました。
研修を通して、観光地の影にかくれた館山の素顔を知ることができました。
勝つあてのない戦争に突き進んでいった悲惨さ、
そしてそれに対峙した人々の思いを痛いほど感じさせられました。
またそれと同時に、この思いを後世にどう伝えていくのか、
どう戦争遺跡を保存していったらよいのかという難しさも感じさせられました。
今回の研修の成果を、授業作りや地域を見つめる視点等に生かしていきたいと思います。
房総という同じ地域に住む者として、皆様の活動を大変心強く思います。
今後のますますのご活躍を参加者一同祈念しています。
今後ともまたよろしくお願いいたします。本当にありがどうございました。
昨日は、小澤さんに案内していただき、
「龍の壕」を見学させていただきありがとうございました。
ひんやりとした地下壕は、タイムトンネルに入ったような
感覚でした。小澤さんの説明もとてもわかりやすく、勉強になりました。
今日も選挙ですが、2度と戦争をしないように、伝えていきたいです。
「かにた婦人の村」でも、塩川さんが子供たちに
わかるように説明して下さってよかったです。
NPOのお働きのためにお祈りしています。
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東京大空襲で母と弟たちを亡くした私が、父の故郷・館山で暮らすようになったのは、日本が戦争に勝つと信じてやまなかった昭和20年4月のことでした。東京の女学校から旧制安房高等女学校に転校し、安房第二高等学校(現在の安房南高校)を卒業するまでの6年間、私は館山ですごしました。戦禍に傷ついた私の心を温かく励ましてくれたのは、館山の自然と諸先生や多くの友人でした。あれから62年たった今もなお、母なる館山・安房の地は私の心の支えです。
そんな私の想いを代弁してくださるかのように、安房南高校の先輩であるせんぼんよしこさんが、館山を舞台に素晴らしい映画をお創りになりました。『赤い鯨と白い蛇』という不思議なタイトルで、賀川京子さん、樹木希林さん、浅田美代子さんたち女性ばかりが出演しています。せんぼんさんの体験を重ね、主人公(香川さん)が少女時代の疎開先館山を訪ねるという設定です。「赤い鯨」は館山沖で訓練していた特殊潜航艇を意味し、「白い蛇」は家の守り神を象徴しています。女性の眼から見た戦争と平和、現代人の抱える問題テーマに、語り継ぐことの大切さや生命の尊さ、そして美しい愛を描いた作品です。
せんぼんさんが78歳で映画監督デビューしたと伺い、私は封切り初日に岩波ホールへ足を運びました。世代の異なる5人の女性とラストシーンの赤ちゃんが織り成す物語は、まるで絵巻のように見えました。まさに、せんぼんさんが日本テレビのディレクター時代に手がけた看板番組「愛の劇場」シリーズの集大成とも言える作品だと思いました。すべての世代に通じるメッセージは、せんぼんさんでなければ描けない、しかも美しい館山だからこそ描けた作品です。せんぼんさんがふるさと館山に熱い想いを贈ってくださった宝ものに思えて、とても感動しました。シネマ夢倶楽部ベストシネマ賞、日本映画批評家大賞、藤本賞など多数を受賞し、モントリオール国際映画祭にも出品され、高い評価で世界に受け入れられていることは大変な偉業です。
私たちの女学生時代、戦争について本当のことは知らされていませんでした。安房で本土決戦が想定され軍備強化されていたことや、私たちが「ひめゆり部隊」に匹敵する役割を担わされていたかもしれなかったことなど、私も最近になって知りました。封印されてしまった過去の出来事をきちんと見つめなおし、次世代を担う子どもたちに何を手渡さなければならないか、それを問うのがこの映画の主題です。しかも、由緒ある安房南高校が創立100年を迎え、さらに統廃合によってその名が消えゆく最後の年に誕生した記念碑的作品です。「誠の徳を磨けよ」と建てられた母校です。そこで学んだ卒業生の手によって、このような素晴らしい映画が創られたことを、心から誇りに思います。
私やせんぼんさんに当時のことを教えてくれたのは、10数年にわたる戦争遺跡の調査をし、安房南高校をはじめとする高校教育と地域づくりに尽力されてきた愛沢伸雄さん(NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム理事長)です。シナリオを作るうえでの情報提供から戦争遺跡のロケ地選定に至るまで、せんぼんさんに協力をした愛沢さんが、この映画を地元の人にぜひ見てほしいと願い、10月14日に上映会を企画してくださいました。
この映画は、すべての世代の人にぜひ見てほしい映画です。そして、受けた感動の中身をじっくりと考えてみませんか。それが、戦争を起こさない世界を子孫に贈るための大切な一歩であると信じます。
この思いに賛同された方は、上映委員会として力を貸して下さいますようお願いいたします。今月14日には、上映委員会向けの試写会を予定しています。参加をご希望の方は、事務局(池田恵美子090-6479-3498)までお問合わせください。皆さんのご協力を心よりお待ちしています。
千葉女子高校1年生340人が来館
遠足で戦跡見学やウミホタル鑑賞
映画『赤い鯨と白い蛇』上映委員会のための試写会
小高記念館の新企画「知恵袋講座」
・第1回 保坂明さん「清国船元順号の千倉漂着と遭難救助」
