【房日】220924_安房母親大会~前川喜平氏が講演
(房日新聞 2022.9.24付)
10月10日に安房母親大会
前川喜平氏が講演 館山
第28回安房地域母親大会が10月10日、南総文化ホール小ホールを会場に開催される。「教育の今、子どもの未来を考えよう!」をテーマに、元文部科学事務次官で現代教育行政研究会代表の前川喜平氏の講演の他、トークセッションなどが予定されている。入場無料で資料代500円。定員200人。予約優先で来場を呼び掛けている。
コロナ禍も3年目を迎え、休校やオンライン授業で子どもたちを取り巻く教育環境も大きく変化する中、子どもたちの置かれている現状を知り、子どもたちの未来に向けて私たちができることは何かを考える機会にしようという。
講演する前川氏は、2017年に文科省を退官し、現在は現代教育行政研究会代表を務めるとともに、自主夜間中学のスタッフとして活動。主な著書に「コロナ期の学校と教育政策」「日本の教育、どうしてこうなった?総点検・閉塞30年の教育政策」などがある。
大会は2部制で午後1時半~4時。1部では前川氏の講演、2部では千葉大学附属小学校の中谷佳子氏による教育現場の報告、2人のトークセッションが予定されている。
申し込みは、専用フォームか実行委員会の山口さん(090―5434―1535)か関さん(090―5762―5956)へ。
(房日新聞 寄稿 2022.9.24付)
安房地域母親大会へのお誘い
教育の今、子どもの未来を考えよう!
実行委員長 小林道子
「生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」をスローガンに、10月10日、第28回安房地域母親大会を開催いたします。
コロナ禍3年目となり、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わりました。大人の働き方も変わり、仕事が減ったり、リモート会議が増えたり、家にいることが多くなるなど、家庭の様子も変わりました。
学校生活では、休校やオンライン授業など、今までにない状況が起きました。パソコンやゲームの時間が増える一方、友達との会話や遊びも制限されるなど、子ども時代に必要な経験が少なくなり、社会性の発達不全も危惧されています。
さらに連日、ウクライナ戦禍の報道で、尊い人命や暮らしが失われている映像を見せられ、大人も子どもも心を痛めて、強い不安を抱いています。今こそ、私たち大人が平和についてしっかりと考えることが求められているのではないでしょうか。
本大会では、元文部科学事務次官の前川喜平さんをお迎えし、「教育の今、子どもの未来を考えよう!」というテーマで講演して頂きます。前川さんは、宮城県教育委員会行政課長やユネスコ常駐代表部一等書記官をはじめ、文部科学審議官などを歴任されました。最近では、旧統一協会の名称変更に関する問題について国会で証言するなど、憲法遵守の官僚の矜持を貫いています。
現在は「現代教育行政研究会」の代表であり、自主夜間中学のスタッフとしても活動しています。著書には『コロナ期の学校と教育政策』『これからの日本、これからの教育』などがあり、精力的な執筆活動に取り組んでいます。
幕間には、房州弁で日本国憲法を親しみやすく伝えるコーナーもあります。第二部では、教育現場の実情について、千葉大学教育学部附属小学校教諭の中谷佳子さんから、コロナ禍の苦労や工夫などをご報告いただきます。その後、会場からの質問を踏まえて、前川さんと中谷さんのトークセッションも予定しています。
母親大会の原点には、「子ども達に、より良い未来を手渡したい」という願いがあります。子どもたちが生き生きと学習したり遊んだりする経験から、「またあした!」と友達と言い合えるような日常を取り戻すために、私たちのできることは何かを、ともに考えていきたいと思います。
10月10日の1時半より南総文化ホールで開催します。参加費無料ですが、資料代500円の協力をお願いいたします。老若男女だれでも参加できますが、感染対策のため、で事前申込制とします。すでに残席はわずかですので、お断りする場合もあることをご了承ください。
申込は、電話090-5434-1535山口、090-5762-5956関まで。