2019年度_CUFI
◆ご挨拶と感謝の言葉
昨年秋に強大な台風が安房地域を直撃し、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。自然災害の恐ろしさを思い知らされるとともに、皆様の安全と回復をお祈りしております。
そして現在は、新型コロナウイルスの世界的蔓延により、気を緩めることができない状況が続いています。世の中に暗い影を落とし、多くの方が不安や恐れを抱えていますが、世界規模の非常事態をともに乗り越えていくためにも、私たちは前を向かなければなりません。
日本のみなさん、特にNPO安房文化遺産フォーラム、私立安房西高校、安房・平和のための美術展、コーヒー月間協力店舗の皆さんはじめ、多くの方が、CUFI(ウガンダ意識向上協会)を通じて、これまで恵まれないウガンダの子どもたちへ温かい支援をいただいたことに感謝を申し上げます。皆様からの思いやり溢れる友情と愛は、成長する子どもたちの心に深く刻まれ、長く忘れることがないでしょう。
皆様のご尽力により、私たちは多様なプロジェクトを前進させ、達成を実現してきました。皆様からの支援金は、子ども(孤児)たちの教育や生活の支援、そのための移動・運搬にかかわる費用等に使わせていただいています。遠く離れた学校への送迎、授業料の一部補助、食糧支援、保護者との定期面談、学校給食の支援など、多岐にわたります。また孤児や出稼ぎのために親が不在の子どもが多い地域では、日々の暮らしに精一杯で、子どもを取り巻くコミュニティ全体への支援を 継続しています。支援を受けた子どもたちは、成長すると率先して小さい子どもたちの世話をしたり、CUFIの活動を手伝ってくれています。とても頼もしいことです。
ただ、新型コロナウイルスにより、ウガンダでは、他の国と同様にロックダウンの後遺症と厳しい夜間外出の禁止で、多方面で影響をもたらしています。人びとは働きに行くことができず、多くの人が生活の糧を稼ぐ手段を失ってしまいました。貧困が増加し、何より心配なのは、新型コロナウイルスに感染する前に、弱い立場に置かれている子どもや高齢者が飢餓に陥ってしまうことです。私たちは食糧や医療ケアなどが、そういった立場の人々に届くようできる限りの支援に努めています。
私たちのためにしてくださったすべてに感謝いたします。昨年千葉県を襲った大型台風から着実に皆さんが立ち直るとともに、新型コロナウイルスの収束を心より願っています。皆様に神のご加護があるようにと祈念しています。
2020.8.1
CUFI代表
スチュアート・センパラ