伊東万里子氏(いとう・まりこ=劇団「貝の火」主宰・代表、日本人形劇人協会理事)
10月31日、東京都内の自宅で死去、91歳。
葬儀は近親者で済ませた。納骨は24日午前11時から、館山市上真倉2124の宗真寺で。喪主は劇団貝の火の小澤響氏。喪主は供花、供物、香典などを辞退している。
東京生まれ。館山市に疎開する。NHK「チロリン村とくるみの木」「プリンプリン物語」などで、人形操演者として出演。人形劇の第一人者として各種作品を演じた。
若いころ過ごした南房総市富浦地区を「第二のふるさと」として、昭和63年に稽古場(スタジオ)を開設。人形劇フェスティバルなどで、地元と深く関わった。創作「竜子姫物語」「南総里見八犬伝」などが代表作。
【追悼メッセージ】
伊東万里子さん、安らかに。
~平和と安房高女への想いを胸に~
NPO法人安房文化遺産フォーラム
代表 愛沢伸雄
人形劇団「貝の火」を主宰する伊東万里子さんが、10月31日に91歳で亡くなられました。その10日前に私がお会いしたときはお元気でしたので、天寿を全うされたのだと思います。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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(房日新聞 2023.12.7.付)
房日新聞 2023.12.7付
第29回安房地域母親大会(同大会実行委主催)が17日、南房総市の富山岩井コミュニティセンターを会場に開催される。「教育って何? 私たちにできることは何か」をテーマに、映画上映、トークセッションなどが予定されている。入場料1000円(高校生以下無料)で、申し込みを受け付けている。
当日は2部制で、1部では、文部科学省選定映画「夢みる小学校」を上映。自己決定、個性化、探究学習という3つの原則を掲げ、独自の教育方針で運営する学校法人「きのくに子どもの村学園」に密着したドキュメンタリーとなっている。
2部では、映画に登場する世田谷区立桜丘中学校元校長、西郷孝彦さんを迎え、トークセッションを行う。校則や定期テストを廃止し、競争や選別の教育から抜け出した経験を話す。
午後0時45分から4時まで。上履きと靴を入れる袋の持参を呼び掛けている。予約制で、3歳から未就学児までを対象に100円で保育も受け付ける。
申し込みは、専用フォーム=QRコード=か、実行委員会の関さん(090―5762―5956)または、山口さん(090―5434―1535)へ。
木造建築の伝統美に感銘
旧安房南高木造校舎の一般公開に760人
(房日新聞 2023.11.22付)
県指定有形文化財の旧県立安房南高校木造校舎(館山市北条)で19日、一般公開が行われた。地域内外から760人の来場があり、木造の建築美や同校の歴史に触れ、見学を楽しんだ。
郷土の文化財の理解を深めるとともに、文化財を活用したイベントとして県教委と安房高校が毎年実施している。NPO法人安房文化遺産フォーラムが企画運営し、安房高等女学校木造校舎を愛する会が協力した。
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11月19日 ゆかりの作品や制服も展示
(房日新聞 2023.10.22付)
館山市北条の旧県立安房南高校木造校舎の見学会が11月19日、開催される。校舎内を自由に見学できる他、同校にゆかりのある美術作品、制服の展示なども行われる。入場無料。
郷土の文化財の理解を深めるとともに、文化財を活用したイベントとして県教委と安房高校が毎年実施。NPO法人安房文化遺産フォーラムが企画運営し、安房高等女学校木造校舎を愛する会が協力している。
同木造校舎は、関東大震災の教訓をもとに、耐震構造建築として古い日本の木造建築と当時の新しい西洋建築の要素を融合させ、1930年に建築された。
左右対称に大きく羽を広げたようなデザインや、菱形を重ねたレリーフや窓の飾りなど、建設当時の様子をよくとどめており、昭和初期の県の学校建築の姿を今に伝える建物として、95年に県の有形文化財(建造物)に指定されている。
同NPOでは「貴重な地域遺産として、木造校舎を未来に手渡しましょう」などと、多くの来場を呼び掛けている。
時間は午前10時から午後3時まで。予約は不要だが、混雑状況によって入場制限をする場合がある。
駐車場は県南総文化ホールの第1駐車場が利用可能。靴を入れる袋と上履きを持参する。また、感染症対策として手指消毒、マスクの着用を推奨している。
問い合わせは、安房文化遺産フォーラム(090―6479―3498)へ。
支援交流30年で21日に記念式典 館山
(房日新聞 2023.9.13付)
旧安房南高校の生徒らが1994年に始め、安房地域の高校生らに引き継がれてきたアフリカ・ウガンダの支援交流で、長年交流を続けてきたNGOウガンダ意識向上協会の代表、スチュアート・センパラ氏が来日する。
来日に合わせ21日、支援交流が始まって30年の記念式典を館山市コミュニティセンターで開催し、講演会を行う。20、21日には展示会を実施する。
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故・溝口七生さんの絵画5点をモントレーに寄贈
(房日新聞 2023.9.10付)
明治時代に安房地域から渡米し、モントレーでアワビ産業を興した移民に関する交流、調査研究などを長年続けているNPO法人安房文化遺産フォーラムの共同代表、池田恵美子さん(62)と、英会話スクールを主宰する溝口かおりさん(58)が訪米し、歴史交流を行った。
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<関東大震災100年>
安房震災史 記された「地域の誇り」
朝鮮人も恐怖 十分の保護を
流言飛語打ち消し騒動回避
(東京新聞 2023.9.1付-web)
関東大震災(1923年)から1日で100年。現在の千葉県館山市では、ほとんどの家屋が倒壊や焼失で失われ、727人が亡くなる甚大な被害があった。「安房震災誌」(26年)には、東京などで朝鮮人虐殺が起きた一方、当時の行政トップらが住民に対して不穏なうわさを打ち消し、騒動を回避したことがつづられている。地域史を研究する人たちからは「地域の誇り」との声も上がる。(山本哲正)
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赤山地下壕 太平洋戦争前に建設か
館山のNPO研究
市の解説と食い違い
高度な工法 考えにくい突貫工事
(東京新聞 2023.8.24付・WEb)
千葉県館山市指定史跡の赤山地下壕(同市宮城)が建設された時期について、「日米開戦の1941(昭和16)年より前の30年代に始まった」とするNPO法人安房文化遺産フォーラムの研究が進んでいる。「開戦後」とする市の立場と食い違っており、壕の入り口に掲げられた市の解説文に、関係者が疑義を唱え始めている。(山本哲正)
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<つなぐ 戦後78年>
終戦直後の館山 明らかに
カニンガムレポート 4日間の「軍政」触れず
地域史研究者が入手
(東京新聞2023.8.15WEB) ⇒ 印刷用PDF
終戦直後、館山市に上陸した米陸軍のジュリアン・W・ カニンガム准将が書き留めた 「カニンガム・レポート」には、上陸、制圧した手順、迎えた地域住民の様子が詳述されていた。地城史を研究しているNPO法人安房文化遺産フォーラム代表の愛沢伸雄さん(71)が、米国・テキサスの軍事博物館に問い合わせて同文書を入手。連合国軍が最終的に示した方針とは異なる「軍政」を館山で4日間敷いたことに触れていないとし、「軍政を歴史的に消す流れにあった」と推測する。
(山本哲正)
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