お知らせ

【読売】080429*エコの潮流〜エコウォーク

◎エコの潮流〜エコウォーク
…埋もれた名所発掘も
(青木繁≪海の幸≫ウォーキング)

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案内されて細い路地に足を踏み入れると、新緑に包まれるように立つ古民家が見えてきた。1904年、画家の青木繁が滞在し、代表作「海の幸」を描き上げた小谷家。家主の栄さん(84)によると「地元でも長く忘れられていた逸話だった」という。

青木繁「海の幸」1904年(福岡県久留米市・石橋財団石橋美術館蔵)

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「エコウォーク百選」にも選ばれた、館山市の富崎地区の漁村を巡る4・5キロ・メートルの散策コース。さりげない風景が続くが、「ガイドが付けばどこでも名所になります」と、NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム事務局長の池田恵美子さん(47)は足を止めた。

家主の小谷さん(右)と談笑するガイド役の池田さん。地域の人とのふれあいも「エコウォーク」の魅力の一つだ ただ健康のために歩くのではなく、地域の自然や文化を学びイベント収入の一部を寄付することで、その保護に貢献しようという「エコウォーク」。館山市では、産官民連携による「たてやまエコツーリズム協議会」が市町村単位では国内最多の8コースを整備し、普及に努めている。

PR不足からか、これまでの参加者は決して多くはない。それでも、平日・閑散期対策としてホテル関係者の期待は大きい。「埋もれていたものを見つけ、磨きをかけるんです」と池田さん。地元住民には思いも寄らなかった場所を観光資源にしようという取り組みとしても、注目されている。

 

【メモ】館山市内にはほかにも、戦国大名・里見氏ゆかりの史跡、白砂青松の平砂浦海岸などを歩く「エコウォーク百選」認定コースがある。6月中旬〜7月上旬にイベントを開催予定。問い合わせは、たてやまエコツーリズム協議会(0470・28・2211)。

“エコ”“体験型”をうたい文句にした「エコツーリズム」が注目を集めている。背景には、環境への関心の高まり、旅行者が自然に及ぼす悪影響への反省があるとされる。この大型連休中、各地で企画されたイベントを追いながら、県内のエコツーリズム事情を探る。(田中誠)

 

読売新聞サイトはこちら

080419【里見ウォーキング】*小川英雄さま(福井県福井市在住)

先日の「八犬伝ロマン紀行ハイキング」の企画運営ご苦労様でした。

楽しかったです。4月18日〜21日まで館山市をベースにサイクリングしながら南総を廻る計画を立てていました。

しかし、あいにく18,19日の天気予報があまり良くありませんでした。

そのときネットで「八犬伝ロマン紀行ハイキング」のことを知り、早速ネット上で申し込みをしました。

あわせて、はるか昔少年時代に読んだ「南総里見八犬伝」の抄訳版を読み直し

八犬伝ロマン紀行に胸躍らせて参加しました。

思えば、馬琴は安房の地を訪ねたことがないと読んだことがありますが、

あのおどろおどろしたフィクションの世界と重なるところを訪ねるのではと錯覚しながら参加しましたが、

スタッフの皆さんはしっかり史実を抑えて、安房の歴史を案内してくださいました。

赤山地下壕、掩体壕、沼サンゴ礁は、ハイキング行程の中で

館山の初夏の田園風景と重なって思い出になりました。

慈恩院、八遺臣の供養塔でなにやら八犬伝めき、城山の八犬伝博物館は堪能しました。

翌日は、千倉〜館山〜富浦を快適に自転車で走りました。


 南総の海ひた走る古希の春 


町づくり、地方の活性化に苦労されているところが多い中で、

池田さんたちの地道な努力に大変感銘を受けました。

本当にありがとうございました。


勝山市や鯖江市などとつながりがあるとのことですが、

機会があれば今回のハイキングのこと話したいと思います。

私は一昨年仁愛女子短期大学の教師をやめ、現在非常勤講師として週一回英語を教えています。

学生たちにはPower Pointを用いて英文で福井県の我が郷土を紹介する授業などもやっています。

【房日】080408*館山病院内ギャラリー開設〜愛沢綾子個展

院内にギャラリー開設…開かれた病棟へ、市民に開放

最初の展示は愛沢綾子さん

(房日新聞2008.4.8付)