・第2回 吉田昌男さん「世界の海をめぐった元マグロ船機関長の話」
親子で北条まちなか発見ウォーク 〜銀座商店街ふれあいまつり
NPO懇談会
報告=千葉女子高校の戦跡ガイド
報告=アワビ漁師の二世三世(小谷ユージン&キミ)来日
本日の講話、ありがとうございました。
今、感想をまとめあげ、正直感動しています。
「楽しかった」「話に引き込まれた」「子供にも聞かせたい」
このような感想をたくさんいただいたのですよ。
私の友人に、「(そのまた友人に)声をかけて」と頼んでいたのですが、
「『誘ってくれてありがとう』って言われたのよ」と教えてくれました。
家庭教育学級で、参加者の反応がこのように良いものは、なかなか
無いと思います。大成功の講話となりました。
池田さんにお願いして本当に良かったです。
家庭教育学級の説明会の時に「一目ぼれ」(笑)した第一印象は、
バッチリ当たってしまいました。
今日の感想をまとめましたので、ご覧下さい。
本当に楽しく拝聴させていただきました。
今度是非お茶でもご一緒してくださいね。
(家庭教育学級委員・梨岡由紀子)
家庭教育学級:感想文(2007.7.4)
(NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム)
【北条小学校】
館山市に住んでいても何も知らずに過ごしていたと思う。家の近くにすごい歴史のある建物があることに
驚いた。
知らなかったことがたくさんあり、いい勉強になりました。
かにた婦人の村にずっと興味を持っていました。子供達にも伝えていくために、もっと知りたいと思いま
す。
今日はとても感動しました。館山に生まれ、のんびりと過ごしてきました。生まれ育った館山の地を知り、
嬉しかったです。
館山のまちや歴史について、とてもわかり易く講演いただき、とても勉強になりました。
とてもわかりやすい説明で良かったです。私は地元育ちではないので、ますますこの地域が好きになりま
した。今日参加して良かったです。
始めは地元ではない館山にさほど興味は無かったが引き込まれるように聞き入ってしまいました。何気な
く見ていた建物や景色にも深い歴史があり、おもしろかったです。それから、身近に戦争の名残があり、
驚き、自分の無知さを改めて感じ、今日話を聞いて本当に良かったと思います。
館山でなにげなく通り過ぎている中にも、いろいろな歴史が隠されていることがわかりました。今日教えて
いただいた場所や歴史に触れてみたいと思いました。
自分の住んでいる安房にはまだまだ知らない事があると思いました。歴史ある所に住んでいると言うこと
を知りました。
「へえ〜っ」と思うお話ばかりで引き込まれました。楽しかったです。
今まで歴史に興味はありませんでした。しかし、身近で見方を変えただけでおもしろいものだと思いまし
た。これからは見方を変え色々見て回りたいと思います。
とても楽しく、というか、良いお話でした。聞いて良かったです。歴史を知り、これを元に新しい事を考えら
れる(講師の)池田さんの夢みたいなものを感じました。NPO 活動、頑張ってください。応援します。
館山に住んでいながら知らなかったことがたくさんあり、勉強になりました。子供と一緒にまた改めて町を
調べるいい機会になりました。
館山に引っ越してきて4年目になりますが、館山についてまだまだ何も知らないのだと、お話を聞きなが
ら思いました。これから色んなところに行ってみます。館山のことをもっと知りたいです。
地域のことなのに知らないことをたくさんお話していただき、大変興味深かったです。今年、駅からのハイ
キングに子供と参加して館山を色々見て歩いたばかりなので、いっそう話がよくわかった気がします。子
供にも聞かせたいと思います。
「へぇー」と何度も言ってしまうほどおもしろい講話でした。こんな家庭教育学級を待っていました。地元な
のに知らない事って多いものなんですね。
館山で生まれ育ってきたのに、館山と戦争との深いかかわりなど、まだまだ知らない事がたくさんあり、と
ても興味深いお話でした。またこんな機会があるといいと思います。子供達にも聞かせてあげたいと思い
ました。
生まれ育った館山ですが、歴史についてはほとんど知りませんでした。この家庭教育学級をきっかけに、
子供達にも館山の歴史、素晴らしさを伝えたいと思いました。今までよりももっと館山が好きになりました。
今日の講話を聞けて良かったです。いろいろな館山を知ることが出来ました。
私は生まれも育ちも館山なのに、知らない事が沢山ありました。今度は子供と一緒に詳しく調べてみたい
と思います。
館山再発見の“短い”旅でしたが、今後も知りたいという欲求を満たしていきたいと再認致しました。良い
機会を与えてくださいましてありがとうございました。
(付)旧図書館がなくなったときは本当に残念に思っておりました。私の実家も小原歯科風の洋館でしたの
で、取り壊す前に父に提言したものでしたが、経費の面で残すことが出来ませんでした。
【北条幼稚園】
・館山で生まれ育ったわりに何も知らない!と思いました。自分も私の子供も戦争の中での生活を本当には知らない。戦争時代のことを知っている父に、親戚の人たちに、いろいろこれから細かく聞いていきたいと思いました。何かご協力できれば・・・と思っています。おもしろかったです!
