2024年11月9日(土)
館山市の浄土宗大巌院にある「四面石塔」(千葉県指定有形文化財)は1624年に建てられ、和風漢字・中国篆字・印度梵字・朝鮮の古いハングルで「南無阿弥陀仏」と彫られています。豊臣秀吉の朝鮮侵略にかかわり、平和祈願をこめた供養塔と思われます。400年前の先人に思いを馳せ、東アジア世界の善隣友好と市民の誇りを育みましょう!
午前はステンドグラスの美しい本堂で朝鮮民謡を楽しみ、午後は歴史シンポジウムを開催します。
館山市の浄土宗大巌院にある「四面石塔」(千葉県指定有形文化財)は1624年に建てられ、和風漢字・中国篆字・印度梵字・朝鮮の古いハングルで「南無阿弥陀仏」と彫られています。豊臣秀吉の朝鮮侵略にかかわり、平和祈願をこめた供養塔と思われます。400年前の先人に思いを馳せ、東アジア世界の善隣友好と市民の誇りを育みましょう!
午前はステンドグラスの美しい本堂で朝鮮民謡を楽しみ、午後は歴史シンポジウムを開催します。
第11回日中韓青少年歴史体験キャンプが、中国の大連で開かれます。
日時 2012年7月25日(水)~30日(月)
定員 中・高生 各国40人
参加費 中高生 30,000円 スタッフ42,000円(現地での宿泊・移動・食費)
申 込 6月末〆切 2012日中韓青少年歴史体験キャンプ.pdf
主催 〔日本〕第11回日中韓青少年歴史体験キャンプ実行委員会
事務局:子どもと教科書全国ネット21
〔中国〕中国社会科学院近代史研究所、中国社会科学文献出版社
〔韓国〕アジアの平和と歴史教育連帯
⇒ 【参考】 第9回日中韓青少年歴史体験キャンプin南房総レポート
(房日新聞2005年8月3日付)
韓国浦項(ポハン)市の子どもたちを招き、日韓両国の子ども同士の交流を図る「たてやま日韓子ども交流事業」が3泊4日の日程で行われた。韓国・浦項製鉄西初等学校の児童20人と引率教師ら総勢24人が館山市を訪れ、ホームステイをしながら地元の小学生15人と一緒に、同市の自然や歴史を学ぶ体験交流や音楽交流などを通じて、友情の輪を広げた。
日韓交流の歴史研究をすすめてきたNPO法人南房総文化財・戦跡フォーラム(愛沢伸雄理事長)を発起人とする同実行委員会が、日韓国交正常化40周年となる今年、日韓友情年2005」認定記念事業の一環として規格。日韓教育実践研究会顧問の石渡延男氏が同校との仲介役を務め、日韓両国の子ども同士の交流が実現した。
来日初日には、市内ホテルで歓迎パーティが行われ、舞踏家の里見香華さんの愛弟子である秋山琴美さん(小1)、高山采子さん(小6)、柴山歩美さん(中1)の3人が「荒城の月」などの日舞を披露。また、辻田実館山市長からは、来日した子どもたち1人ひとりに友好市民証が贈られた。
2日目は「ふるさと歴史探検」と銘打ち、うちわ製造業の丸山忠弘さんの指導で、房州うちわづくりを体験。韓国の子どもたちは慣れない手つきながらも1時間半程かけてどうにか完成。「難しかったけれど、いいお土産ができた」と満足した様子だった。
その後、城山山頂で地元の小学生と合流、「アンニョンハセヨ」「こんにちは」と双方の母国語であいさつを交わした後、手作り甲冑の試着体験や、茶室で茶道の手ほどきを受けた。午後からは、赤山地下壕跡や大巌院に建立されている、ハングルなど4か国後で「南無阿弥陀仏」と刻まれた「四面石塔」を見学。境内で両国の子どもたちの意見交換会が行われ、通訳を交えながら「お互いのことをもっと知ることが大切」「お互いの国の歴史や文化をもっと学びたくなった」などと意見を交わした。
実質最終日となる3日目は、NPO法人たてやま・海辺の鑑定団(竹内聖一理事長)の案内で、沖ノ島を探検。島内の植物観察やビーチコーミング、タカラガイのストラップづくりを体験した。
午後からは館山白百合学園に会場を移しての音楽交流。同学園の卒業生らで編成する白百合合奏団による太鼓の演奏で韓国の子どもたちを出迎えると、民族衣装をまとった韓国の子どもたちは、この日のために1か月練習してきたという韓国舞踊を披露。また、両国の子どもたち全員で舞台に立ち、「レッツゴー沖ノ島」を歌い上げた。
フィナーレでは、同実行委員でユネスコ保育園長の本多馨氏の音頭で、ユネスコで提唱されている「わたしの平和宣言」を全員で朗読。ユネスコ平和の鐘を鳴らしながら、両国の平和と子どもたちの末永い交流を誓い合った。
(千葉日報2005.7.29付)
韓国の小学生20人が館山市を訪問、市内の小学生15十五人と、市内大網の大巌院に残るハングル文字の記された四面石塔見学などで交流を深めた。「たてやま日韓子ども交流事業」としてNPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラムが主催、館山市などの後援事業。
児童たちは浦項市の浦項製鉄西初等学校の4・5年生。
26日夕、引率の教師と共に館山市に到着した。
27日は船形地区でうちわ店を営む丸山忠弘さん(66)の指導で房州うちわの製作を学んだ後、城山公園内の茶室で館山市の児童たちが合流、館山の児童が「アンニョンハセヨ」、韓国の児童が「こんにちは」とあいさつ、甲冑(かっちゅう)の試着、茶道と日本文化を体験した。
午後からは大巌院で一六二四の江戸時代の初期建立の四面石塔を見学。塔の四面に漢字二書体、梵字、ハングル文字でそれぞれ「南無阿弥陀仏」と記されており、同NPOの愛沢伸雄理事長は「建立の理由は分かっていないが、豊臣秀吉の時代に連れられて来た朝鮮の人々の供養の意味があるとも考えられる」と説明し、子どもたちに平和の意義を問いかけていた。
児童らはきょう29日に館山市を後にする。