お知らせ

【房日】191228*布良崎神社石棒、文化財指定書交付

布良崎神社縄文時代石棒、文化財指定書を交付
市長ら神社責任役員に

(房日新聞2019.12.28付)

館山市有形文化財に指定された「布良崎神社縄文時代石棒」の指定書交付式が26日、市役所であり、同神社責任役員の嶋田博信さん、小谷昭さんに指定書が手渡された。

同市布良の布良崎神社の神宝として伝えられてきた石棒。長さ約90センチと大型で保存状態も良く関東一円でも数例しかない優品で、製作されたと考えられる関東北西部山間地との当時の交流を示す貴重な考古資料とされている。

指定は8月29日付だが、同神社が台風15号などで被災したため、市教委では指定書交付を見合わせていた。

交付式では、金丸謙一市長が指定書を、出山裕之教育長が石棒の写真を、嶋田さんと小谷さんに手渡した。

指定書を手にした2人は「今後も神社の宝として大切に保存するとともに、ケースに収めて展示できるようにしたい。台風で拝殿や神輿が大変な被害を受けたが、文化財指定は復旧に向けて大きな励みとなる」。

金丸市長は「歴代、神社の関係者の皆さんが大切に保存されてきたことが指定につながった。館山市、南房総地域の宝。指定を契機に一日も早く復旧、復興されることを願っています」と話した。

会報No.16=2019.12.26

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○台風災害お見舞い&御礼
○青木繁「海の幸」を生んだ布良崎神社の神輿
台風で壊潰! 復興に力を貸してください。
○NHK[ゆく年くる年」布良崎神社から中継
◇青木繁「海の幸」記念館のお楽しみ
*お正月のお守り貝みがき初め
*ひなまつり
*青木繁オマージュ色紙展
◇館山の海を愛した画家たち展in館山病院ギャラリー

 

【房日】191225_「ゆく年くる年」で布良崎神社を中継

「ゆく年くる年」で布良崎神社を中継

(房日新聞2019.12.25付)

全国各地の年越しの様子を生中継で伝えるNHK番組「ゆく年くる年」の中継地に、館山市富崎地区の布良崎神社が選ばれた。同神社は駐車場が少ないことからくるまでの参詣の際は、混雑を避けるための協力を求めている。

64回目を迎える毎年恒例の番組。今回は相次ぐ台風の被害から時代や地域の絆を「つなぐ」ことをテーマとしており、台風15号で甚大な被害を受けた同神社が全国11か所の中継地の一つに選ばれた。

31日午後11時45分から1日午前0時15分までの番組で、生放送のため内容が変更になる場合がある。

布良崎神社神輿修復委員会の青木薫さん(72)は、「復旧までの道のりは長いですが、全国の人に知ってもらう大変貴重な機会。ぜひ、多くの人に参詣いただきたいですが、車でお越しの際は駐車場の協力をお願いします」と混雑への注意を呼び掛けている。

元旦の初詣は、安房自然村が臨時駐車場として開放される。神社では、例年同様にお汁粉やお神酒の振る舞いがある他、拝殿や神輿の修復のための寄付を募るという。問い合わせは、青木さん(090-2524-1681)へ。

【房日】191225*布良崎神社神宝の石棒、市指定文化財

縄文時代の広域交流示す 布良崎神社神宝の石棒、
市指定有形文化財に指定

(房日新聞 2019.12.25付)

館山市は、同市布良の布良崎神社所蔵の「布良崎神社縄文時代石棒」を市の有形文化財(考古資料)に指定した。長さ約90㌢と大型で関東一円でも数例しかない優品。製作されたと考えられる関東北西部山間地との当時の交流を示す貴重な考古資料であることなどが評価された。あす26日に神社役員に指定書を交付する。

文化財指定を受けた石棒は、布良崎神社の神宝として伝えられてきたもので、江戸時代に近くにある駒ケ崎洞窟から出土したという伝承が残され、明治時代には同神社で保管されていたことが記録されている。

長さ89・5センチ、幅12センチ、厚さ11センチの柱状で、重さ15・5キロと市内の石棒の中でも最大級。保存状態も良く、関東地方でも数例しかない優品だという。

緑泥片岩という埼玉県秩父地方から群馬県南西部の石材が使われており、この地方で製作されたものが搬入されたのは明らかだといい、縄文時代に関東地方北西部山間地と安房地域との交流を示す重要な考古資料とされる。

江戸時代以来、地域住民が大切に保存しており、今後の保存、活用への地域の意欲が高いことも評価され、市文化財審議会の審議を経て、8月28日付で指定された。

【房日】191116_布良崎神社の神輿など再建へ寄付募る

布良崎神社の神輿など再建へ有志が寄付募る

(房日新聞2019.11.16付)

館山市布良の有志らで構成する布良崎神社神輿修復委員会(嶋田博信代表)は12日、台風15号の影響で大きな被害を受けた布良崎神社と神輿を再建しようと、4000万円を目標額に寄付を募ることを決めた。

同神社は台風の影響で拝殿は傾き、神輿蔵は倒壊し2基の神輿が大破する甚大な被害を受けた。

嶋田代表は「今回の被害は地域住民に衝撃を与えた。私たちが率先して、全国各地に呼び掛けたい」と協力を求めている。

募金の送付先は、ゆうちょ銀行(店番058)の普通貯金9651493。

問い合わせは、布良崎神社修復委員会青木薫さん(090-2524-1681)まで。

【房日】190824*ギャラリートーク〜館山の海を愛した画家たち展

8月27日にギャラリートーク、渚の駅たてやま
館山の海を愛した画家たち展で

(房日新聞2019.8.24付)

館山市の「渚の駅たてやま」レクチャールームで、8月27日午後1時半から3時まで、NPO法人安房文化遺産フォーラムの池田恵美子さんによるギャラリートーク「館山の海を愛した画家たち」が開かれる。

同所で9月1日まで開催されている企画展「館山の海を愛した画家たち展〜青木繁・寺崎武男・倉田白羊〜」の関連事業。

明治期に館山市布良に滞在し重要文化財「海の幸」を描いた青木繁をはじめ、同世代で館山に在住し、日本美術史に影響を与えながら、あまり知られていない寺崎武男、倉田白羊に焦点を当てる。彼らがたどった人生や、それぞれの遺族から寄贈を受けた絵画作品を紹介する。

予約不要で、定員40人。問い合わせは、事務局の河辺さん(090-3218-3479)へ。

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*詳細はこちら
http://bunka-isan.awa.jp/News/item.htm?iid=1302

【房日】190817*関西大の高橋さん、青木繁の魅力語る

関西大の高橋さん、青木繁の魅力語る

渚の駅でギャラリートーク

(房日新聞2019.8.17付)

館山市の「渚の駅たてやま」レクチャールームで、20日午後1時半から3時まで、関西大学非常勤講師の高橋沙希さんのギャラリートーク「明治の洋画家 青木繁の魅力」が開かれる。

同所で9月1日まで開催されている企画展「館山の海を愛した画家たち展〜青木繁・寺崎武男・倉田白羊」の関連事業。

高橋さんは、青木繁作品の壁画的性格などに焦点を当てた研究に取り組んでいる。著書に「青木繁-世紀末美術との邂逅(かいごう)」がある。

予約不要で、定員40人。問い合わせは、事務局の池田さん(090-64799-3498)へ。


『青木繁-世紀末美術との邂逅」
高橋沙希著
http://www.kansai-u.ac.jp/eas/news_list/2015/04/2015-1.html