・今春館山に引っ越してきました。館山のことを知りたいと思って参加しました。現代の話と交えてわかり易く話して下さり、とても楽しく興味深く聞くことが出来ました。今日聞いたことを夫・子供にも教えてあげたいと思いました。館山も戦争とのかかわりが強いんですね。最近「戦争のつくりかた」という本を読んだばかりなので、考えるところがありました。
・今日は自分自身や館山、そして世界を見直し、考えるとてもよい講話でありました。館山で生まれ育ち、現在家庭を持ち子供を館山で育てていること。私の子供の頃の思ったこと、今の子供達が考え感じていることの共通点。また、新しい発見を生活で感じている時、今日の学習会に参加できたことは、とても有意義であったと思っております。歴史を見守って語り継ぐ大切さが新しい時代を良いものにして行くことに繋がっていくことを痛感しました。今日のことを子供達に話したり実際に見て回りたいと思いました。
・とにかく知らないことばかりで“ビックリ”しました。「すごいじゃない、館山は・・・」という感じです。機会があれば子供にも聞かせたいなと思いました。夏休みも近いので、事を起こすにはちょうど良いかなと思いました。良いお話でした。
・地元には色々なことを始めた人が沢山いて驚いています(何も無い所だと思っていたので)。戦争が2度と来ない国になって欲しいです。従軍慰安婦問題等考えると、男女問わず悲しい出来事だったと思いますので・・・
・私は、この館山で生まれ育ったわけではないのですが、その場所その場所で色々な歴史がある事がわかった様で大変勉強になりました。今度時間がある時は子供とドライブしながら色々な場所を見たいと思います。
・何も知らずに通り過ぎてきた町並みに、こんなにも沢山の歴史や意味を感じる事が出来た貴重な時間でした。
・いろいろ知らなかった事が多くあった。また子供達と色々見たり知ったりしていきたいと思う。
・地元に生きていて知らないことの多さにビックリしました。これから先、子供と一緒に少しずつ勉強していきたいと思いました。難しい内容を楽しく聞かせてくれて助かりました。
・館山に住みながら全く知らないことばかりでした。沢山の文化財もあるので、訪ねてみたいと思います。
・大厳院の四面石塔には度々行きます。重い歴史だと思います!
