お知らせ

090221中田洋之さま(館山市那古在住)

土曜日は、ツアーに同行させて頂きありがとうございました。

ボランティアといいながら、十分なお手伝いができず申し訳なかったです。

ガイドの斉藤さん、飯塚さんも大変熱心な方で、参加者も皆満足されていたことと思います。

今回の参加者は、若いグループで私もとても話がしやすく、また彼らの活動にも興味を持ちました。

さて、ツアーのほうは池田様の講義が大変充実しており、あれでも時間が半分になっていましたから、

倍の時間がありましたら、どんなに深い内容であったか想像できません。

自分も小さな頃、防空壕で探検ごっこをしていたクチですので、なじみはありますが、

改めて洞窟の壁に刻まれたツルハシの溝ひとつひとつに手を触れると、

先人達の努力と苦労を感じます。

また、館山が歴史的に非常に先進的で開放的、様々な人、文化を受け入れる土壌があったことは、

今後の時代を切り拓いていく際にも大きな力だと思います。

私はこの一ヶ月、毎日館山の自然や文化に触れ、イベントに顔を出し、

「館山はすばらしいところだな」と一層その思いを強くしました。

もちろん様々な問題も存在していることは事実だと思いますが、

地元の方、引越しされてきた方々の力を合わせていければ、

きっといい港町が作れると思います。

私も微力ながら貢献してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。

当日の内容は、

自分のブログ(新たに始めた木のブログでまだ最近のものです)に掲載させて頂いています。

本当にこのような機会を頂き、ありがとうございました。

090211松戸人権擁護委員協議会*野村義さま

拝啓 この度は中身の濃い素晴らしい研修を

させて頂き、ありがとうございました。


あの地下壕群を見るにつけ、もし本土決戦に

なっていたら…と、ゾッとする思いがしましたし、

館山に上陸した米軍による4日間の直接軍政が

敷かれ、戦後日本の占領政策が始まった等と

いうことも、初めて知ることができました。


中でも私にとって心打たれたのは、天羽道子理事長

さんがご説明下さった「かにた婦人の村」と

あの山頂近く、天に向かって尖り立つ「噫従軍慰安婦」の

石碑でした。まさに未だ癒されることのない、

石の叫びを聴く思いが致しました。


そして深津文雄牧師さんの「底点の人々」という

言葉の持つ重さも、改めて深く考えさせられました。

帰ってきてすぐに、『あわがいど①』と愛沢先生の

『足もとの地域から世界を見る』をじっくり読ませて頂き、

貴NPO法人安房文化遺産フォーラムの「平和・人権・共生・交流」

への熱い思いを感じとることができました。


私は教員を退職し、その後公民館(青少年会館も含む)に

社会教育指導員として関らせて頂いた関係もあって、

貴フォーラムの活動には、ことの他、力と勇気を

与えて頂いた思いがします。

先日も市立松戸高校で、北タイ山岳民族の子どもたちを

支援している生徒達の報告会があり、その場でも、

館山での私の研修したことを、「石の叫び」を中心に

話してあげました。


本当にこの度は、素晴らしい本物の研修をさせて頂き、

感謝しています。安房は大好きで、年に1〜2度は

お邪魔しています。貴フォーラムのいいイベントが

ありましたら、是日参加させて下さい。


どうぞ今後とも宜しくご指導の程、お願い致します。

ありがとうございました。 敬具

090207千葉退職女性教職員の会(房総の会)安房支部の皆さま

・身近な所にこのような貴重な戦跡があることを知り大変勉強になった。

・ガイドの話が分かりやすく、勉強になった。

・赤山地下壕は、詳しい説明や案内をして頂き、はじめて知る事が多かった。

・貴重な体験をさせていただいた。戦争の恐ろしさ等を、子ども達に伝えていきたい。

・赤山地下壕をめぐり、驚きや発見の連続だった。国家レベルの要塞であったことを強く感じた。

・住んでいる地域の足元にある戦跡を忘れてはならないと思った。

・ガイドの話が分かりやすく興味がわいた。帰宅して祖母と「赤山」のことで話が盛り上がった。

・子ども達にも広めていきたいと思った。

・館山に生まれ育っていても、知らないことが多いことが分かった。

・良い機会に恵まれた。ぜひ他の先生方にも情報提供をしたい。

