「海の幸」など30点展示
渚の駅ギャラリー 館山ゆかりの画家展
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館山ゆかりの画家たちの名画を集めた企画展「館山の海を愛した画家たち展」が、館山市の渚の駅たてやま2階ギャラリーで開かれている。日本美術史に影響を与えた洋画家の青木繁や寺崎武男、倉田白洋の絵画など約30点が展示されている。9月1日まで。
青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会が主催、房日新聞社などが後援している。
会場には、明治37年に友人らと同市布良を訪れた青木繁の代表作「海の幸」(国の重要文化財)の複製画をはじめ、同世代に館山で暮らした画家たちの作品を展示。寺崎武男の手帳など貴重な資料も並んでいる。
千葉市から訪れた60代の男性は「『海の幸』は知っていたが、実際に見るのは初めてで感動した」と作品に見入っていた。青木繁「海の幸」記念館の小谷福哲館長は「館山の自然に魅了された画家たちが、館山で多くの作品を残したということを知ってほしい」と来場者を呼び掛けている。
8月4日午後1時半からは、展示作品の解説会がある。
入場無料。休館日は29日、8月26日。問い合わせは、事務局の池田さん(090-6479-3498)、河辺さん(090-3218-3479)へ。
東京の練馬区美術館では、現在「没後50年 坂本繁二郎展」を開催中です。
会期は9月16日(月・祝)までです。
詳しくは下記よりご覧ください。
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201906011559351169
青木繁と坂本繁二郎は、同じ1882年に久留米で生まれました。
ふたりとも小さい頃から絵を描くのが好きだったようです。
青木は画家を志し東京美術学校に入学。
そして坂本も上京、その後1904(明治37)年、
青木と坂本、森田恒友、福田たねの4人は
房州布良へ写生旅行に訪れました。
このとき滞在した布良の小谷家で、青木の代表作「海の幸」が描かれています。
海とアートのまるごと美術館
青木繁の生誕祭
小谷福哲
(房日新聞:寄稿2019.7.13付)‥⇒印刷用PDF
青木繁作品の所蔵者である東京駅前のブリヂストン美術館が建て直され、来年、「アーティゾン美術館」と改名してリニューアルオープンします。東京五輪もあり、青木繁「海の幸」は国際的にも注目が高まるだろうと考えられています。青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会では、海とアートのまるごと美術館として、まちづくり活動に取り組んでいます。
きょう7月13日は青木繁の誕生日です。明治37年、22歳を迎えた2日後に、仲間と4人で写生旅行に館山を訪れ、布良のわが家に約40日滞在しました。そのとき描かれたのが、重要文化財「海の幸」です。
小谷家住宅は館山市指定文化財となり、全国の画家の皆さまと一緒に募金活動を展開し、青木繁「海の幸」記念館として開館しました。通常は土日のみの公開で、平日は団体予約となりますが、3年間で8000人の方が来場されました。千葉県民の投票により「ちば文化資産」にも選定されています。
記念館では、きょう13日から海の日(15日)までの3連休を生誕祭として公開します。来場者には手作りのトコロテンや紫蘇ジュースをサービスし、青木繁の誕生日を皆さんとともに祝いたいと思います。
また、渚の駅たてやま2階ギャラリーでは、きょう13日から9月1日まで、「館山の海を愛した画家たち展」を開催します。青木繁の同寸大の複製画をはじめ、寺崎武男・倉田白羊の原画などを展示紹介します。
初日の13日には10時半から、島田吉廣さんが「複製画制作から見える青木繁が描く波」について解説をします。ダイナミックなギャラリートークを聞き、実際に絵画を鑑賞した後、布良の青木繁「海の幸」記念館へ足を運んでいただければ幸いです。
翌週の20日は布良崎神社の祭礼です。青木繁が感動し「海の幸」のヒントになったと思われる布良の神輿もぜひご覧ください。特に夕方の布良漁港では、夕陽が神々しく、おすすめです。
また、女子美術大学付属中学139名が6月にスケッチツアーで来訪し、布良を描いた作品展を、青木繁記念館と千里の風と安房自然村で27日からおこないます。
この夏は、海とアートのまるごと美術館をお楽しみください。
(青木繁「海の幸」記念館館長・小谷家当主)
きょうから青木繁生誕祭、布良記念館3日間公開
渚の駅では企画展
(房日新聞2019.7.13付)‥⇒印刷用PDF
館山市の「青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会」では、企画展「館山の海を愛した画家たち展〜青木繁・寺崎武男・倉田白羊」をきょう13日から、渚の駅たてやま2階ギャラリーで開く。9月1日まで。入場無料。休館日は29日、8月26日。
会では、この展示に合わせ、13日から3日間、「青木繁生誕祭」として、同市布良の青木繁「海の幸」記念館(小谷家住宅)で、記念館を一般公開する。入館料は200円で、小中高100円。午前10時から午後3時半まで。
渚の駅たてやまでは、13日午前10時半から島田吉廣さんのギャラリートーク「複製画制作から見える青木繁の描く波」を予定している。
問い合わせは、事務局の池田さん(090-6479-3498)、河辺さん(090-3218-3479)へ。
7月13日(土)から、千葉県館山市の”渚の駅”たてやまで、
「館山を愛した画家たち展~青木繁・寺崎武男・倉田白羊」が始まります。
初日には、館山市布良出身で青木繁の5作品を複製画制作した
島田吉廣さんによるギャラリートークが行われます。
*7月13日(土)10:30~11:30
「複製画制作から見える青木繁の描く波」‥島田吉廣(アートプロセス代表)
参考:【0470-No.51】190531*インタビュー=島田吉廣
そして、この日は青木繁の誕生日。館山を訪れた青木たちが滞在した
布良の小谷家(青木繁「海の幸」記念館として開館)は、
通常土日のみの公開ですが、13日~15日まで3日間開館します。
青木の誕生日をみんなでお祝いしましょう。
当時のたたずまい、青木繁が感じた空間をゆっくりお楽しみいただけます。
トコロテンや紫蘇ジュースのサービスもあります。ぜひお出かけください。
PDF : 海とアートのまるごと博物館
「館山の海を愛した画家たち展~青木繁・寺崎武男・倉田白羊~」が始まる
7月13日は、重要文化財『海の幸』を描いた明治の画家・青木繁の誕生日です。
青木が滞在した小谷家住宅(青木繁「海の幸」記念館)は、通常は土日公開ですが、
誕生日である7月13日(土)~15日(月・祝)の3連休を開館いたします。
来場者には、トコロテンや紫蘇ジュースのサービスがあります。
当時のたたずまいや青木が感じた空間を味わい、
近隣にある「海の幸」記念碑、青木が愛した阿由戸の浜、布良崎神社など、
のどかな漁村風景を歩いて青木繁ゆかりの地をたどってみてはいかがでしょうか。
⇒布良ウォーキングマップ
‥⇒印刷用PDF=p.1/印刷用PDF=p.2~3/印刷用PDF=p.4
●海とアートの渚の博物館
=館山の海を愛した画家たち展〜青木繁・寺崎武男・倉田白羊〜
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【Report】
●海とアートの学校まるごと美術館
=布良の海を愛した画家たち展〜青木繁・寺崎武男・倉田白羊〜
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【0470-】インタビュー
・島田吉廣(青木繁作品複製技術者)