【房日】260107_「大神宮の森」を未来に 活動団体の代表者が館山市に書籍を寄贈
「大神宮の森」を未来に 活動団体の代表者が館山市に書籍を寄贈
館山市大神宮にある豊かな森を未来につなぐため「安房大神宮の森コモンプロジェクト」の活動を展開する、一般社団法人地球守・有機土木協会代表理事の高田宏臣さん(56)が、同プロジェクトを紹介している二つの新刊本を館山市に寄贈した。
プロジェクトでは、開発から守るために55ヘクタールの森を取得。コモン(共有財産)として、古道や水場、段々畑跡などを整備し、未来に渡す取り組みを続けている。作業は、土中の環境に配慮し、石や木の枝、落ち葉など自然にあるものを使う、伝統的な民間土木に基づいた「有機土木」の工法で進めている。
寄贈したのは、「大神宮の森へ1」(編者・安房大神宮の森コモンプロジェクト、A5判168ページ、税込2750円)、「コモンズの新たな地平 安房大神宮の森から」(高田さん、小倉沙央里さん共著、A4判56ページ、税込2200円)の二つの新刊書籍。いずれも羽鳥書店から刊行された。
「大神宮の森へ1」は、高田さんの他、NPO安房文化遺産フォーラム(館山市)共同代表の愛沢伸雄さん、池田恵美子さんら地元の関係者も執筆。「コモンズの新たな地平」は、高田さんと小倉さんが、米国のマサチューセッツ大学で開催された国際コモンズ学会カンファレンスで共同発表した内容を書籍化した。市図書館、市内の小中学校分として計15冊を贈呈した。
高田さんらが市役所に森正一市長を訪問し、プロジェクトの概要や書籍の内容について説明し、本を手渡した。高田さんは「大神宮の森を地域の貴重な共有財産として未来につなぐ取り組みを、多くの人に知ってもらいたい」と話していた。
(加藤純一)




