【房日】230517_赤山入壕者が前年比26%増
館山市教育委員会は、市を代表する戦争遺跡「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」の令和4年度の入壕者数をまとめた。入壕者数はトータルで2万8248人(前年度比26%増)と約6000人増えた。
全長約1・6キロと全国的にみても大規模な地下壕で、平成16年度に開壕。平和学習の他、観光で訪れる人も多く、29年度には3万8248人の来場があった。
しかし、令和2年2月以降、新型コロナウイルスの外出自粛の影響などで入壕者数が激減。緊急事態宣言で長期間にわたり閉壕したこともあり、入壕者数は2万人台前半まで落ち込んでいた。
昨年度は徐々に回復傾向となり、前年度から大幅に増加した。地域別の入壕者数は市内は1225人、県内(館山市以外)が1万1028人、県外が1万5995人だった。
累計の総入壕者数は今年2月に40万人を突破。4年度末時点では、40万835人を数えている。このゴールデンウイーク期間中(4月29日~5月7日)も1416人が訪れるなど人気を集めた。
市教委では、今後の施設活用の参考とするため、入壕者向けのアンケートも始めており、さらなる魅力向上を目指していきたいとしている。