メディア報道

【房日】110114*保健推進員が研修会

保険推進員が研修会

身近な歴史や文化学ぶ

(房日2011.1.14付)

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館山市保健推進協議会はこのほど、市民の健康づくりに関する身近な相談相手となる保険推進員を対象に、地域再発見をテーマにした研修会を、同市コミュニティセンターで開いた。

「館山の自然・歴史・文化について知り、より地域に溶け込んだ活動につなげる」ことが狙い。

第9期推進員145人が参加。NPO法人安房文化遺産フォーラムの池田恵美子さんによる「まだまだある!おらがまち再発見」と題した講演に耳を傾けた。

「東京から遠い静かな土地と思っていたが、戦争の軍事拠点だったり、転地療養の地であったりと、歴史ある土地だったのですね」「まさに館山の再発見をした気分。知人に話したり、案内したりの楽しみが増えました」と推進員たち。

事務局の市健康課では「保険推進員の任期は3年で、来年4月からは第10期へとバトンタッチされる。今後も推進員が楽しく活動できるような内容で研修会を企画していきたい」と話している。

【韓国ハンギョレ新聞】100819日中韓青少年キャンプ

2010年8月4〜9日に、第9回日中韓青少年キャンプin安房が開かれ、

三国から160名の若者が集い、フィールドワークと熱い討論を交わしました。

⇒参照:Blog安房国再発見http://ameblo.jp/awabunka1/theme-10025918716.html

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このたび、韓国ハンギョレ新聞に紹介されました。

印刷用PDFは最下段の添付ファイル参照 ↓↓

=⇒翻訳は黄色の吹き出しにカーソルを合わせてください。

【房日】100730*池田匠君、タカラガイ図鑑に

小6が地元で集めた宝物
館山の池田匠君
宝貝をオリジナル図鑑を

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館山市長須賀の池田匠君(11)=北条小6年=が、同市を中心とした海岸で拾い集めたタカラガイのコレクションをまとめたガイドブック『館山のタカラガイ図鑑』を発行した。南房総で見つけることが可能なおよそ50種類のうち36種類を掲載。「この図鑑を手に収拾を楽しんでもらえれば」と池田君。

丸みを帯びた卵のような形状が特徴のタカラガイ。池田君が魅せられたのは、小学2年生の時に参加したイベントがきっかけ。海辺で活動するNPOや収集家から「タカラガイの形から貝という漢字ができたことや、世界で200種類があり館山周辺では50種類ほどが拾える」ことを教えてもらい「ワクワクして興味がわいた」。

そして父の保之さんら家族の協力で本格的な収拾活動をスタート。一時は、週末になると市内から南房総一帯の海岸に足を運び、夢中になって海岸に打ち上げられたタカラガイを探し歩いたという。

これまで集めたコレクションは36種類。中には巻貝のような形態が現れた、収拾マニア垂涎の貴重な変型フリークもある。北条小が実践している「マイプラン」と呼ばれる個人の自由研究でもテーマにしており、今でも自他ともに認める立派なタカラガイコレクターだ。

そんな池田君が不便に思っていたのが、ガイドブックがないこと。「世界中のタカラガイを紹介する本格的な図鑑ではなく、持ち運びができて、館山周辺の種類は一目でわかるものがあれば」と考えた。

◇NPOがガイドブックに仕上げる

インターネットのアルバム作成サイトを使い、全コレクションをまとめて、全20冊をつくってみたところ、コレクターやNPO法jん安房文化遺産フォーラムが高く評価。同NPOが版権を譲り受け、ローカルなガイドブックに仕上げた。

「集めたタカラガイは僕の宝物。出版してもらい小学校生活の記念になった。海岸でこの図鑑を持った人と会えたらうれしいです」と池田君。

「今度は生きたタカラガイの飼育や違う種類の貝の収拾にも挑戦しようかな」と夢を膨らませている。

A6判、64ページのポケットサイズ。カラー写真と簡単な解説で36種類のタカラガイと2つの変形フリーク、そのほかの貝やイルカの耳骨の化石なども紹介している。600円で宮沢書店と松田屋書店で販売。

(房日新聞2010.7.30付)

 

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【房日】100729*安房地方公民館連携講座

赤山地下壕や四面石塔見学

安房地方公民館連協講座に市民70人

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安房地方公民館連絡協議会の講座「見たり聞いたり安房の国」が24日午前10時から館山市コミュニティセンターでスタートした。3市1町の公民館が連携し、年間を通し全4回で開催する講座。1回目のテーマは「館山市の戦争遺跡とハングル『四面石塔』」で、70人が参加した。

NPO安房文化遺産フォーラム事務局長の池田恵美子氏が講師となった。午前の座学では、池田氏が市内にある赤山地下壕跡や大巌院の四面石塔などについて開設した。

午後からは2班に分かれて見学し、大巌心では、石川龍雄住職が寺の成り立ちや文化財などを紹介。赤山では文化遺産フォーラムのメンバーが地下壕を歩いて説明し、参加者は興味深げに見入っていた。

鋸南町から参加した男性は、「地元のことでさえ興味なければ知らない。ましてや館山だと初めて知ったことばかりで良かった」と話した。

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(房日新聞2010.7.29付)

