ツアー・講演の感想

080322「九条のひろば」通信№9(2008.4.2)

「九条のひろば」通信より


3月22日、館山戦跡見学ツアーの参加者は総勢20名でした。ガイドを依頼した現地NPOの誠実な応対があり、新しく知ったこと、ショックを受けたことなど、参加者は「すばらしかった」と満足しました。


■玉川穎麿さん

房総館山戦跡の見学ツアーに参加し、有意義な時を過ごした。巨大な規模の地下要塞、赤山地下壕が太平洋戦争突入の直前に建設されていることからも、この戦争が如何に勝ち目のない無謀なものであったかが知られる。

社会から見捨てられた女性の保護施設「かにた婦人の村」を設立した深津文雄牧師は、寮生の一人から慰安婦体験を告白された。その悲惨な体験に涙した牧師は、施設内の小高い丘に「噫従軍慰安婦」と刻んだ石碑を建立した。この碑は戦争遺跡ではないが、戦争が如何に非人間的なものであるかを示している。私はこのツアーで、戦争を否定した憲法九条の意義を再認識した。


■蜷川・・さん

今回の見学会で一番印象に残りショックだったのは「かにた婦人の村」です。戦争は人間を狂気にさせ、弱い者に非人間的な仕打ちをするものだと痛感しました。そんな中でも、深津牧師のような存在があり、その遺志を継いだ娘さんや愛沢さんたちがいらしゃるのですね。厳粛に感動しました。

この見学会で得たものを「日本の青空」上映活動、世界九条会議、「幸町九条の会つくり準備活動」に生かしていきたい。

080322美浜九条のひろば*小宮るみ子さま

貴重な〝学びの場〟をありがとうございました。〝戦跡=過去を知る〟という単純な認識は取り払われ、〝世界への発信地〟という大きな希望と勇気を与えていただきました。愛沢先生をはじめ、皆さんのお力は大きいですね。

桜ふぶきが〝いざやいざや〟と招いてくれます。昨日は25名で宴を楽しみました。今朝、同じ講演に立ち寄りましたところ、ご近所の方から

「館山の戦跡へ行きたいがどう連絡をとったらよいか」

と尋ねられました。早朝、夫と散歩をするとき、「九条のひろば」通信を会員外の方に配布したので、もうご覧になったようでした。

9条世界会議も目前に迫りました。地元としましては、当日の案内役など引き受け、実行委員会も忙しくなっています。

機会ありましたら、またお目にかかりたいと思っています。

080322美浜九条のひろば*河合俊浩さま

私は3月22日に千葉市から御地に見学に伺った20名のうちのひとりです。その節はいろいろとお世話になり、本当にありがとうございました。まことに充実した時間を過ごすことができました。

古くから遭難者の救助などを通して隣国との交流があったこともはじめて知り、感動いたしました。館山の皆様が、そうした歴史と戦争のことを伝えるために活動されているご様子に接して、胸の熱くなる思いでした。ぜひこれからもお元気で活動を続けられることを願っております。

いま、これを欠いている部屋の出窓に、いただいた花がいくつもきれいに咲いております。どうぞ皆様によろしくお伝えくださいます様お願い申し上げます。同封のものはわずかですが、活動に役立てていただければ幸いと存じます。

