【房日】100722*赤山地下壕に大型バス駐車場完成
赤山地下壕の駐車場完成
大型バスのスペースも
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館山市の戦争遺跡「館山海軍航空隊赤山地下壕跡(通称・赤山地下壕跡)」の見学者用に、同市が今年3月から整備を進めていた駐車場が完成、供用を開始した。要望が多かった大型バス用の枠も確保しており、「学習旅行やツアーなどでの見学者増につなげたい」と同市。
赤山地下壕跡は、全長約1・6㌔と全国的にみても大規模な防空壕で、市の史跡にも指定されている。平成16年4月から一部を公開しており、年間1万5000人前後、昨年は個人と団体合わせて1万7000人余りが見学に足を運んでいる。
マイカーなどの見学者については、これまで豊津ホールの駐車場を提供していたが、十分な広さとはいえず、大型バスをとめる余裕も無し。地下壕の認知度が高まり団体の見学者が増加する中、専用駐車場の整備が求められていた。
完成した駐車場は、ホール東側にあった高台の駐車スペースを改良して広げたもの。土手を切り取り約1000平方㍍の平地を造成、アスファルト舗装を施して、乗用車18台分、大型バス2台分の駐車枠を設けた。
また、駐車場から地下壕入り口まで、約120㍍のアプローチ道の所どころにあった未舗装部分も、「雨天時には、ぬかるんで足元が悪い」などと不評だったことから、アスファルト舗装で解消した。
総工費は約2140万円で、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した。今後、市では案内看板なども設置していく予定。
【写真説明】大型バスのスペースも設けた駐車場=館山
(房日新聞2010.7.22付)