090211松戸人権擁護委員協議会*野村義さま
拝啓 この度は中身の濃い素晴らしい研修を
させて頂き、ありがとうございました。
あの地下壕群を見るにつけ、もし本土決戦に
なっていたら…と、ゾッとする思いがしましたし、
館山に上陸した米軍による4日間の直接軍政が
敷かれ、戦後日本の占領政策が始まった等と
いうことも、初めて知ることができました。
中でも私にとって心打たれたのは、天羽道子理事長
さんがご説明下さった「かにた婦人の村」と
あの山頂近く、天に向かって尖り立つ「噫従軍慰安婦」の
石碑でした。まさに未だ癒されることのない、
石の叫びを聴く思いが致しました。
そして深津文雄牧師さんの「底点の人々」という
言葉の持つ重さも、改めて深く考えさせられました。
帰ってきてすぐに、『あわがいど①』と愛沢先生の
『足もとの地域から世界を見る』をじっくり読ませて頂き、
貴NPO法人安房文化遺産フォーラムの「平和・人権・共生・交流」
への熱い思いを感じとることができました。
私は教員を退職し、その後公民館(青少年会館も含む)に
社会教育指導員として関らせて頂いた関係もあって、
貴フォーラムの活動には、ことの他、力と勇気を
与えて頂いた思いがします。
先日も市立松戸高校で、北タイ山岳民族の子どもたちを
支援している生徒達の報告会があり、その場でも、
館山での私の研修したことを、「石の叫び」を中心に
話してあげました。
本当にこの度は、素晴らしい本物の研修をさせて頂き、
感謝しています。安房は大好きで、年に1〜2度は
お邪魔しています。貴フォーラムのいいイベントが
ありましたら、是日参加させて下さい。
どうぞ今後とも宜しくご指導の程、お願い致します。
ありがとうございました。 敬具