昨日お世話になりました。
特に赤山では丁寧なガイドにすっかり印象が変わり、
今まで何度となく訪れていた館山市が別の地域のように感じられました。
戦時下の誰もが極端に人権を奪われていた極限の時代に、
以前から少なからず興味がありました。
そして次にくるだろう本土決戦に備えて松代より着手が早かった防空壕が、
千葉県にあったと言うこともそれが封印されていたということが驚きでした。
もっと知りたい、知っているべき封印された事実を知りたいと思いました。
今日は市の男女共同参画推進員の会議があり、
以前「かにた婦人の村」については話してくれた友人と、
機会がありましたらゆっくりと館山市を訪れてみたいと話しました。
取り敢えず、お礼方々次の出会いを楽しみにしておりますことを、
お伝えしたかったです。ありがとうございました。
私は5年ほど前から、房州から米国に渡ったアワビ漁師の調査、研究を行っています。先日、松戸市立第二小学校で社会科の授業を受け持ちました。きっかけは、4年生担当の篠原雅子教諭が、南房総市の千倉町出身という関係で実現しました。
4年生の社会科授業にあわせて、南房総から米国に渡ったアワビ漁師、食文化や日米の国旗が交わる万祝、戦争中の花栽培禁止令と花づくりの授業でした。校長、教頭、教務主任の参観を経て5クラスで行いました。新しい授業の取り組みであり、機会があれば学年別バージョンで検討してみたいといわれました。
折しも2日から安房博物館で、「アワビ・食・美」企画展が開催されます。太平洋を渡ったアワビ漁師の足跡、小谷源之助・仲次郎と仲間たちの功績が、県北の学校教材で花開きました。これをきっかけに地元の学校で、偉大な先駆者たちの努力と成功の授業ができれば、と考えています。
…南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム副理事長*鈴木政和
【日時】2008年2月26日(火)13:30〜15:30
【会場】小高記念館
【講師】渡辺隆祥さん(NPO会員)
【テーマ】山歩きのススメ〜房総の山々

●南総里見八犬伝・井戸端会議
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【日時】2008年2月18日
【会場】とみうら元気倶楽部
【参加費】無料
【内容】
(1)人形劇『新八犬伝』DVD上映とワークショップ
…伊東万里子氏(劇団「貝の火」主宰)
(2)シンポジウム
○パネリスト
-高岡完治氏(あしたの日本を創る協会 理事長)
-津上俊治氏(近畿日本ツーリスト㈱)
-小松孝之氏(ちばぎん総合研究所 主任研究員)
-伊東万里子氏(劇団「貝の火」主宰)
-愛沢伸雄氏(南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム理事長)
○コーディネーター
-池田恵美子(南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム事務局長)

里見ガイドとめぐる南総里見八犬伝ロマン紀行
【出発日】2008年
2月16日(土)・24日(日)・3月1日(土)・9日(日)・15日(土)
【旅行代金】新宿・東京発着(特急料金を含む)
大人8,600円・こども6,300円
※食事代・博物館入館料は含みません。
【行程】
7:50新宿発(特急さざなみ)〜10:00館山着
10:30館山発(バス)〜館山城山公園・八犬伝博物館〜鄙の里
〜滝田城跡(車窓)〜犬掛の里〜伏姫籠穴〜館山駅16:30着
【日時】2007年1月22日(火)13:30〜15:30
【会場】小高記念館
【講師】鈴木政和さん(NPO会員)
【テーマ】わたしのライフワーク〜渡米アワビ漁師の地域調査


