サンタクルス市長の友好宣言
●カリフォルニア州サンタクルス市 市長宣言
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モントレー湾と南房総は、太平洋によって結ばれている同胞である。
モントレー湾と南房総はともに、美しい景観、快適な気候に恵まれていることに加え、地震や津波などの困難も共有している。
モントレー湾と南房総の交流は、100年以上前、七浦村の住民である小谷源之助が太平洋を渡って旅した時に始まった。
1898年、小谷源之助・仲治郎兄弟とアレクサンダー・M・アレンが提携し、東太平洋における初の深海アワピ潜水事業に成功した。
1898年からl940年の間、.南房総のアワビダイバーの商い技術が太平洋を行き来し、それに伴い、日本・アメリカお互いの技術や文化も行き来した。
途中第二次大戦があったか、両者の関係が途切れることはなかつた。
1945年9月3日、アメリカ軍は、南房総の西岸に位置する館山に平和的に上陸した。
両地域の歴史学者は交流を続け、歴史上の関係を再発見し、モントレー湾と南房総の長きに渡る平和的関係を称えるために、2005年9月3日にシンポジウムを開催することを決定した。
このシンポジウムは“太平洋にかかる橋—南房総半島とカリフォルニア・モントレー湾を繋ぐ精神“と題され、”子供たちに平和を手渡そう“にささげられる。
これらのために、サンタクルス市長である私MIKE ROTKINはここに宣言する。2005年9月3日を、サンタクルス市における“南房総・モントレー湾の日“とし、両地域間のl07年にわたる関係の再開を記念する。
また、サンタクルス市民が南房総の人々と協力して、“こどものために”、太平洋、更には世界中の平和を促進していくよう呼びかけていく。
2005年8月25日
市長 MIKE ROTKIN