【房日】141206*偉大な先人の生き方学ぶ〜渋沢栄一・福原有信

偉大な先人の生き方学ぶ

渋沢栄一と福原有信、まちづくり講座

(房日新聞2014.12.6付)

NPO法人安房文化フォーラムは、明治に活躍した館山ゆかりの人々をシリーズで紹介する「ヘリテージまちづくり講座」の第2弾を、明日7日に開催する。今回は、船形学園に記念碑がある渋沢栄一と資生堂創業者の福原有信の2人を取り上げ、見学会と講演会を行う。

渋沢は、明治から大正にかけて500件近い銀行や企業の設立に関わり明治27年には豊津村(館山市)に日本水産会社を大倉喜八郎とともに設立した。教育や救善事業にも尽くし、同42年には船形町(同)に虚弱児の転地療養施設として東京養育院安房分院を開設、自ら初代院長として傷害のライフワークとした。同院はその後、船形学園として都が運営している。

一方、松岡村(同)出身の福原は、日本で初の西洋調剤薬局・銀座資生堂や帝国生命(現朝日生命)、安房銀行(現千葉銀行)を創業。長女は館山病院の初代院長の川名博夫に嫁ぎ、その妹は渋沢家の二男に嫁ぎ、両家は姻戚関係にもある。

見学会は、午前⒑時半に船形学園正門前に集合して記念碑などを見学。講演会は、渋沢史料館の井上潤館長を招き、午後1時半から3時半まで、館山商工会館で開く。

参加無料で多くの来場を呼び掛けている。問い合わせは、事務局(090-6479-3498)まで。