文化遺産生かす取り組み視察
歴史教育者らがNPOの案内で戦跡など巡る 館山
歴史教育に関わる教員、一般市民などで組織する「歴史教育者協議会」のメンバーらが4日、館山市を訪問。「NPO法人安房文化遺産フォーラム」の案内で市内の戦跡、文化財などを巡り、多様な文化遺産を歴史教育やまちづくりに生かす取り組みを視察した。
2、3日に東京都内で開催された、歴史教育者協議会東京大会の現地見学会として企画された館山ツアーで、北海道から沖縄県までの同協議会の会員ら15人が訪れた。 続きを読む »»
文化遺産生かす取り組み視察
歴史教育者らがNPOの案内で戦跡など巡る 館山
歴史教育に関わる教員、一般市民などで組織する「歴史教育者協議会」のメンバーらが4日、館山市を訪問。「NPO法人安房文化遺産フォーラム」の案内で市内の戦跡、文化財などを巡り、多様な文化遺産を歴史教育やまちづくりに生かす取り組みを視察した。
2、3日に東京都内で開催された、歴史教育者協議会東京大会の現地見学会として企画された館山ツアーで、北海道から沖縄県までの同協議会の会員ら15人が訪れた。 続きを読む »»
千葉県の館山市図書館(同市北条)に近い十字路の塀際に、1本の古木がある。「六軒町のサイカチの木」と呼ばれ、樹高約8メートルで元禄地震(1703年)の折には住民がよじ登って津波から救われたという逸話が残る。2019年の房総半島台風で倒れたが、翌20年春には緑の若葉をつけ、命をつないでいることが分かった。芽吹きは続き、今年も「生きてる」姿を見せている。(山本哲正) 続きを読む »»
明治時代に南房総から米国西海岸に渡ったアワビ漁師について、米国の研究者とオンラインで語り合う催しが、館山市の「ギャラリー&カフェ船形倉庫」であった。
(房日新聞 2025.6.26.付)
残さなければならないもの②
残さなければならないものがもう一つあった。ただし、これも映画の中では扱えなかった。人間が生きていく中で必要な「衣食住」の一つ、「食」である。
どの地方にも「わが町のごちそう」があるはずである。NPO法人安房文化遺産フォーラムが編さんした小冊子「おらがごっつお富崎―わが家のごちそう―」がある。黄色い地に黒い文字が目立つ。中を広げると巻頭にこう書かれている。
「このレシピ集は、国土交通省の『新たな公』によるコミュニティ創生支援モデル事業の一環として、富崎地区の皆さんといっしょに漁村の食文化『おらがごっつお(わが家のご馳走)』を調査し、まとめたものです」 続きを読む »»
<2025年 戦後80年>
花を作る者は国賊だ-。先の戦争中、農地作付け統制で花の生産は禁じられるに至った。花をめでることもままならない時代を繰り返してよいはずもない。戦後80年。当時も花を守り、守ろうとした人たちの思いを知りたくて、産地の安房(千葉県南部)を訪ねた。(山本哲正)
映画「世界一の夕陽と生きる」
試写会開催 定員300×3回すべて満席
館山市南部の富崎地区を主な舞台にしたドキュメンタリー映画「世界一の夕陽(ゆうひ)と生きる」の試写会が8日、同市の県南総文化ホール小ホールであった。3回設けたいずれの上映回とも、定員300が満席になる盛況ぶり。監督の金髙謙二さん(69)は「多くの人に評価していただき、感激した。全国各地で上映できるよう努力したい」と話していた。 続きを読む »»
千葉県館山市ゆかりの画家・寺崎武男(1883~1967年)が45(昭和20)年9月1日に描き上げた城の絵に、小さく「館山に敵入る」と書かれている。直前の同年8月30日には、米占領軍の先遣隊が館山に上陸していた。作品を所蔵するNPO法人安房文化遺産フォーラムは、この書き込みに注目。“渚(なぎさ)の駅”たてやま(同市館山)で開かれている戦後80年企画展の目玉にした。(山本哲正) 続きを読む »»
<連載:旅する・見つける>
館山市、南房総市周辺は海に面した温暖な気候から海水浴やマリンスポーツが盛んなイメージがある。一方で、戦時中は首都防衛の最前線となり、要塞や地下壕などの跡が市内に点在している。いまなお残る大戦の遺構をたどり、戦後80年に思いをはせた。
【上東麻子】 続きを読む »»