館山歴史公園都市構想と平和都市宣言(館山市)

●館山市のマスタープラン

オープンエアーミュージアム・館山歴史公園都市

2002年には館山市と財団法人地方自治研究機構による共同事業として実施された『館山市における戦争遺跡保存活用方策に関する調査研究』の報告書では、館山市の目標像として「地域まるごとオープンエア—ミュージアム・館山歴史公園都市」と設定された。これに基づき、2004年に平和学習拠点として「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」が整備・一般公開され、これに伴いNPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(愛沢伸雄代表・現在改称)を設立、年間約200団体のスタディツアーガイドを実施している。同年夏、戦争遺跡保存全国ネットワーク主催、館山市・同教委・同NPO法人の共催による第8回戦争遺跡保存全国シンポジウム館山大会が開催され、翌年には赤山地下壕跡が市指定史跡となった。館山のみならず安房全域の戦跡群として保存され、「地域まるごと博物館」の実現が期待される。

https://www.city.tateyama.chiba.jp/files/300375448.pdf

 

●館山市の平和都市宣言

世界の恒久平和は,人類共通の願いであります。
この願いを実現するためには,世界の人々が互いに理解を深め合い,生命の尊さを認識し,戦争のない平和な社会を追求していかなければなりません。
私たち館山市民は,日本国憲法の掲げる崇高な理想を深く自覚し,武力による紛争を無くすとともに,核兵器の廃絶を訴え,世界の人々と共に手を携えて,かけがえのない地球の恒久平和実現のため,ここに館山市を「平和都市」とすることを宣言します。
(平成4年9月29日 宣言)