お知らせ

【房日】190814*平和のための美術展

平和のための美術展、76人の芸術家が出品へ

8月24日から枇杷倶楽部

(房日新聞2019.8.14付)‥⇒印刷用PDF

芸術をとおして平和の尊さを訴える「ART FOR THE EARTH2019—第15回安房・平和のための美術展—」が、24日から9月1日まで、南房総市富浦町の枇杷倶楽部ギャラリーで開催される。今年も絵画、工芸、写真、彫刻などジャンルを超えて、地域にゆかりのある76人の芸術家たちが出品。多くの来場を呼び掛けている。

芸術家たちが、「平和のために何かできるだろうか」と、有志で実行委員会を組織し、05年から始めた。出品者の協力でチャリティーも行われ、グッズなどを販売し、収益金はアフリカ・ウガンダ支援や震災復興、地域の各団体などに役立てている。問い合わせは、事務局の橋本さん(0470—29—1290)へ。

 

⇒公式サイト:http://www.awa-heiwaten.jpn.org/

 

▼出品者は次のとおり。=順不同、敬称略

愛沢伸雄、朝倉曉、有坂多絵子、飯島眞澄、飯田真菜美、石井純、石井範子、石川武雄、

伊藤誠子、今井香、今井俊、今泉俊一、植松七重、鵜澤貫秀、大久保敏之、岡安俊夫、

重栖和子、加藤良江、鎌田英雄、鎌田真由姫、川尻泰造、川田正孝、木曽富美子、吉良康矢、

クリシュナ智子、小出一彦、小林佳奈、坂田仁、坂本一樹、坂本真彩、笹子三喜男、

笹生雄太、鈴木百合香、Jun、高橋邦子、高橋猛、高橋文子、田嶋初、田村洋子、

出口惠里子、豊田洋次、戸沼誠治、Tonman、仲野邦男、西山正彦、根上曜子、白熊勝美、

橋本登、橋本まち子、橋本芳久、早川厚子、原久彌、桧山薫、ひやまけいこ、平澤とみ子、

廣井鏡子、福嶋洋子、福田圭介、船田正廣、古江睦子、前川章子、真魚長明、松浦健二、

溝江晃、溝口七生、三森義久、水上順義、宮下昌也、望月純、谷貝順子、谷貝宗平、

山内新、山口マオ、吉川恵美子、脇山久子、渡辺泰徳

 

「ART FOR THE EARTH2019—第15回安房・平和のための美術展—」

日時=2019年8月24日〜9月1日
会場=枇杷倶楽部ギャラリー

入場無料

8/14~25:ちばアート祭 開催中

「ちば文化資産」をテーマにした写真や絵の展覧会が、
千葉県立美術館と千葉ポートパークで開催中です。

青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅も「ちば文化資産」に選定されています。

【房日】渚の駅ギャラリー 館山ゆかりの画家展

“渚の駅”たてやまで開催中の「館山の海を愛した画家たち展」が
房日新聞に紹介されました。

*房日新聞(2019年7月25日付)
『海の幸』など30点展示 渚の駅ギャラリー 館山ゆかりの画家展

8月4日(日)13:30~は、展示解説会を行います。
アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)所蔵の青木繁「海の幸」複製画、
フレスコ壁画やテンペラ画などを研究した寺崎武男の原画、
児童自由画教育を奨励した倉田白羊の襖絵など、
貴重な絵画の数々を紹介します。

【房日】190725*渚の駅ギャラリー館山ゆかりの画家展

「海の幸」など30点展示

渚の駅ギャラリー 館山ゆかりの画家展

‥⇒印刷用PDF

館山ゆかりの画家たちの名画を集めた企画展「館山の海を愛した画家たち展」が、館山市の渚の駅たてやま2階ギャラリーで開かれている。日本美術史に影響を与えた洋画家の青木繁や寺崎武男、倉田白洋の絵画など約30点が展示されている。9月1日まで。

