【千葉日報】100401*エコウォーク富崎
南房漁村の雰囲気満喫たてやまエコウォーク盛況
青木繁没後100年を記念
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南房の自然や文化、人情に触れながら散策する「たてやまエコウォーク」が館山市の平砂浦、布良、相浜地区で催された。県内のみならず、都内や横浜市などから34人が参加し、漁村の雰囲気を満喫した。
今回のエコウォークは、「海の幸」などで有名な明治期の洋画家、青木繁が滞在し「海の幸」を描いた市文化財にもなっている同市布良の小谷家住宅を巡った。ガイドを務めたNPO安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄理事長)は「青木繁没後100年事業のキックオフにしたい」と話す。今回の参加費の一部は小谷家の修繕・保存費として寄付された。
昼食に立ち寄った相浜では相浜漁協(天野光男組合長)が浜揚げ解禁直後の伊勢エビを用意し、サザエなどと海鮮バーベキュー。参加者らは「味付けなしでおいしい」と舌鼓を打った。例祭に当たっていた相浜神社では、伝統のおはやしに拍手を送った。
エコウォークは、地域のガイドと一緒に歩き、通常の旅行では見落としてしまいがちな文化や特徴を発見する「歩いて楽しむエコツーリズム」運動の一環で、日本エコウォーク環境貢献推進機構が進めている。館山市では市内のNPOや各種施設などが「たてやまエコツーリズム協議会」を結成して8コースを設定、普及に努めている。
(千葉日報2010.4.1)