・とても楽しかったです!!戦争の辛い事は目を背けてしまいがちですが、地元で自分の出来ることをやっていく大切さを知りました。
・館山に住んでいてもわからないことばかりでした。しかも文化財が身近に沢山あり、驚きました。講師の池田さんの話が飽きずにのめりこむように聞く事が出来ました。貴重な時間でした。
・何気なく暮らしていた町ですが、いろいろな歴史があり驚きました。セントラルに行っています。いつも小高記念館って何だろう?と思っていて、今日話が聞けて良かったです。北下台も是非登ってみたいですね。
・館山がこんなに深い土地であるとは正直なところ知りませんでした。今日のお話を頭に置きつつ、いろいろ見てみたいと思います。
・地元館山のことを沢山聞けて、とても良かったです。悲しい歴史についても自分で子供達に伝えなくては、とも思いました。もっと詳しく聞きたかったです。
・今日は館山市のことを色々と学ぶことができました。歴史というのは、とても深みがある事だなぁと思いました。もっともっと館山市のことを知りたいです。まずは親が知って子供に教えてあげられたらと思いました。
・私の夫はNPO 法人に入っているのですが、是非私にも出来ることがありましたらボランティアとしてお手伝いをして行きたいと思います。大変興味があります。よろしくお願い致します。
【日時】2007年7月24日(火)13:30〜15:30
【会場】小高記念館
【講師】保坂明さん(NPO会員)
【テーマ】清国船「元順号」の千倉漂着と遭難救助
期末テストが終わったので、アンケートをまとめました。
生徒たちの感想を見て、改めて良い「遠足」であったと思いました。
(楳澤和夫先生)
1学年館山遠足生徒アンケート(抜粋)
【A組】
●千葉が第2の沖縄になるかもしれなかったとは思わなかったので、びっくりしました。遺跡は戦争時代の面影が残っていて恐い感じがしました。
●千葉に住んでいるのに、館山の戦争の歴史はほとんど知らず、初めて館山が戦争の時の重要な場所であることが分かりました。「戦争は二度と起きてはいけない、起こしてはいけない」というボランティアガイドさんの気持ちが良く伝わってきました。(皆様、ボランティアガイド・案内をして頂き本当にありがとうございました)
●地下壕を見ていると、辛く苦しい時代を生きてきた人の、生きてきた証なんだと思いました。館山が戦場にならずに済んだことにホッとすると同時に、いつか誰もがこんなことで安心することがないような世界になって欲しいと思います。
●館山に行ったのは初めてでしたが、事前学習のおかげで、ガイドもより分かりやすく理解できたと思います。とても楽しかったです。館山に戦争に向けて備えられた武器などがたくさん残っているのが戦争の大変さを物語っていると思いました。八犬伝もとても勉強になって読んでみたいなあと思いました。
●平和があるからこそ今の生活ができるんだなと思った。
●ボランティアの君塚さんの説明がとても勉強になりました。
●戦争の時のわからないことがあんなにたくさんあるとは知らなかった。まだまだ、わからないことがたくさんあるんだなと思った。
●戦跡というと、沖縄とかのイメージが強かったけど、館山で歴史を学べて良かったです。
●この遠足のおかげで、戦争遺跡に興味を持ちました。また、戦争がどんなものなのか、どんなことがあったのかを詳しく知りたいと思いました。機会があれば他の遺跡も見てみたいと思います。
●遊びで終わらない遠足で良かったと思う。千葉県に戦跡があることも知らなかったので、60年前のことが知られて良かった。痛い経験だが忘れていってはいけないと思う。
●地下壕見学が一番印象深く、兵士の存在がとても身近に感じられた。また機会があれば、他の戦跡も見学したいと思う。また、当時の様子は全くわからないが、ここで傷ついた兵士がいたと思うとぞっとした。怖かった。
●遠足めためた楽しかったです。戦跡とかは小学校の頃に3日間かけて詳しく勉強した時と同じ場所だったので・・・でも赤山地下壕はガイドさんが説明してくださったので感動しました。因みに6月23日は沖縄では「慰霊の日」だから、12時になったら西を向いて「ウートートー」するんですよ。人形劇やってくださるんだと思っていました。でも映像見て、司会が坂本九さんですごかった。して・・・人形操ってる人も余裕な感じで、人形使っててスゴかったです。人形が重いってコトも初めて知りました。
●館山というと花の街という印象が強いので、戦跡があるなんて驚いたけど、もっと多くの人に知ってもらうことが必要だと思いました。
