120324「慰安婦」問題とジェンダー平等ニュース
「館山にこんな顔があったのか」、今回のフィールドワークに参加して、まず率直な感想でした。白浜の海岸や観光の町というイメージから、館山の歴史や懐の深い地域性や人間性を知り、館山という町が近しく好ましく感じられるようになりました。
「かにた婦人の村」が売春防止法の制定とともに作られた施設だということも初めて知り、施設を作り運営するために全身全霊を傾けて努力された深津牧師、その志しをついで現在まで施設を守る天羽施設長をはじめとする、多くの人たちの善意が施設を支え、発展させてきたのだということを知り、深く感動しました。城田さんという入所者の切実な願いに応えるために、建設された「噫従軍慰安婦の碑」は施設の小高い山の頂上に建立され、「従軍慰安婦」という重い過去を抱えて生きてきた女性たちの嘆きや無念を空に向かって、解き放っているように思えました。
(中略)
3月24日(日)のフィールドワークは、熱意が周りを動かしていくことを教えてくれました。企画し、案内してくださった皆さんに心から感謝します。
(町田市・細野龍子)