・今快は、戦争の悲惨さよりも戦時下でも強く生きていたのだという印象をもった。

NPOだより№25〜2009.1.6

年頭のご挨拶〜代表:愛沢伸雄

地域医療と看護学校問題を考える市民の集い

元気なまちづくり市民講座〜持続可能な地域づくりを目ざして

・第7回 渡邊侑子さん「おらがごっつおの取組」

里見紀行その7〜館山城下町編

知恵袋講座

・第18回 庄司兼次郎さん「最後の4等水兵であった私」

・第19回 島田輝弥さん「稲村城跡の保存運動と私」

東京湾要塞〜三浦半島の戦跡をめぐる

ウミホタル合唱団・安房

市民活動フェスタin館山

 

報告=ウガンダ安房南洋裁学校の緊急支援バザー

 

■詳細は、下段のPDFファイルをご参照ください。

【17】090224島田輝弥さん*稲村城跡の保存運動と私

知恵袋講座はNPO会員が講師となり、それぞれの専門分野や人生経験をご講話いただく茶話会です。


【日時】2009年2月24日(火)13:30〜15:30

【会場】小高記念館

【講師】島田輝弥さん(NPO会員)

【テーマ】稲村城跡の保存運動と私

【参加費】200円(お茶・資料代)


国指定文化財に向けて調査検討が進められている里見氏稲村城跡。

「里見氏稲村城跡を保存する会」の事務局長として、

大いに活躍された島田輝弥さんに、市民運動のご苦労をお話いただきました。


※下記PDFで、当日ご紹介したパワーポイント映像をお楽しみください。

(参加者13名)

【赤旗日曜】090118*戦国武将ブームの現場

「しんぶん赤旗」日曜版

2009.1.18付

 

戦国武将ブームの現場

-信長、家康よりも石田三成、直江兼続- 戦国武将人気

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上杉謙信、真田幸村、伊達政宗、石田三成・・・。若い女性に戦国武将が大人気です。書籍やグッズがよく売れ、各地でイベントが開かれ、戦国ロマンツアーも。何が魅力なのか。ブームの現場を歩いてみました。

《玄間太郎記者》

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■コスプレ 手作り80着「変身したい」

千葉県にある館山城跡。『南総里見八犬伝』(曲亭馬琴)のモデル、里見氏の居城です。 ここで昨年、春と秋の2回 「戦国コスプレ(仮装)大会」が開かれました。全国のコスプレイヤーと地元の手作り甲冑(かっちゅう)武者が80人余参加。殺陣の演武などでにぎわいました。主催は、里見氏の城跡保存や活用に取り組んでいるNPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)。

コスプレイヤーの大道寺鎌さん(31歳、会社員)に聞きました。

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-なぜ戦国武将?-

「子どものころからアニメやゲームが大好きで、何かに変身したいと思いました。高校生のときは歴史が得意で、戦国武将に興味をもち、いろいろ調べました。一本筋を通した石田三成などの生き方にひかれました」

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-コスプレ歴何年?-

「14年。武将のコスプレ、約80着作りました。手間ひまがかかり、神経を使うので、完成した瞬間はほんとにうれしい」

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-武将の地へも?-

「ええ、コスプレ作りの勉強のために。上田城や大坂城、関ヶ原にも行きました」

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■専門店 来店者6割 10代、20代の女性

東京・神田小川町。ブームを象徴するような店があります。その名も「時代屋」。 1階は、1万5千冊余の書籍(新刊・古書)。作家400人余の時代・歴史小説、歴史専門書をそろえています。NHK大河ドラマ「天地人」コーナーもあります。 2階はグッズ。戦国武将Tシャツやのぼり旗、ストラップ、合戦ゲーム・・・。その数約2万点。 土曜・日曜は6割が10〜20代の女性客です。 2階には、戦国メニューの「茶屋」も。ここで2〜3時間“武将談義”をしたり、待ち合わせて武将の地へ旅行したり。

