ウガンダへ支援成果の視察訪問
NPO法人安房文化遺産フォーラムメンバー(河辺智美さん、愛沢香苗さん、鈴木正博さん)が、8/10~20に、ウガンダに行ってきました。
今回の視察目的は、安房の高校生と市民活動で24年間続いている孤児やコミュニティへの支援・交流の成果視察と、ウガンダコーヒーのフェアトレードの可能性を模索するこでした。
◎支援金をお届けしました
支援バザーの売上げや募金を支援金として、ウガンダ意識向上協会(CUFI)代表のスチュアート・センパラさんに託しました。
センパラさんよりメッセージ
「遠い日本からウガンダの子どもたちのことを思い、そして私たちの活動に理解と協力を示してくださり、ありがとうございます。24年もの日本の方たちとの友情と、直接交流できることはとても嬉しく思います。各プロジェクトがうまく進展するよう、メンバーとともにベストを尽くします。安房地域のみなさん、ありがとうございます」
◎視察
昨年、皆さんのご支援で購入した車(トヨタ ハイエース)は、孤児たちの送迎はもちろん、生活物資の運搬にとても役立っていました。今回、支援先を新しい車で訪問しました。
CUFIの活動地は、4か所です。「安房南洋裁学校」「キタリア小学校」「カウム農場」「メデ村」にて、子どもたちの教育・生活支援、農業指導、コミュニティの自立支援など、活動は多岐にわたります。
キタリア小学校では、子どもたちが勉強する教室の床が穴ぼこが多いことなどの問題がありました。こうした改善したい点を先生方や地域の方とよく話し合いながら、学校を運営しているようです。こうした話し合いにより、数年前には学校近くに井戸が建設され、水へのアクセスについては、小学校の子どもたちだけでなく、キタリア村の人々にとっても効果があったそうです。
また、カウム農場でも地域の人々に農業指導をしたりなど、周辺地域の人々とのつながりが持たれています。換金作物を植えたりと、収入向上に向けた取り組みがされています。
そして、安房南洋裁学校やメデ村で作られた小物やバスケットなどもまた、人々の自立の一歩につながるように、フェアトレードの可能性を模索していければと考えているところです。
【コーヒー農園視察】
首都カンパラから東へ向かい、ムバレという街のコーヒー農園を視察しました。
高地のこの地域では、「アラビカ種」のコーヒー豆が自然栽培されています。
組合は、有機栽培やフェアトレードの認証を受け、米国やヨーロッパ、そして日本にもアラビカ種のコーヒー豆を輸出しています。小農家が多いようですが、地域まとまって自分たちの生活を良くしていこうというビジョンを持って、自然栽培のコーヒー豆の栽培に取り組まれていました。
詳細は、追って『ウガンダ訪問記』としてお知らせいたします。