お知らせ

220226_調査報告:日米ZOOM交流/Abalone Connection Meeting

明治期に南房総から渡米し、カリフォルニア州モントレー湾域で活躍したアワビ漁師に関わる古文書調査や日米交流を続けています。
古文書の調査を進めていた2019年9月9日、房総半島が台風の直撃を受け、建物が壊滅し、文書が水没しました。古文書を回収し、原状回復させた後、調査を再開したところ、多くの歴史が明らかになりました。
コロナ禍の2022年2月26日、米国側の歴史学者や渡米アワビ漁師にルーツをもつ方たち(三世四世ら)とオンライン報告会で交流。古文書の調査活動から明らかになってきたことなどを情報共有しました。

We have been researching on local abalone divers who went to Monterey, California, USA, for abalone diving business there in the Meiji era.
On September 9, 2019, while we were conducting our research into the ancient documents, the Boso Peninsula was hit directly by a typhoon, destroying buildings and submerging documents. After recovering the documents and restoring them to their original state, we resumed our research, and a lot of history became clear.
On February 26, 2022, during the COVID-19 pandemic, we held an online briefing session with American historians and people with roots in abalone fishermen (3rd and 4th generation, etc.). We shared information on what has become clear from the deciphering of ancient documents.

参加メンバー/Participant

*愛沢伸雄 Nobuo AIZAWA
*鈴木政和 Masakazu SUZUKI
*山口正明 Masaaki YAMAGUCHI
*池田恵美子 Emiko IKEDA
*粕谷智美 Satomi KASUYA
*高橋正和 Masakazu TAKAHASHI
*溝口かおり Kaori MIZOGUCHI
*サンディ・ライドン Sandy LIDON
*アニー・ライドン Annie LYDON
*ティム・トーマス Tim THOMAS
*ミア・コダニ Mia KODANI
*アリエル・ステネック Ariel STENEK
*ラリー・オダ Rally ODA

調査報告の動画/Survey Report Video

日本語レポート:「金澤屋」の古文書調査/Japanese Report
※デジタル資料はクリックでページをめくれます。
フルスクリーンにすればPDF保存や印刷も可能です。

English Report: Research on Old Documents of ‘Kanazawaya’/英語版
※ Digital materials can be turned over with a click.
If you make it full screen, you can save PDF and print.

☆ メディア報道 ⇒ 東京新聞2022.6.1付

論文  ⇒  古文書調査報告書
「明治期に渡米した房総アワビ漁師たちの源流
 ~小谷源之助・仲治郎兄弟と金澤屋の人びと」

房総アワビ移民史

太平洋を渡った房総アワビ漁師と渡米前の資料調査&絵画展

⇒ 印刷用PDF

日時=2022年1月21~31日 12~16時
(休廊=火水木曜)

会場=古民家ギャラリー&スペースMOMO
(南房総市岩糸1093、TEL0470-28-4621)

◎資料調査パネル・写真資料の展示
◎アメリカのアワビや器械式潜水具のヘルメット等の展示
◎ゆかりの画家作品展 ~ 溝口七生:日米交流に貢献
~ 倉田白羊:小谷兄弟の義弟で、大正期に自由画教育を推進
◎ゆかりの映画上映
~日本人初ハリウッド俳優・早川雪洲の出演映画『戦場にかける橋』
千倉出身で、兄は渡米アワビ漁師

 

 

<展示パネル>

【お知らせ】古文書調査のパネル展示&ウォーキング
古文書調査の展示(南房総市文化祭)

日時 11月9日(火)~14日(日) 9時~15時(最終日は14時まで)

場所 三芳農村環境改善センター

*房総アワビ移民研究所として資料展示しています。

明治期に渡米したアワビ漁師たちのリーダー小谷兄弟の弟・仲治郎の旧宅から発見された古文書の解読し調査を深めています。2019年の大型台風で資料は被災し、古文書レスキューを経て調査を再開しました。
その模様は YouTube「館山まるごと博物館」(1’15”~)をご覧ください。

小谷兄弟の実家「金澤屋」の海産物事業、清国貿易や水産伝習所との関わりや、両親(小谷清三郎・たよ)の子どもたちへの教育など、少しずつ明らかになってきたことをパネルにまとめています。

 

ウォーキング「渡米したアワビ漁師のふるさとを訪ねよう」&まちかどミニ博物館見学

PDFチラシ

日時 11月14日(日) 10時30分~12時
    ※南房総市文化祭最終日

集合 七浦診療所駐車場(旧七浦小)

参加費 無料

その他 小雨決行、荒天の場合は中止。

申込・問合せ 090-5812-3663(鈴木)

房日新聞 2021.11.11付

【お知らせ】市民提案型まちづくりチャレンジ事業2020 報告会

南房総市 市民提案型まちづくりチャレンジ事業
2020年度の活動報告会に参加しました。

房総アワビ移民研究所(2事業年目)
「アワビがむすぶ南房総・モントレー民間交流史研究2020」

解体する古民家の襖下張りから 発見した明治期の古文書調査。
台風被災を乗り越え、研究チームを結成して調査再開。
分類・崩し字の判読と入力・データ化・目録作成し、237枚まで完了。

古文書解読から 安房の水産業の姿や 渡米した背景など
地域の歴史が少しずつ明らかになっています。
渡米アワビ漁師のリーダーである小谷源之助・仲治郎兄弟の
実家である海産物問屋「金澤屋」
全国で乾鮑などの技術指導に出向いていたようです。

次年度も引き続き、調査活動を続けていきます!

▼2020年度事業報告