【房日】100115日中韓青少年キャンプ安房で開催
日中韓3国青少年キャンプ安房で開催
150人が交流・討論
8月4日-9日、共通の歴史認識探る
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夏休みの機会に日本、中国、韓国の中・高・大学生150人が一堂に集い、歴史学習や文化・スポーツ交流を行なう「日中韓3国青少年歴史キャンプ」が8月4日から9日の6日間、安房地域を舞台に開催されることが決まった。
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一行は、南房総市富浦町の大房岬少年自然の家に宿泊。館山市などに残る安房の戦跡や南房総市千倉町の日中友好の碑、鴨川市の大山千枚田などを訪れる。日本側の実行委員会事務局の大八木賢治さんは「開催地となる安房地域の若者に、多く参加してもらいたい」と話している。
同キャンプは2002年に始まり、今年で9回目。昨年は韓国・南海郡(中止)、一昨年は中国・南京で開催された。
3か国それぞれの歴史教育の隔たりを埋め、平和学習をともに行なうことで共通の歴史認識を模索することが主要な狙い。日本は同キャンプ実行委員会とNPO法人安房文化遺産フォーラム、中国は社会科学院などの政府機関、韓国は「アジアの平和と歴史教育連体」が主催する。
プログラム案によると、キャンプは8月4日、南房総市富山公民館での開会式でスタート。5日は館山市の赤山地下壕や米軍上陸地など安房の戦跡、6日は四面石塔のある館山市の大巌院、済州島出身の海女の墓地がある鴨川市の長興院などを訪問。安房における戦争の歴史と、他国との友好、交流の歴史の双方を学習していく。
夜は3か国の青少年が語り合う、討論の時間が連日組まれる。「日本の夜」「韓国の夜」「中国の夜」と銘打って、それぞれの文化への理解を深めるほか、スポーツやバーベキュー、キャンプファイアを通じて交流。国境を越えた同世代の友情を深めていく。
日本の参加者は中高生40人、大学生10人以内で、参加費は1人3万円を予定している。
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