●館山の歴史がよく分かったし、クラスの人たちとの関わりがより深いものになった。バスレクがとても楽しかった。
●バスレクや新聞など、遠足係の人が頑張っていました。
●今まで入ったことのない地下壕に入ったり、その他にも見たことのない戦争遺跡に行って、改めて自分は戦争にないところに生まれて良かったなあと思いました。海遊びはとても楽しかったです。
●楽しかった(特にバスの中)でも、もう少し楽しいところを見学したかった。
●ホテルにおみやげがあんまり売ってなくて、Pの方がたくさん売っていたので、だったら最初から「Pで買う」と決めていて欲しかったです。
●話を聞くよりも、実際に見てみるとすっごく興味深くて楽しかった。
【B組】
●館山にあれほどたくさんの戦争の歴史があるなんて知らなかったので、新しい発見がたくさんできて良かったです。
●昔、戦争のために使われていた場所や、米軍上陸地に自分が立っていることが不思議でならなかった。特に赤山地下壕はひんやりして暗く少し怖かったけど、なぜか悲しくてせつない気持ちになった。海ホタルはすごくキレイだった。絶対に戦争を起こさない世界を作りたい。
●館山遠足では防空壕が印象深かったです。防空壕の中はライトをつけないと真っ暗なところが多く、昔あそこに人が住んでいたと思うと、今はとても平和だと思いました。また、「うみほたる」はとてもきれいでした。館山の人はとてもあたたかかったです。
●音楽選択者の歌がとても上手でびっくりした。生で地下壕や米軍上陸地を見られて、すごいなあと思ったり、ためになったと思うが、いく前にもっと勉強していればと思った。
●里見八犬伝の話は聞いていて楽しかった。今度本を読んでみたいと思った。赤山地下壕はとても寒かった。中にはなんのためにあった穴かわからないものがあったりして興味深いところがあった。壁をさわってみたら、火山灰の岩石だったから崩れた。中学生の頃に「うみほたる」に来たことはあったが、光っているところは見られなかった。光る色は蛍光の緑かと思ったら青かったから驚いた。
●普段行かない場所に行ったり、教科書にない歴史を知るという意味でも地下壕に行くという経験は貴重なものになった。
●人形劇ワークショップの時に実際に劇をやってくれれば良かった。壕を見て回るのは面白かったし、勉強にもなった。昼食のカレーが辛かった。甘口にしてほしかった。サラダのドレッシングが酸っぱかった。
●赤山地下壕は思っていたのとは全然違っていて、人の手で掘られたようには見えませんでした。ワークショップでは人形の構造とか詳しく教えてもらえて勉強になりました。
●戦争の遺跡は勉強になった。内容に少しだけ物足りなさを感じた。
●赤山地下壕は行くことができてとても良かった。この遠足で行かなければ、この先自分は行かないようなところにも行けて良かった。
●ボランティアガイドの説明を受けながら、赤山地下壕などをまわったのは、とてもわかりやすくて良かった。
●もともと戦争のことは興味があったから、いろいろ見られたり、話を聞いたりできて良かった。特に、赤山地下壕は興味深かった。館山には戦争や里見八犬伝などの歴史があることを知った。うみほたるは想像していたものと違ったけど、暗闇で光る光がとてもきれいだった。
●昼食がカレーライスというところが悲しかった。量も自分に合わなくて満足できなかった。
遠足自体は楽しかったが、なぜ、いきなり館山・・・?と思った。
●館山は自然が豊かで、とてもきれいでした。うみほたるを生で見てみたいと思いました。里見八犬伝の続きが見たいです。
●このクラスでまとまってどこかへ行くのは初めてだったけれど、バスの中でもわいわい騒げて楽しかった。昼食はせっかく海辺に行ったのだから魚系が食べたかった。
【C組】
●昔、館山に戦争があったことが分かり、とても心にしみてきました。今では良い観光地になっているのに、昔戦争があったなんて信じられないほどでした。
●人形劇はその場で見たかった。バスの中のレクがすごく面白かった。クラスの委員さんがしおりを作ってくれたので、準備がしやすかったです。
●遠足で皆ともっと仲良くなれて良かった。また、人形劇の時の人形がすごく興味深かった。とても楽しく過ごせたと思います。
●色々な人の協力でとても楽しい遠足になった。戦争の跡を実際に訪れることで、肌に戦争に悲惨さを体感した。
●元から戦争に興味があって、とても勉強になった。
●地下壕や露頭の地層がくっきりしていた。
●楽しかったけど、行く時間が長かった。
●人形がすごかった。その場で人形劇を見てみたかった!!