【参考】ブログ世の中ななめ読み

080308千葉大学大学院生【食文化ツアー】*関根豊さま

3/8(土)にツアー見学・お話をうかがわせていただいた、

千葉大学大学院人文社会科学研究科の関根豊です。


先日はお忙しい中貴重なお話をうかがわせていただき、大変ありがとうございました。

拝聴させていただいたお話を参考に、今後とも県内の食文化や安房地方の歴史、

地域に根ざしたまちづくり事業などを勉強していきたいと考えております。

調査を進めていく中でまたお話をうかがわせていただく機会もあるかと存じますが、

その際にはぜひよろしくお願いいたします。


このたびは誠にありがとうございました。

080308千葉大学国際教育センター教授【食文化ツアー】*和田健さま

その節は貴重な時間を賜り、館山に関わるさまざまな知見をご教示いただきまして、

大変ありがとうございました。大学院生5名ともども深く学ぶ機会を得ることができました。

心よりお礼申し上げます。


また生協様との食文化ツアー企画にも、突然ではございましたが、参加させていただくことができ、

改めて地で採れるものの魅力を感じることができました。

メメや浜大根などは学生たちにとっては非常に興味深く感じたようで、

当方も知らぬことが多く、大変勉強になりました。


館山中村屋の由来、また平本先生もご紹介くださり、私どもにとっては予想以上の収穫を得ることができました。

今後学生たちと勉強会をした上で、改めて館山に伺いたく考えております。

その節はどうぞよろしくお願い申し上げます。

まずは略儀ながら、お礼申し上げますとともに貴組織のご発展を祈念申し上げます。

取り急ぎ、メールで恐縮ですが、学生たちともども代表してご挨拶申し上げました。

080220千葉県立安房高校1年生の皆さま

地元の高校生が初めて遠足で戦跡見学を実施されました。

参加は生徒266名、教員17名、NPOガイドスタッフ44名。

コースは、北条海岸〜赤山地下壕〜掩体壕〜八犬伝博物館〜北下台〜安房博物館。

マラソン大会の翌日とあって、生徒諸君には強行軍だったようですが、

感想を見ると、なかなか、嬉しく頼もしい意見がありました。


・ 館山の歴史を身近に感じられた。

・ 知らない館山を知ることができた。

・ 市内に住んでいるけど、知らないことが沢山あった。

・ ガイドさんの説明があったのでよかった。

・ もっと戦争遺跡について知りたいと思った。

・ 地下壕がすごいと思った。

・ 城山の梅が見頃だった。

・ 館山や里見氏の歴史について学べてよかった。

・ 八犬伝について興味をもった。

・ ガイドの方の丁寧な説明で、館山の歴史について学べてよかった。

・ 他の地域の人たちにも、戦争遺跡や館山の歴史について、もっと知ってもらうべきだと思った。

・ 他の戦争遺跡も見学したいと思った。

・ 安房博物館は久しぶりに行けてよかった。

・ 多くのガイドさんの協力で成り立っていると思った。

・ 戦争遺跡が日常生活に溶け込んでいた。

・ 館山を知るこのような機会があったら参加したい。

・ クラスの人たちと一緒に行けて雰囲気がよくなった。

・ 小学校・中学校で行ったことがあった。

・ もう少し自由時間がほしかった。

・ あわただしかった。

・ 安房博物館での見学時間が短い。

・ 八犬伝博物館でもっとゆっくりと説明を聞きたかった。

・ マラソン大会の後できつかった。

・ コースで危ないところがあった。

・ 城山の登りがきつかった。

080206袖ヶ浦市母子保健・食生活改善推進員*田島典子さま

昨日お世話になりました。

特に赤山では丁寧なガイドにすっかり印象が変わり、

今まで何度となく訪れていた館山市が別の地域のように感じられました。

戦時下の誰もが極端に人権を奪われていた極限の時代に、

以前から少なからず興味がありました。

そして次にくるだろう本土決戦に備えて松代より着手が早かった防空壕が、

千葉県にあったと言うこともそれが封印されていたということが驚きでした。

もっと知りたい、知っているべき封印された事実を知りたいと思いました。


今日は市の男女共同参画推進員の会議があり、

以前「かにた婦人の村」については話してくれた友人と、

機会がありましたらゆっくりと館山市を訪れてみたいと話しました。

取り敢えず、お礼方々次の出会いを楽しみにしておりますことを、

お伝えしたかったです。ありがとうございました。

071117雇用労千葉支部成田校分会*藤武秀司さま

先日開催いたしました当組合支部の反戦・平和学習会では、

お忙しい中、私どものために貴重なお時間を割いていただき

大変ありがとうございました。

幸運にも参加できた組合員は非常に有意義な学習会であったと満足しておりました。

また参加できなかった組合員の中にも是非とも次回は参加したいと申す者までおりました。

何れに致しましても今後も引き続きこのような活動を実施する予定ですので、

その折にはよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、バスに同行していただきましたガイドの方

(お名前がわからず申し訳ありません)にも何卒よろしくお伝えくださいますよう、

重ね重ねお願いいたします。

以上、まずは取り急ぎ御礼まで。

071103千葉高等学校教員組合船橋支部(書記長)*小鳥吉夫さま

おかげさまで充実した時間が送れました。はじめて聞くことと見るもので大変興味深かったです。また、単なる戦争遺跡の紹介保存だけでなく、館山の街おこしや市民交流も伺えて、NPO活動の実際も知ることができました。午後から「赤山地下壕」と「かにた婦人の村」は、お二人のガイドの絶妙なコンビネーションで、無理な予定にもかかわらず、テンポよく案内していただけました。誠にありがとうございました。

いままで、館山の日帰りは船橋からはハードになるので、実行したことがありません。高速道については議論のあるところでしょうが、今回は利用させていただきました。まだ47カ所中2カ所しか案内されていないそうです。またの機会によろしくお願いいたします。帰りは予想通りラッシュで5時までつけませんでしたが、皆様納得していました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

071015映画『赤い鯨と白い蛇』ロケ地ツアー*堀美和子さま

先日のモニターツアーでは大変お世話になりました。

貴重な場所をご案内いただき、感謝するとともに、何を残しどう伝えていくか、

また今我々はどう生きていくことが求められるのであろうか考えさせられたツアーでした。


85歳になる親戚(現存、祖母同士が姉妹関係で、その息子のため、父同士が親戚)が

この館山で訓練を受けておりました。

海軍航空隊の第一飛行隊所属時に陸戦講習に参加の命があり、参加したようです。

訓練後の20年4月には海軍本省軍令部2部3課に配属されていました。

本人健在なので、当時の様子は聞いてみようと思います。


といったことで少し身近な場所でした。

池田さんをはじめ、皆様の活動は心から応援しております。

また館山に訪問する際にはご連絡いたします。