【浄土宗新聞】100323*秋山巌が大巌院で作品展

■落下傘部隊ゆかりの地

版画家、秋山巌氏が作品展

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千葉県館山市の大巌院(石川龍雄住職)客殿で、1月19日から25日まで、版画家の秋山巌氏(88)の作品展が開催され、木版画や陶器など約50点が展示された。

太平洋戦争で、海軍落下傘部隊として館山で訓練をした秋山氏、復員後は棟方志功に師事し、種田山頭火の俳句やフクロウなどを題材に作品を描いている。

作品展は秋山氏の緒女町田珠実さんが、父親が戦争を体験した館山の地を旅したことが縁となったもの。期間中には秋山氏が大巌院で肉筆画の実演を、また、23日には同市内の南総文化ホールでトークショーも行なわれ、落下傘部隊の思い出や、死と隣り合わせだった体験談などが語られた。

(浄土宗新聞2010.3.23付)