【房日】100722*赤山地下壕に大型バス駐車場完成

赤山地下壕の駐車場完成

大型バスのスペースも

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館山市の戦争遺跡「館山海軍航空隊赤山地下壕跡(通称・赤山地下壕跡)」の見学者用に、同市が今年3月から整備を進めていた駐車場が完成、供用を開始した。要望が多かった大型バス用の枠も確保しており、「学習旅行やツアーなどでの見学者増につなげたい」と同市。

赤山地下壕跡は、全長約1・6㌔と全国的にみても大規模な防空壕で、市の史跡にも指定されている。平成16年4月から一部を公開しており、年間1万5000人前後、昨年は個人と団体合わせて1万7000人余りが見学に足を運んでいる。

マイカーなどの見学者については、これまで豊津ホールの駐車場を提供していたが、十分な広さとはいえず、大型バスをとめる余裕も無し。地下壕の認知度が高まり団体の見学者が増加する中、専用駐車場の整備が求められていた。

完成した駐車場は、ホール東側にあった高台の駐車スペースを改良して広げたもの。土手を切り取り約1000平方㍍の平地を造成、アスファルト舗装を施して、乗用車18台分、大型バス2台分の駐車枠を設けた。

また、駐車場から地下壕入り口まで、約120㍍のアプローチ道の所どころにあった未舗装部分も、「雨天時には、ぬかるんで足元が悪い」などと不評だったことから、アスファルト舗装で解消した。

総工費は約2140万円で、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した。今後、市では案内看板なども設置していく予定。

【写真説明】大型バスのスペースも設けた駐車場=館山

(房日新聞2010.7.22付)

【房日】100720=「桜花」基地跡で専門家調査

「類例のない貴重な遺跡」
南房総「桜花」基地跡で専門家
市民団体が調査

(房日新聞 2010.7.20.付)

南房総市の市民グループ「南房総・平和をつくる会」(八木直樹代表)が18,19の両日、文化財保存の専門家である十菱駿武・山梨学院大学教授(考古学)を招き、同市下滝田にある旧海軍の航空特攻兵器「桜花」基地跡の測量調査を実施した。
同会が目指す、基地跡の文化財指定に向けた、第一歩となる作業。今年3月に一部崩落が確認されたコンクリート製カタパルト(発射台)の、持ち土部分などの緊急補修も合わせて行った。
同会ではこれまで、現地を保存する目的で定期的に草刈り作業を行ってきたほか、カタパルト部分の簡単な測量を実施。今回は ①カタパルト部分をより詳細に記録した20分の1縮尺の図面づくり ②格納庫跡があるとみられる周辺部分を含めた、100分の1の測量図作成-に取り組んだ。
作業に先立ち、十菱教授は18日午後、滝田公民館で「戦争遺跡を考古学からみる」と題して約1時間講義。同教授がこれまでかかわってきた長野県南アルプス市の「ロタコ(御勅使河原飛行場)」跡の調査事例などを紹介しつつ、「戦争遺跡は全国で250か所で、数は決して多くない。適切な調査を行い、(戦争)体験者の記録もできるだけ早く行っていくことが必要」と指摘した。
また下滝田基地跡の遺構については「カタパルトに開いている穴には縦方向の枕木が入り、その上で横の枕木と鋼鉄製のレールが敷かれたと考えられる」と説明。「類例がない貴重な遺跡で、資料さえ調えば文化財となる十分な資格がある」とじゃたった。

 

【房日】100708*日中韓の中高生らが歴史キャンプ

(房日新聞2010.7.8付)

日中韓の中高生ら8月に歴史キャンプ

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日中韓3か国の中・高校生らが過去の歴史と向き合い、これからの平和と交流を考える「日中韓青少年歴史体験キャンプ」が、8月に館山市と南房総市を舞台に開かれることになった。キャンプを主催する同実行委員会とNPO法人安房文化遺産フォーラムでは、参加者を募っている。

キャンプは8月4日から9日まで、南房総市富浦町の大房岬少年自然の家を宿舎に行なわれ、中国、韓国からは50人ずつが参加する予定。

計画では、安房の戦跡学習や、安房地域における中国、韓国との交流や歴史を巡るフィールドワーク、東アジアの歴史に関する講演、3か国代表による討論などのほか、スポーツ大会、キャンプファイアーを行なう。

募集しているのは、中学生・高校生合わせて40人、大学生10人で定員になり次第締め切る。費用は3万3000円。

希望者は所定の申込用紙に必要事項を記入し、ファクスで送る。送り先は安房文化遺産フォーラムへ。締切は20日。

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【沖縄タイムス】100620_パネリスト5人の発言要旨

第14回戦争遺跡全国シンポジウム沖縄南風原大会

(沖縄タイムス2010.6.20付)

 

十菱駿武氏(戦争遺跡保存全国ネットワーク代表)
「平和ガイドが重要」

吉濱忍氏:(沖国大教授)
「足元の戦跡認識を」

大城和喜氏(前南風原文化センター館長)
「負の歴史を伝える」

北原高子氏(松代大本営の保存をすすめる会事務局長)
「目的が全く違う壕」

愛沢伸雄氏(安房文化遺産フォーラム代表)
「地域ごど博物館へ」