このブームは、どこからきているのでしょう。女将(おかみ)の宮本みゆきさん(33)は、こう見ています。

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店に若い女性が増えたのは、戦国もののゲームソフトや、ジャニーズ系タレントが出演するNHK大河ドラマなどの影響ではないか、と。

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グッズの売れ筋などから見えてくる特徴は?

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かつては織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった“勝ち組”の英傑が人気でした。が、今の若い女性は、真田幸村や石田三成など“負け組”の武将、さらには伊達政宗の懐刀・片倉小十郎や上杉景勝の若き参謀・直江兼続(かねつぐ)といった2、3番手の武将に心を寄せているといいます。

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男性が合戦の戦略・戦術に関心を向けるのに対し、女性は?

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「戦国武将に理想の男性像を求めている、とも違うんですね。死を覚悟した鮮烈な生き方、個性豊かな人間像にひかれるようです。図書館で調べ、本を買い込み、すごい知識です」。そして楽しそうにこうも。「一度ハマったらキケンです」

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○著者番付(時代屋)

横綱 佐伯 泰英 (『陽炎の辻』居眠り磐音シリーズなど)

大関 司馬 遼太郎 (『竜馬がゆく』、『功名が辻』、『夏草の賦』、『国盗り物語』など)

大関 池波 正太郎 (『鬼平犯科帳』、『剣客商売』、『真田太平記』など)

関脇 北方 謙三 (『三国志』、『水滸伝』など)

小結 風野 真知雄

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○人気武将
1 真田 幸村
2 伊達 政宗
3 石田 三成
4 直江 兼続
5 上杉 謙信

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■関ヶ原 事前に勉強 史跡めぐり

戦国時代の合戦といえば、やはり“天下分け目の関ヶ原”(岐阜県)。東軍・徳川家康と西軍・石田三成の激戦地です。古戦場を訪ねる若い女性がふえています。

「みなさん、よく勉強しています。ガイドを必要としないほどです。戦国武将への興味を機に、歴史への関心を広げてくれればうれしいですよ」

関ヶ原町歴史民俗資料館の高木優栄館長です。

関ヶ原には史跡が点在。女性が巡るのは、主に三成軍の陣跡や墓です。 笹尾山にある三成の陣跡。竹矢来を二重に巡らし、前面に島左近、中間に蒲生郷舎(がもう・さといえ※赤旗では「いえさと」とあったが誤植だろう)を配置。三成は山頂で指揮。が、たたかいに敗れ、敗走中に捕縛され、京の六条河原で処刑されます。

三成はどんな思いで死んでいったのか。悲運の武将にだれもが思いを馳せるのでしょう。

石田方の大谷吉継(よしつぐ)。人気の武将の一人です。ハンセン病を患い、戦場では輿(こし)に乗って指揮。その大谷の墓は、杉木立の中。墓前に菊の花が手向けられていました。

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佐賀市からきた森祐子さん(24)は、メモ帳を手に史跡を歩いていました。岐阜市内で地元のサガン鳥栖(とす)のサッカー試合を見た後、関ヶ原に足を延ばしました。