地域に開かれた医療を目指す、館山市の医療法人博道会館山病院が、病院内にギャラリーを開設した。今年で117年目を迎える同病院が、地域の交流を目的に病棟の廊下を市民に開放した。記念すべき第1回の展示は、同市在住で自ら統合失調症で療養する愛沢綾子さん(23)。自画像や家族の肖像、花火などを水彩で描いた作品を展示している。愛沢さんは「この病気への偏見をなくしたい」と、病名と症状を書いたあいさつ文も展示。感想ノートも据えつけられ「殺風景な病院が明るくなった」「家族の見舞いに来て、絵を見て心を打たれた」などの感想がつづられている。地域に開かれた病棟が、療養者との二人三脚で、一層開かれた病院となっている。

ギャラリーは、病院南側の検診センターの先にある廊下。南側が窓となっており、その反対側のクロス張りの壁を活用している。ギャラリー開設は、館山病院とNPO南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(現・安房文化遺産フォーラム)「まちかどミニ博物館」との共催。開かれた病院と、まちかどミニ博物館の理念が一致した。

公開時間は、午前9時から午後4時半まで。一般市民や団体の作品などを無料で展示する。絵画のほか、写真、書などの平面作品を掲げるが、反対側の窓際で立体作品の展示も可能。

記念すべき最初の展示をしている愛沢さんは、日本女子大学心理学科に入学後、発症に気づき、精神科クリニックで統合失調症と診断された。館山の生家に戻り、現在は自宅療養中。幼いころに習った絵に取り組み、昨年3月に南房総市千倉町で初の個展を開いている。展示された絵は、フィンガーペイントの技法を用いたカラフルな水彩画など。素直でピュアな心で、ストレートに絵を表現している。

「悪いイメージがある病気ですが、100人に1人が発症するといわれる病気。少しでも偏見をなくしたい」と、絵の隣には病名と病状をつづったあいさつ文を掲げている。手すりに吊り下げられた感想ノートには「入院の主人を見舞いに来て、この絵を見て心を打たれた」「殺風景な病院が、ほっとするやさいい空間になった」などの感想が残されている。

館山病院の高野良裕院長は「すごく場所がいい。朝は横から光が差し込み、同じ絵でもはっとする瞬間がある。癒しの場となっている。スペースがあれば、病院内のほかの場所にもつくりたい」と話す。

愛沢さんの作品は5月7日まで展示。以降の展示希望者を募集している。連絡先は館山病院総務課(0470-22-1122)か、NPO法人(0470-22-8271)へ。

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愛沢綾子さんのあいさつ文はこちら。
2006年春の個展はこちら。

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●愛沢綾子さんは、2008年7月8日ご逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。合掌

NPOだより№20〜2008.4.7

八犬伝ワールドin館山〜第1回和装コスプレ大会

JR駅からハイキング〜里見八犬伝ロマン紀行

映画『マリと子犬の物語』『ALWAYS続三丁目の夕日』上映会

知恵袋講座

・第11回 利渉義宣さん「北下台周辺のこと」

童謡まつりで♪ウミホタル合唱団

千葉県「NPOの〝輪〟〝和〟〝話〟」

 

報告=安房高校の遠足:赤山&城山見学(アンケート結果)

0804*愛沢綾子・個展のごあいさつ

私は統合失調症です。ひと昔前には精神分裂病と呼ばれていた病気で、もしかしたら負のイメージを持つ人がいるかもしれません。この病気は、脳の情報伝達系に不調が生じるためにおこる精神疾患で、100人に1人はいると言われています。本人に発病の自覚がないことが多いわかりにくい病気であるため、気がつかないで苦しんでいる人が身近にいるかもしれません。

この病気が発病したとき、私は東京に住み大学生活を送っていました。まちなかですれ違う人に悪口を言われているように感じたり、電話が盗聴されていたり監視されているのではないかと不安に感じるようになりました。はじめはただの気のせいで、人が自分のことを話しているように感じるのも自意識過剰なのだろうと思っていました。しかし毎日がつらく憂鬱なことにはかわりなく、いつも死にたい気持ちでいました。

