071118地震や津波についてしらべてみよう!
たてやま・まちなか探検隊
地震や津波についてしらべてみよう!
(自然体験活動〜トム・ソーヤースクール企画)
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■日時=2007年11月18日(日)
■会場=館山市立富崎小学校
(千葉県「学校と地域の防災教育モデル事業」指定校)
第一部=元禄・関東大震災と富崎(写真スライド&講話)
・講師=天野努先生
第二部=地震と津波の傷跡をたずねる(まちなか発見ウォーク)
■参加費=無料
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【元禄大地震】
1703(元禄16)年11月23日(新暦では12月31日)午前2時頃、関東地方南部に大地震と大津波が起こりました。安房地方では地面が隆起して、北条地区の海岸は400mも遠くへ伸びたり、西岬地区では海岸の崖が5mも高くなったりして、地形が変わってしまうほどでした。平砂浦では砂浜が広がり、山の上まで吹き上がる、砂との闘いが始まることになったのです。津波の被害も大きく、富崎地区の相浜では86人が犠牲になりました。流された家は67軒、船は76隻が流されました。相浜の蓮壽院にはその時の犠牲者のための供養塔が建てられています。
【関東大震災】
1923(大正12)年9月1日午前11時58分、関東地方にふたたび大地震が起こりました。町の中はとても大きな被害で、ほとんどの家はつぶれ、大勢の人がけがをしたり亡くなりました。この時も津波が起こりました。洲崎方向からやってきて巴川を逆流し、犬石の巴橋を勢いよく越えていったそうです。富崎地区では津波で70軒の家が流されました。漁船も119隻が流されたり、壊れたりしました。しかし、元禄大地震の時の被害の教訓から、海水が引いた後に津波が来る事を予測できたので、みんなが高台に逃げたおかげで、津波の犠牲になった1人のみでした。