関ヶ原の合戦は、教科書で知ってはいました。が、どんな武将たちの、どういうたたかいだったのか。現地を歩いて学びたかったのです。

「勝っても負けても、戦国武将にはさまざまなドラマがあったんですね。きてよかった。大谷吉継、なんだか好きになりそう」

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識者こうみる

愛のカブトを政治にも -NHK大河「天地人」の原作者、作家 火坂 雅志さん-

戦国武将には、強い覚悟、凛々(りり)しさがあります。女性たちは今の男性とくらべ、武将に感情移入するのかもしれません。

例えば、『天地人』の主人公・直江兼続。「長高く、姿容美しく、言語晴朗なり」と伝えられています。 兼続に人気が集まるのは、彼が貫く「義と愛」からでしょう。乱世の中の謀略、裏切り、「利」のみの行動原理。が、兼続は「利」より「義」(道義)を重んじました。

兼続は兜(かぶと)の前立てに「愛」という文字をかかげました。「愛」とは人を思いやり、慈しむ心です。たとえ不利益をこうむっても弱者をかばい、助けることなんです。「愛」は、今の政治家にもっとも欠けています。若い女性たちはきっと、そこに兼続への思いを重ねるのでしょう。

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想像膨らむサブキャラ -時代劇コラムニスト ペリー・荻野さん-

アイドルの新陳代謝がすごく緩いんです。かげりがあるといっても、いまだにSMAPです。スーパースター・ヒーローが出ていません。 昔のような時代劇の人気シリーズがなくなり、若い女性が時代劇から離れていました。でも、ゲームやテレビの大河ドラマに戦国ものが現われてきた。戦国武将は、いつも死と隣り合って、波乱万丈。そんな生き方が、新鮮だったのでしょう。 そのうち“自分だけのアイドル”がほしくなる。有名な武将ではなく、サブキャラクターに心を寄せ、自由に想像をふくらませていくんです。 それに戦国時代はファッショナブルです。直江兼続の兜には「愛」をかたどった前立てが付けられ、甲冑の下の着衣も美しい。女性はストーリー性とファッション性にとても敏感なのです。

さて、この戦国武将ブームだが、何と我が高知県も無縁ではなく、というより、まさにその渦中にある。

この記事をご覧あれ。

【引用開始】

若い女性に「戦国武将ブーム」 「写真撮らせて」「甲冑着たい」

(J-CASTニュース 2008/10/12)

伊達政宗や真田幸村、長宗我部元親といった戦国武将が若い女性のあいだでブームになっている。戦国時代を扱ったゲームソフトや大河ドラマの影響のせいか、武将ゆかりの地や博物館などで女性の姿が目立ち始めたのだ。

ここ1〜2年で「長宗我部元親ファン」が増える

「ゲームの影響なんでしょうか、最近若い女性が増えてきているのは確かで、(参拝客の)90パーセント以上は若い女性です。昔にはなかったことで、ビックリしてます」

と話すのは、高知市の若宮八幡宮の大久保千尭宮司(65)。戦国武将の長宗我部元親が戦勝祈願したとされる同神社に若い女性の参拝客が増え始めたのはここ1〜2年のことで、女性客はどうやら「長宗我部元親ファン」らしい。大久保さんは「(坂本)竜馬さんは全国区だけど、まさか元親がそういう対象になるとは」と驚きを隠さない。

突然の「元親人気」を受けて、神社では元親にちなんだミニチュアののぼりや絵馬を製作したところ、売れ行きは好調という。境内には長宗我部元親の銅像があり、こちらも「かっこいい」と評判に。神社周辺にも元親ゆかりの史跡もあり、人気スポットになっているようだ。

「(長宗我部元親について)びっくりするほど知っていて、こちらも勉強しているんですが、逆に質問されたりして。刺激になりますね」

と大久保さんは話す。

こうした戦国武将人気はどうやら全国に広がっているようだ。真田幸村ゆかりの地である長野県上田市では、毎年春に真田一族を模した武者行列がメインとなる「上田真田まつり」が開催されるが、08年4月29日の祭りでも女性客の姿が目立った。同市観光課はJ-CASTニュースに対して、

「若い女性のファンが多くて、甲冑を着た武将と写真を撮りたいという方もいます。女性ファンが増えたのはここ1〜2年のことだと思います」

と話す。真田家の家紋である「六文銭」のマークの入ったお土産などを買う女性の姿も多く見られるという。

人気ゲーム「戦国BASARA」が火付け役?