●お土産の数が少ないかなと思った。
●戦争っていや。あんな息がつまりそうなところに人が住んでいたと思うと・・・信じられない。
あそこで亡くなった方もたくさんいたんだろうな・・・
●ワークショップで実際に劇をやって欲しかった。地下壕の中はすごくかんどーした。バスレク楽しかった。
●歴史を感じ、なぜか悲しくなった。
●赤山地下壕はなかなか興味深く、普段滅多に行くようなこともないので面白かったと思う。
●戦争の悲しさなどがよく分かりました。
【D組】
●赤山地下壕は特にすごかった。写真ではなく、実際に行って体感するということはとても貴重な経験になったと思う。
●長い間、新聞を使ったりして準備してきたけど、その結果が実って良かったと思う。館山の身近に戦争の跡地があったこともわかって充実していたと思う。
●千葉県内にこんな戦跡があると知り、実際に見てとても驚きました。また、改めて平和の大切さを学び、平和な今の日本に感謝したくなりました。
●遠足のバスの中はとても楽しかった。
●自由行動の時間が短かった。
●初めて館山に米軍が上陸したということがわかった。うみほたるがあんなに光るとは思わなかった。
●戦争のことについて学べたのはとても良い機会でした。初めて知ったこともあり、驚いたこともたくさんありました。
●バスの中は楽しかった!!平和の素晴らしさを実感しました。人形劇は説明ばかりで「退屈」でした。
●人形劇ワークショップでは、文章をダラダラと述べているだけで、生徒たちが気を引くような言葉をひとつも言ってくれなかったのでただ「眠かった」だけでした。地下壕に入って色々説明が聞けたのでそれは勉強になりました。
●赤山地下壕が思ったよりも寒かった。初めて入ったので、とても興味深く、勉強になった。
●地下壕を自分の目で見てみると、戦争の怖さを改めて実感しました。地下壕の中が意外と暗く、寒かったのには驚きました。
●館山遠足を楽しむことができた。館山が昔、戦争の地だったことは、館山について学習するまで知らなかった。
●戦争のために「うみほたる」を使っていたことが分かった。
●地下壕の中がとても興味深かったので、もう少しゆっくり見たかったと思いました。
●地下壕があんなに広いとは思わなかった。人形劇っていうから劇を見られるのかと思ったから「あれ?」と思った。
●ボランティアガイドの方がとても詳しく説明してくれました。
●普段体験することのないものや、実際に見たり、行ったりすることが初めてのものが多くて、とても良い体験になったと思います。
●ガイドさんの戦争についての話がとても興味深かったです。地下壕では戦争をしていた当時の生活風景がよくわかった。
【E組】
●バスの中が1番楽しかった。赤山地下壕は暗かったから恐かったケド、とても興味がもてた。造りがスゴかった。
●60年前に米の占領軍が上陸したという場所に今自分が立っていると思うと不思議な感じがした。平和の学習をする時、話を聞くだけでなく、実際に見てみることも大切だと思った。
●地下壕の見学は行く前から少し興味があったので、壕の中は少し怖かったけれど、真面目に見学していました。人形劇ワークショップは想像と少し違った。壕の中の立ち入り禁止の場所の奥など、昔なにがあったかとか、ここで何がされていたかとか想像すると怖かった。とにかく怖かった。中にいるときは早く抜け出したいとずっと思ってたけど、全て興味があったので、真面目に話を聞けました。色々考えられました。
●海など自然にふれ合えてとても良かった。特に赤山地下壕は戦争の悲惨さを改めて考えさせ
られた。あんな暗くてじめじめした所に1日中いるなんて考えられなかった。そしてクラスの人と楽しめて良かった。
●戦争はむごいものだと思った。
●この遠足を通して、戦争について少し知ることができた。館山の人は、私たちに楽しんで、そして少しでも戦争のことについて知ってもらおうといろんなことをして下さって嬉しかった。
●戦争は現実に起こっていたってことを思い知らされショックだった。
●初めてあんなに大きい防空壕に入ったけど、想像していたよりずっと大きかった。ガイドさんの説明もとても分かりやすかった。
●海もきれいで、花がいっぱいの館山市が戦争があったときの悲惨な現状も残っていて、今まで千葉県人なのに知らないこともいっぱいありました。とても勉強になりました。
●場所がびみょう。バスは楽しかった。
●地下壕はとても興味深かった。館山に地下壕があることを考えたり、知ろうとしたりすることがなかったので、知ることができて良かったと思う。
●とても楽しかったです。遠足係さんありがとう。
●民家のすぐ隣りに壕があったのがすごく印象的だった。
●遠足はとても楽しくて、E組の仲がさらに深まったような気がします。また、地下壕では今まで見られなかったものが沢山見れてすごい興味津々でした。機会があったら松代の地下壕にも行きたいと思った。