知恵袋講座
・第5回 鈴木政和さん「私のライフワーク〜渡米アワビ漁師の地域調査」
映画『赤い鯨と白い蛇』再上映会決定!
戦跡ガイド研修会〜三芳フィールドワーク
三芳・平和をつくる会 講演
ウミホタル合唱団・安房
里見の道ウォーキング〜稲村城跡から北条へ
那古船形・まちなか発見ウォーク
里見ガイドによるバス&ハイク「八犬伝ロマン紀行」
報告=倉吉における里見調査会
【日時】2008年1月26日(土)
第一部10:30 第二部14:00
【会場】千葉県南総文化ホール
【料金】大人 1,000円(当日券1,200円)
高校生 500円
小中学生 無料
【前売プレイガイド】
南総文化ホール:0470-22-1811
松田屋楽器店館山店:0470-22-5661
松田屋楽器店鴨川店:04-7093-3551
ブックス松田屋:0470-23-1661
宮沢書店本店:0470-23-7771
宮沢書店館山店 0470-24-0020
宮沢書店TSUTAYA店 0470-23-1818
カミヤマサウンドステーション 0470-22-0795
※前回上映時の未鑑賞チケットは有効としますので、ご持参ください。
◆せんぼんよしこ監督(安房高女/安房南高校出身)が、ふるさと館山へ贈る感動の映画◆
〜館山の戦争遺跡を舞台に、香川京子・樹木希林・浅田美代子らが好演〜
シネマツーリズム(館山ロケ地めぐり)&上映の企画
南房総・館山を舞台にした映画『赤い鯨と白い蛇』が誕生しました。「赤い鯨」は軍都だった館山の沖で訓練をくりかえす特殊潜航艇(特攻の潜水艦)を意味し、「白い蛇」は家の守り神を象徴しています。戦時中の館山で安房高女(安房南高校)の学生だったせんぼんよしこ監督が、女性の目線から平和と命を描いた美しい作品です。戦時中館山に疎開していたという設定の香川京子さんをはじめ、世代の異なる5人の女性たちが、人と人との絆が薄れつつある現代社会のなかで、「自分に正直に生きる」ことの難しさと大切さを伝えてくれています。何度も鑑賞するたびに、新鮮な気づきと感動がある、味わい深い作品です。
かねてより戦争遺跡の調査研究をし、高校の授業実践に活用してきた私が、せんぼん監督と出会ったのは2002年でした。戦争中の館山を物語る調査資料を提供し、戦争遺跡を案内したりと協力してきました。監督自身も「女学生の当時は知らなかった」と驚いた館山の歴史を、映画のシナリオやロケ地選定に活かしてくださったことをたいへん嬉しく思っています。
館山市では、戦争遺跡を歴史遺産と位置づけて保存と活用に努め、歴史学習や平和学習に活かしています。21世紀に入り、ほとんどの親たちは戦争体験のない世代になりました。そのもとで育った子どもたちに、「戦争や平和」をどのように語り継いでいったらよいかが今問われています。せんぼん監督がこめたメッセージを受け止め、まず館山の皆さんにこの素晴らしい映画を観てほしいと願っていたところ、館山市と館山市教育委員会の共催により上映会を開催することとなりました。
モントリオール国際映画祭にも出品され、数々の賞も受け、聖路加病院の日野原重明院長も著書のなかで絶賛するなど、多くの人の共感を得ています。すでに、この映画を観て感動した全国のファンから、ロケ地めぐりを希望する声が届いています。洲崎灯台を中心とした豊かな自然や、エンディングを飾る八幡んまちなど、館山のもつ特性や魅力をスクリーンいっぱいに映し出すこの映画は、館山を全国に紹介するPR作品といえるでしょう。観光協会や商工会議所の皆さんとも広く手を携え、この映画を通じて、シネマ・ツーリズムを活かしたまちづくりを推進していきたいと願っています。
シネマツーリズム(館山ロケ地めぐり)&上映 企画取扱
NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム 理事長 愛沢伸雄

●里見氏の貴重な史料発見
「終焉の地」倉吉で学術調査
〜10代忠義の文書原本も
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戦国時代に館山を拠点に房総を支配した大名・里見氏の研究を行っている県内の大学教授らがこの程、鳥取県倉吉市などを訪れ、聞き取りや古文書確認などの現地調査を行った。今後成果を学術的な形で正式に発表したいという。
調査を行った「里見氏研究会」は、『房総里見一族』などの著書のある千葉経済大学の川名登名誉教授を代表に、佐藤博信千葉大学教授、千葉県史中世史部会専門員の滝川恒昭さん、法政大学非常勤講師の和気俊行さん、NPO法人理事長の愛沢伸雄さん。
倉吉は後期里見氏10代の忠義が、徳川幕府から改易され没した「里見氏終焉の地」。里見氏を縁として「南総里見まつり」などで市民同士の交流を深めている。
里見忠義に関する史料、史跡などの総合的研究が目的で、これまでにも会員の個別の調査は行っていたが、記録に残す形での本格的な調査は初めて。
忠義の墓のある倉吉市の大岳院、忠義が奉納した棟札のある北条八幡宮、里見屋敷跡などで遺品や文書などの調査、忠義の没した同市関金町で聞き取り調査などを行った。
このうち、大岳院では忠義から出された文書のなかで、今まで「写し」でしか知られていなかった文書の「原本」が発見され、滝川さんは「これは大変大きい成果といえる」という。
移封当初の里見忠義が、どういう立場であったかの再検討をせまる史料も見つかったという。
また調査活動期間中には、同市で特別講演「里見忠義終焉の地を訪ねて」も行われ、川名名誉教授が史実としての里見氏と「八犬伝」との違いなどを語った。
愛沢さんは「今回の学術調査を機に、館山市と倉吉市の歴史、文化を活かした市民交流をさらに深めていきたい」と話している。
WEB記事は、こちら。

小山市の史跡見学
里見氏稲村城跡を保存する会メンバー