伊達政宗の甲冑を展示している仙台博物館でも「以前はお年寄りや小学生が多かったが、2、3人連れの女性客が目立ち始めた」という。同館では年に2回、政宗のレプリカの鎧兜を実際に着用するイベントを開催しているが、「2年前くらいから女性の応募者が増えている」。なかには政宗の甲冑を見て「政宗サマ」と口にする女性客もいるようだ。

ブームの火付け役とされているのは、戦国時代をテーマにした大河ドラマや「戦国BASARA」という人気ゲームソフト。ソフト発売元のカプコンは「女性より男性のユーザーが多いというのは他のソフトと変わらない」というが、ゲーム好きは「武将のキャラクターがみんなカッコよくつくられていて、女性にも人気だ」と口を揃える。同シリーズは戦国時代の武将が対戦するアクションゲームでPS2とWiiで展開。現在までに100万本ほど売り上げている。

同社が08年8月に実施した人気投票では、1位が伊達政宗、2位が真田幸村、3位は長宗我部元親となっている。

【16】090127庄司兼次郎さん*最後の4等水兵だった私

知恵袋講座はNPO会員が講師となり、それぞれの専門分野や人生経験をご講話いただく茶話会です。


【日時】2009年1月30日(火)13:30〜15:30

【会場】小高記念館

【講師】庄司兼次郎さん(NPO会員)

【テーマ】最後の4等水兵だった私

【参加費】200円(お茶・資料代)


※下記PDFで、当日ご紹介したパワーポイント映像をお楽しみください。

(参加者17名)

ウガンダ安房南洋裁学校緊急支援バザー

印刷用チラシ(日本語・英語)

【日時】2008年12月20日(土)13;30〜15:30

【場所】館山病院駐車場

【主催】NPO法人安房文化遺産フォーラム(代表:愛沢伸雄)

【協力】館山市内元衣料品店、かにた婦人の村、館山病院友の会

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アフリカのウガンダ共和国は、今なお戦禍やエイズで多くの子どもや女性たちが苦しんでいます。(旧)千葉県立安房南高校では、今春の統廃合に至るまでの14年間にわたり、生徒会主催のウガンダ支援活動を続けてきました。先に閉課となった家政科のミシンも送り、2001年には安房南の名がついた職業訓練校が建設されています。子どもたちは農場経営や生活費を生み出していますが、かつて安房南高校から寄贈した中古の2トントラックが故障し、困っているようです。あらたに中古トラックを調達するには120万円が必要なため、緊急支援の依頼がありました。地域の若者から始まった国際協力の火種を消すことがないよう、お力添えのほどお願いします。

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【緊急募金】

・郵便振込:00260-1-97307

・名義:NPO法人安房文化遺産フォーラム

※備考欄に【ウガンダ支援金】と必ずご記入ください。

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【支援先】ウガンダ意識向上財団

◎支援活動開始当時、安房南高校教員として生徒会顧問であった愛沢伸雄(NPO法人安房文化遺産フォーラム代表)が、ウガンダNGOとの窓口として本プロジェクトを推進していますので、責任をもって送金いたします。

【赤旗】081208*安房を再発見、戦跡保存やガイド、合唱団

(赤旗 2008.12.8 )⇒ WEB記事はこちら

●列島だより…安房を再発見
戦跡保存やガイド、合唱団
要塞、特攻の軍都だった
平和、元気な地域づくり

NPO法人安房文化遺産フォーラム
愛沢伸雄/小沢義宣/池田恵美子

地域づくりをめざして千葉県の房総半島南部(安房地域)でNPO法人安房文化遺産フォーラム(館山市、愛沢伸雄代表)が精力的に活動しています。戦争遺跡、中世の城跡、文化財の保存・活用、各種イベントから地域運動まで活動の幅を広げています。(上田明夫)