●史跡を見て、館山のイメージが変わりました。
●人形劇は、実際に劇が見られるのかと思った。地下壕はいろんな説明があって、分かりやすくてとても勉強になった。事前に話を聞いていたので、当日行った時よく分かった。
●赤山地下壕でガイドさんの話を聞いてすごく興味を持った。また行きたい。
●赤山地下壕は当時の戦争の様子が分かって勉強になった。特にアメリカ兵が書いたという「USA」の文字を見たときは、すごく悲しくなった。
●赤山地下壕はとても興味深いものだった。戦争の跡が痛々しく残っていて、また大人になったら行きたいと思った。
【F組】
●千葉県に戦争の遺跡があったことに驚いた。また、機会があったら個人的に行ってみたいとも思った。
●うみほたるがキレイで感動しました。館山のいろんな景色や文化に触れることができて良かったです。
●戦跡とかをもっと見てみたいと思った。もっと多くの人に館山のことを知って欲しい。色々考えることができて良かった。戦争のツメあとを初めて間近で見て、亡くなった方々の無念さとかを強く感じた。
●遠足新聞や事前学習をやったことで知識をもった上で遠足に行けたから良かったと思う。
●1年生全員でどこかに行くのは初めてなので、とても楽しかったです。歴史の跡など、直接見ることができて、実感できたので良かったです。とても勉強になりました。
●1番興味深かったことは赤山地下壕です。実際に中を見学してみて戦争の規模が分かりました。そして二度と戦争を起こしてはいけないと感じました。
●赤山地下壕についてはとても関心を持てたし楽しかった!!米軍上陸地は雨だったからバタバタしてよくみることができなかった。でも全体的に学習することがたくさんあってためになった。
●自由時間があって、海で遊べたことはとても良かった。
●館山にあんな戦争の遺跡があるとは、遠足に行くことになり、事前学習や新聞で知ったので、実際にこの間行ってみてすごくびっくりしたし、印象深かった。
●館山が戦争に関係していたことを初めて知った。赤山地下壕を見学できたことはとても良かったと思う。
●難しいことばっかだと思ってたけど、実際にこの場で起こったのかと思うとリアルで怖かった。友達とはしゃいだのが楽しかった。
●地下壕では友達におどかされつつも、良い体験が出来たと思います(地層がすごかった)。“うみほたる”は実際に見たのは初めてだったので、キレイな光にうっとりでした!!
●掩体壕などに触れられて、本当に良い体験になった。
●「うみほたる」は6回も脱皮して、3㎜くらいに成長することを初めて知りました。赤山地下壕は、とてもひんやりしていて、何かおばけでも出そうな雰囲気でした。とても勉強になりました。
●うみほたるの鑑賞で携帯のシャッターライトが気になりました。事前に言って切っておいてもらうなどして欲しかったです。というより、写真自体どうかと・・・
●うみほたるの光がとてもきれいでした。人形の作りがすごいと思いました。無表情なのに、ちゃんと感情がわかることに感動しました。
●実際に見た方が話で聞いていたよりも実感がわき、勉強になりました。昔のことを知ることは大切だと思いました。
●館山遠足で一番楽しかったことは赤山地下壕に行ったことです。ガイドさんの説明も分かりやすかったです。
【G組】
●壕に出入りしたときの、雨天が若干厳しかったのですが、それ以上に地下壕という未知だった場所へ行けたことに本当に感動しました。思っていた以上に暗く寒くて驚きましたが、でも当時の人々が私が体験した以上に大変な思いをして生活していたと学べたので、今の私の生活は幸せだと思いました。
●ボランティアさんが、とても詳しく教えて下さったので、「なるほどな」「そうなんだ」と思うことがたくさんありました。里見八犬伝の人形劇を楽しみにしていたのですが、人形劇が亡かったのが悲しかったです(人形の仕組みを知るのは面白かったです)。
●第二次世界大戦の時に、館山は重要な役割(東京を守ったりする等)があったんだなあと思いました。また、赤山地下壕には病院があったということ、中には軍人や施設の関係者しか入れなかったことから、館山、日本全体が戦争一色だったんだと思いました。
●地下壕の地層の色の違いをはっきり確認することができて良かった。地下壕の堀り方に興味を持った。
●場所が悪い。八景島シーパラダイスに行きたかった。
●地下壕はすっごい寒かったけど、興味深かったです。うみほたるもスゴイキレイだった。
●昔の人がとてもつらい体験をしたのがよく分かった。
●千葉の館山にあんな地下壕があったなんて知らなかったし、ガイドさんのおかげで戦争のことがよく分かった気がします。G組のみんなともっと仲よくなれた気がします。とても楽しかったです。
●うみほたるを初めて見て、普通のほたるとは違ったきれいさがあり感動した。人形劇ワークショップでは、人形の造りを教えてもらいとても複雑な造りをしているなと思いました。