私は心理学部の学生でしたので、精神疾患に関する本やインターネットで調べていくうちに、自分は病気かもしれないと思うようになりました。そして精神科のクリニックに行ったところ、統合失調症であると診断されました。その頃には日常の生活を送ることが困難になったため、大学は退学して生家のある館山に戻り、精神科病院に入院しました。

退院してからは、自宅療養を行う中で、幼いころに習っていた絵をまた描くようになりました。2006年3月に、千倉のカフェ・ド・ヴォンで最初の個展を行なったところ、自分の絵を気に入って購入して下さった方や、褒めて下さった方がいました。このことは私に大きな勇気をあたえ、生き方を変えてくれました。日々絵を描く中で、多くの方たちの優しさにふれて、段々と家族以外の人と接することができるようになり、病気も回復していっているように思います。

最後に私を見守り励まして下さった方々、またこの展覧会を見に来て下さった方に感謝します。もしよければ感想ノートにお書き下さい。これからの創作活動の励みにしたいと思います。

…2008年4月….愛沢綾子

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◎作者プロフィール:あいざわあやこ

1984年:館山市で生まれる

2003年:安房高校卒業。日本女子大学心理学科入学。

2004年:大学を中退し、館山に戻る。入院生活の後、自宅療養。

2006年3月:千倉カフェ・ド・ヴォンで初個展「こころもよう-自画像・抽象画・風景画-」

2008年4月:館山病院内ギャラリーで第2回目個展。自宅療養中。

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房日新聞記事の詳細はこちら

2006年春の個展はこちら

2009年秋の回顧展はこちら

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●愛沢綾子さんは、2008年7月8日逝去されました。

ご冥福をお祈りいたします。合掌

080330和光大学生*田中利奈さま

先週は親切に解説いただきまして、誠にありがとうございました。


あの後、教えていただいた松沢書店で書籍を購入させていただきました。

大変貴重なことであると共に、すばらしい活動であると存じました。


また、道行く方々の親切さと優しさに、ふるさとの大切さを偲びました。


機会あってか、和光大学の平和学で赤山へ赴く会を主催しておりましたので

時間が合えばまた館山に参りたいと存じます。


私のふるさとは霞空・土空のある茨城です。育った町には鉾田飛行場がございましたが、

現在は手付かずで、ゴルフ場とごみに汚染され寂しいものです。


私になにか出来ることがあればと、日々思いますが、なかなかきっかけがございませんでした。

これもなにかのご縁ですので、お力になれることであれば、お手伝いさせて頂きたく存じます。


今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

080327追浜こみゅに亭&ワイナリー*昌子住江さま

昌子住江さま〜追浜こみゅに亭&ワイナリー


このたびの見学では本当にお世話になりました。追浜こみゅに亭&ワイナリーのメンバー全員の心からの感謝の意を伝えます。

愛沢先生の熱のこもったお話、池田様の何時もながら要所をおさえつつ、目配りの利いたご説明、みな圧倒されながら聞いたと申しております。我々の活動は始まったばかりだけれど、たくさんのヒントをいただいたので、追浜で何が出来るか、何をしていけば良いか、これから考えて早速行動に移そう、というようなことを話しながら、横須賀へ帰りました。最初はとても及ばないのではないかと思っていたが、お話を伺った後は何か元気をいただいたような気がするとの声もありました。私もそのように思いました。

さて、愛沢先生が高校を早期退職されたとおっしゃいましたが、実は私もこの3月31日に関東学院大学を選択定年制により退職し、地域まちづくり活動に重心を移すこととなります。愛沢先生が学校と両立しなくてと話された時はまさに同感でしたが、せっかく館山のことを聞きにいっているのに、こちらの身の上話をしては時間がもったいないと、お話ししなかった次第です。なにとぞご容赦ください。ただ、教育上の実績を拝見すると、私ももっとやるべきことがあったのでは、と恥ずかしい思いをしました。遅くなりましたが、御礼まで。