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活動の柱のひとつ戦争遺跡ツアーガイド(平和研修)は、フォーラム設立後の五年間で八百団体約二万人。最近の日程を聞くと—

11月21日 労組の九条の会

26日 全商連

同 静岡地方のタクシー協会

30日 政党関係者

12月6日 旅行団体

同 東京の労組

7日 無料ガイド

先月22,23日は若者向けに「戦国こすぷれ大会〜里見八犬伝in館山」を主催。28日は「地域医療と看護学校問題を考える医師・看護師と市民の集い」もありました。12月のこの後も東京の中学1年生40人のガイドなどスケジュールはぎっしりです。

戦跡ツアーの一つに参加してみると、ホテルの一室で映像を使った座学のあと赤山地下壕へ。

ガイドは、かつて釣りざんまいを夢見て移り住んだ小沢義宣さん(70)。6、7年前、愛沢氏らの戦跡調査の公民館活動に参加し「釣りができない日に歩いていると変なものに出合う。なんだろう、なんだろうと思っていましたが、案内と説明でそれがわかった」とこの道へ。

 

●ウミホタルの歌

青い光を放つウミホタル。館山は世界的にも有名な生息地ですが、戦時中、軍事利用で地元の子どもたちが採取を命じられました。平和研修で語り継がれ、生まれたのが合唱組曲「ウミホタル〜コスモブルーは平和の色」。NPO主宰の市民合唱団もでき、この12月も3回の練習です。

 

●戦国の城跡歩く

戦国大名里見氏の史跡をめぐるウオーキング、空き店舗を活用した「まちかどミニ博物館」と多彩に活動する同フォーラム。一昨年、「あしたのまち・くらしづくり活動」で内閣官房長官賞を受賞、この十一月には千葉県知事から地域観光振興功労で表彰されたばかりです。

事務局長の池田恵美子さんは「会員は200人、ガイドは50人ほどが活動しています。戦争遺跡とともに地域の有形無形の文化とその遺産を継承し、活用し、みんなが元気に、そして支え合う地域づくりをしたいですね」と話します。

 

●平和、元気な地域づくり

NPO代表 愛沢 伸雄さん

足もとの地域の人々の生活や文化を見つめ、再発見し、平和で元気よく住むことのできる地域社会にしたい。だれもが願うその思いから、「何もない」「保守的地域だから」ではなく、安房(「安らかな家」の意と解しています)という名に込められた地域を歩き、話を聞き、調査研究と運動を重ねると、その尽きせぬ魅力と特性を知ることができました。全国的にも貴重な戦争遺跡の再発見もその一つです。

平和研修で訪れた方から自分の地域を見つめ直すきっかけになったという感想も寄せられています。この南房総を舞台に平和と地域活性化のネットワークがこれからも広がればすばらしい。地域コミュニティ、地域と地域、地域と世界を足もとからつなぐNPOの発展に力を尽くしたい。

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●太平洋戦争開戦の日

要塞、特攻の軍都だった

きょう12月8日は、67年前の1941年、日本軍がハワイ真珠湾攻撃をした日です。主力は航空母艦と艦載機でした。愛沢氏らによると、軍都館山のシンボル館山海軍航空隊は空母パイロットの養成機関で、基地は「陸の空母」と呼ばれ、真珠湾攻撃とも深くかかわっていました。

すぐ山側にある赤山地下壕は「住民から、ごみ捨て場で子どもが遊んで危ないという訴えがあった所」とフォーラム会員の神田守隆さん(元共産党館山市議)。市民とともに神田さんも議会で尽力し、今は館山市指定文化財として一般公開されています。

調査で秘密のベールをはがし、総延長約2キロの地下要塞の姿を市民と全国に知らせ文化財にまでしたのが、当時県立高校で「世界史」を教えていた愛沢氏ら市民だったのです。

●岬や海岸線には

戦争遺跡は館山市だけで五十カ所近く。安房文化遺産フォーラムが出版した『あわ・がいど 戦争遺跡』を手に海辺を行くと、常緑のマテバシイの樹林、波打ち際、あるいは今は中学校のなかに戦争遺跡の数々が。