青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会が主催、房日新聞社などが後援している。

会場には、明治37年に友人らと同市布良を訪れた青木繁の代表作「海の幸」(国の重要文化財)の複製画をはじめ、同世代に館山で暮らした画家たちの作品を展示。寺崎武男の手帳など貴重な資料も並んでいる。

千葉市から訪れた60代の男性は「『海の幸』は知っていたが、実際に見るのは初めてで感動した」と作品に見入っていた。青木繁「海の幸」記念館の小谷福哲館長は「館山の自然に魅了された画家たちが、館山で多くの作品を残したということを知ってほしい」と来場者を呼び掛けている。

8月4日午後1時半からは、展示作品の解説会がある。

入場無料。休館日は29日、8月26日。問い合わせは、事務局の池田さん(090-6479-3498)、河辺さん(090-3218-3479)へ。

青木繁の同郷 坂本繁二郎、没後50年 展覧会

東京の練馬区美術館では、現在「没後50年 坂本繁二郎展」を開催中です。
会期は9月16日(月・祝)までです。
詳しくは下記よりご覧ください。
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201906011559351169

青木繁と坂本繁二郎は、同じ1882年に久留米で生まれました。
ふたりとも小さい頃から絵を描くのが好きだったようです。

青木は画家を志し東京美術学校に入学。
そして坂本も上京、その後1904(明治37)年、
青木と坂本、森田恒友、福田たねの4人は
房州布良へ写生旅行に訪れました。
このとき滞在した布良の小谷家で、青木の代表作「海の幸」が描かれています。

【房日寄稿】190713*青木繁の生誕祭

海とアートのまるごと美術館

青木繁の生誕祭

小谷福哲

(房日新聞:寄稿2019.7.13付)‥⇒印刷用PDF

青木繁作品の所蔵者である東京駅前のブリヂストン美術館が建て直され、来年、「アーティゾン美術館」と改名してリニューアルオープンします。東京五輪もあり、青木繁「海の幸」は国際的にも注目が高まるだろうと考えられています。青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会では、海とアートのまるごと美術館として、まちづくり活動に取り組んでいます。

きょう7月13日は青木繁の誕生日です。明治37年、22歳を迎えた2日後に、仲間と4人で写生旅行に館山を訪れ、布良のわが家に約40日滞在しました。そのとき描かれたのが、重要文化財「海の幸」です。

小谷家住宅は館山市指定文化財となり、全国の画家の皆さまと一緒に募金活動を展開し、青木繁「海の幸」記念館として開館しました。通常は土日のみの公開で、平日は団体予約となりますが、3年間で8000人の方が来場されました。千葉県民の投票により「ちば文化資産」にも選定されています。

記念館では、きょう13日から海の日(15日)までの3連休を生誕祭として公開します。来場者には手作りのトコロテンや紫蘇ジュースをサービスし、青木繁の誕生日を皆さんとともに祝いたいと思います。

また、渚の駅たてやま2階ギャラリーでは、きょう13日から9月1日まで、「館山の海を愛した画家たち展」を開催します。青木繁の同寸大の複製画をはじめ、寺崎武男・倉田白羊の原画などを展示紹介します。

初日の13日には10時半から、島田吉廣さんが「複製画制作から見える青木繁が描く波」について解説をします。ダイナミックなギャラリートークを聞き、実際に絵画を鑑賞した後、布良の青木繁「海の幸」記念館へ足を運んでいただければ幸いです。

翌週の20日は布良崎神社の祭礼です。青木繁が感動し「海の幸」のヒントになったと思われる布良の神輿もぜひご覧ください。特に夕方の布良漁港では、夕陽が神々しく、おすすめです。

また、女子美術大学付属中学139名が6月にスケッチツアーで来訪し、布良を描いた作品展を、青木繁記念館と千里の風と安房自然村で27日からおこないます。

この夏は、海とアートのまるごと美術館をお楽しみください。

(青木繁「海の幸」記念館館長・小谷家当主)