●地下壕を実際に見られたのが興味深かった。面白かった。
●人形劇を実際に見たかったです
●館山に行ったことはあったけど、戦争と関わりがあったことを始めて知りました。海で遊べて良かったです。
●ガイドさんの説明が分かりやすく、館山の歴史を知ることができました。また、人形も細かいところまで動いていてすごかったです。
【H組】
●60数年前にあの場所に避難していた人がいたんだなとか、米軍があそこに上陸してきたんだなって思うと少し怖くなって不思議な感じがした。でも、貴重な体験が出来て良かったなって思った。
●戦争の跡は確実に残っている。ガイドの方は繰り返し「戦争はやめてほしい」と言っていたのがとても印象深かった。
●戦争ということの重さがのしかかってくるようだった。今、普通でないことが昔は普通だったんだ・・・って思った。掩体壕にほんの数十年前には人殺しの道具が本当に入っていたんだ・・・って思った。ガイドさんの話がリアルに感じられた。この記憶を人間はいつまでも残しておかなければいけないと思う。日本は二度とこの過ちを犯してならないと強く感じた。
●戦争は絶対に起こしてはいけないと思います。赤山地下壕は手作業で造ったと聞いて驚きました。昔は「天皇のために死ぬ」という考えが当たり前だったといいますが、今はそういった過去があったから平和な日本になったんだと思います。戦跡を残していつでも戦争の恐ろしさを分かるようにしておくことは大切だと思いました。そして平和が続くといいです。
●戦争のことが詳しく分かった。赤山地下壕はかなりリアルだった。
●うみほたるがきれいだった。赤山地下壕の広さにはびっくりした。
●同じ千葉県の館山でも知らないことがたくさんありました。特に戦争遺跡は興味深く、勉強になりました。楽しく思い出に残る1日になりました。
●戦争は絶対してはいけないなと改めて思った。
●楽しかった。赤山地下壕はすごく興味を引かれた。
●千葉県にあんなにはっきりと戦争の歴史が残っているなんて驚いた。赤山地下壕が全部見学出来るようになったら、また行ってみたい。
●赤山地下壕は涼しくて良かった。そして、何がここであったのかなどを想像できて楽しかった。USAと書いてある穴も興味深かったし、天皇の肖像が飾ってあったという場所も興味深かった。
●うみほたるを見ることができて良かった。赤山地下壕は怖かった。戦争が行われていたときに地下壕を使っていた人々は、暗い中で何を考えていたのだろうと思った。
●過去の戦争を学ぶことで、これからの未来に戦争を起こしてはいけないとより強く思うようになりました。
●他の人と話す機会があって良かったです。いなかの風景や自然も味わえて気持ちよかったです。勉強にもなったし、楽しめたし、館山で良かったと思いました。
日本の千葉県館山市にある仏教寺院大巌院には参拝客の人目を引く珍しい石塔がある。正門から法堂に入って行く通りにあるこの四面石塔には中世のハングルが刻まれている。380余年前ただの村に違いなかった館山に、ハングル碑文を刻んだ石塔が建てられた背景は何なのだろうか。学者たちの研究でその謎が少しずつ解けていっている。
「ハングル表記のモデルは阿彌陀経」=高さ2メートル19センチの四面石塔は形が碑石に近い。東西南北4面にはそれぞれハングルと中国の篆書体の漢字、日本式の漢字、サンスクリット語でそれぞれ「南無阿彌陀仏」が刻まれている。また北には1624年、山村茂兵という人の施主で立てられたという由来が短く書かれている。
東に刻まれたハングルは音価がない子音(イウン)を書き入れたいわゆる「東国正韻」式表記だ。これは訓民正音創製初期から16世紀までに使われた表記法だ。すなわちこの塔が刻まれた1624年当時には韓半島からも消えた表記方式という意味だ。中世国語を専攻した東国大チャン・ヨンギル教授は、現地調査結果をもとに四面石塔のハングル表記と書体が「阿彌陀経諺解双渓寺本」(1558年刊行)とそっくりだと分析した。壬辰倭乱中に日本に伝わったこの仏経のあちこちに散らばっている該当の字を参考して碑文を刻んだという推定だ。
「壬申倭乱の犠牲者を称える平和の塔」=最大の謎は塔を建てた人がどんな意図でハングルを刻んだのかという点だ。これについて、館山地域の郷土史学者たちは「壬辰倭乱の時、死んだ朝鮮人の霊をなぐさめ、日本に連行された朝鮮人を労わる心を込めてハングルを刻んだ可能性が高い」という学説を出している。これらは当時、大巌院の雄誉上人の行績に対する研究をもとに徳川幕府と密接な関係だった雄誉が江戸で朝鮮通信使や壬辰倭乱の時に連行された朝鮮人と接触した可能性が高いと考えている。郷土史学者石和田秀幸氏は研究論文で「四面石塔は日本と朝鮮の間に起きた悲劇(壬辰倭乱)を乗り越えて平和と信頼回復を祈るもの」と主張している。
(館山=イェ・ヨンジュン特派員)