南房総は明治期から「東京湾要塞地帯」に指定され、戦争とともに強化されました。指折りの景勝地、大房岬(南房総市富浦)は岬全体が要塞跡でした。

南に行くと、太平洋諸島の上陸作戦訓練にはぴったりの平砂浦(白砂青松百選)を演習場にした館山海軍砲術学校跡。常時1万5千人が訓練したという当時の写真パネルが展示してありました。

 

●本土決戦に備え

海岸線を行くと、戦争末期の本土決戦に備えた水上特攻艇「震洋」などの特攻基地跡です。海から離れたところには本土決戦の切り札、ロケット特攻機「桜花」の基地跡も。

南房総に展開した七万の軍隊が本土決戦・「第二の沖縄戦」の臨戦態勢のまま1945年8月に敗戦の日を迎えます。9月3日、米占領軍本隊約3,500人が館山に上陸、4日間でしたが本土で唯一「直接軍政」をしきました。軍政解明のきっかけは「中学校の日誌で記述を発見したことから」(池田事務局長)といいます。

要塞・訓練・特攻—サンゴの北限の温暖な気候と花、海水浴や釣りの観光とレジャーのまちのもう一つの顔です。

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【房日】081202*地域医療の危機救え

◎地域医療の危機救え
…館山で医師と市民の集い
…..看護学校開設への方策探る

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館山市にある館山准看護学校と、安房看護専門学校が閉校するのを受けて11月28日、同市のコミュニティセンターを会場に、「地域医療の危機と看護学校問題を考える-医師と看護師と市民の集い」が開かれた。会場には市民らおよそ120人が集まり、安房医師会の宮川準会長らの話に聞き入った。

集いは、両学校が閉校すれば看護師不足に陥り、地域医療だけでなく、移住促進活動など多方面に大きな影響を及ぼすとして、新たな看護学校設立の動きがある中で、現状に理解を深め市民としてなにが出来るかを探ろうと、同市の愛沢伸雄さんらが呼びかけ開いた。

集いではまず、医療法人博道会の看護師養成所設立準備室顧問の出口勉氏が現状説明を行い、安房地域では、看護師不足で一般病棟の一部を休止している病院があることや、安房地域では今後5年間で、200人以上の看護師不足が見込まれることなどを説明した。

このあと、宮川会長が移譲前の安房医師会病院が、看護師不足で運営難になったことや、准看護学校と安房看護専門学校との関係、閉校の理由などを述べ、「安房地域の医療維持に向け行動していきたい」と語った。続いて、館山病院看護部長の加藤尚子さんが看護師確保のため北海道や山形まで出向いたが、1人も来てくれなかった苦労を語り、「いまどうするかが切実な問題」と話した。

博道会総長の大島博幸氏も、医療崩壊の問題では医師不足が取り上げられるが、医療、介護、福祉まで関わっている看護師の不足で地域医療が崩壊すると再生できないとし、地域での看護師養成や、離職者の再教育による確保などを訴えた。

また、前館山病院長で、長年、僻地医療に携わっている高野良裕氏は、地域崩壊が看護師不足の根底にあるとし、さらに現在の看護師高学歴化に対し、「(看護師は)いまは管理職になってしまった。昔は看護師が患者の側にいた。だから医師も尊敬していた」などと述べた。

質疑応答で、市民からは「行政への働きかけはしたのか」「看護学校を設立するなら市民の声が届く組織づくりを」などの質問や意見が出され、老後の医療に不安を訴える移住者の声もあった。

呼びかけ人の愛沢さんは、看護学校開設に向け「きょうをスタートとし、大きな市民運動への皆さんの力をお貸しいただきたい」としており、今後広く努力を呼びかけていく考えを示した。